劇場公開日 2000年4月29日

「文学的というか詩的な終始不思議な感覚の映画だった」アメリカン・ビューティー 高い坂さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5文学的というか詩的な終始不思議な感覚の映画だった

2025年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

意図的に登場人物全員感情移入できないように狂っていて
さらに雰囲気もずっと何かが起きてしまいそうなミステリーな空気が漂い続ける
欲望と嘘がギリギリのところで渦巻いていたところを、タガが外れてしまったあとは激流のように物事が進む

一番狂っていた父親が最後の最後に突然まともさを取り戻すことで物語は収まる

終始地味で頭おかしいやつらしか出ないのでだいぶ人を選ぶ作品だと感じた
とはいえ全体の雰囲気は独特な色を発揮しているので普通の映画じゃなくて一風変わった作品を観たいのであれば一見の価値あり

高い坂