アメリカン・ヒストリーXのレビュー・感想・評価
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逃れられない現状
白人至上主義として誰よりも思想を高く持った男が全てに幻滅しまるで別人に。
それを許さない環境がありラストはあまりにも救いようが無く元の自分に戻らざるおえないような怒りだけが残る。
シーツ当番の黒人の相方がナイスな奴で最後は粋な行動を男らしさに感動する。
あんな酷い殺し方をしといて相方の黒人より早く出所出来るのには若干の疑問も!?
負の連鎖から逃れられない自分が蒔いた種ではあるがあまりにも希望が持てない哀しい結末。
ミクロ良し!
デレクの演技が良い。てかかっこいい!
他のキャラクターも表情がしっかりうつってて好きになれるものだった。
そして見てて飽きない。
一方ストーリーとしては、ちょっとセンセーショナルが強過ぎたように感じた。題材がシリアスなだけにもうちょっと慎重なほうが私は入りこめる。と思う。
深く考えさせられる作品。 人種のサラダボウルとよばれるアメリカらし...
深く考えさせられる作品。
人種のサラダボウルとよばれるアメリカらしい作品。
務所で黒人に救われ、父と弟を黒人に奪われたら、人間どういう感情になってしまうんだろう。
トイレで射殺される動機が、説得性がないかな。
タバコの煙を吹きかけられたから?なめた態度を取った方から? いずれにしても殺害するほどの動機にはならない気がする
無駄のない映画
何よりエドワードノートンの演技力が凄い。
まるで別人かのような表情は見惚れてしまった。
白人至上主義を題材にしてるけど、家族愛、教育、兄弟愛など様々な視点から考えさせられる映画。
結末含めて、凄い映画、、
デレクの感情がどぉなるのか気になるが、
これもまた、考えるには良いと思う。
重くて、悲しい、強烈な映画なのに
終始観入ってしまう、素晴らしい作品だと思う。
「憎しみ」「怒り」誰しもが持つ感情をどう表現し、どうぶつけるのか、、
一度は観るべき映画だと思う。
親で決まる右翼左翼の思想感
この映画に登場する父親は自分達白人は選ばれた人種で
有色人種は下等で下劣だと教育しています。
そうやって育てられた子供はどんどん偏った価値観を植え付けられ育ち
過激な思想を持ってしまった挙げ句にトラブルを引き起こしていきます。
刑務所の中で心を入れ替えたにも関わらず、負の連鎖は止められませんでした。
誤った教育が誤った結果を招き
例え一人が過ちに気づいたとしても家族や回りが理解を深めない限り、片付かない根深い問題だというメッセージを強く感じました。
また、そういった教育が発生する根幹には
国の制度の不条理と貧困が背景にあることも描かれています。
この映画は過激な描写は多いですが
子供のいる方、これから親になる方、
または学校で授業に流しても良い映画だと思います。
観終わった後に中々現実に戻れなかった
この映画を見た時は確か22歳くらいだったと思う。
とにかく衝撃で観終わった後に中々現実に戻れないくらいだった。
映画はそこそこ好きで時代問わず見る方だけど
今でもこの映画が僕の中で1位だと思う。
家族、怒り、人種差別、アメリカが抱えている問題。
演技ではエドワードの―トンガ本当に素晴らしかった。
本当に素晴らしい映画だと思う。
白人視点で人種差別を描いた作品
白人至上主義的な思想を持った一般市民が
刑務所暮らしなどを通じて考えを改めていく・・・という内容。
差別問題を扱った重めの社会派映画。
肌の色など、持って生まれたモノで自分の優位性を主張する方法でしか、
劣等感を拭えない人はどこにでもいるということがよくわかる。
ドラマとしては、物凄い短時間でコロコロと
思想を変える弟の心情描写が雑に感じた。
なんか全部すごい
有色人種に対する差別を白人の目線で、かつ一般市民という身近な規模で描いた作品。
すごいです。
エドワード・ノートン 感情の変化を自在に操り、怒りや戸惑い、悲哀を表現し
時には「目」のみで見るものに訴えかけてきた。もうとんでもない役者です
エドワード・ファーロングも劣らず、純真に兄からアイデンティティーを学ぼうとするダニーを演じきっていた。
彼も実力派なんですね。もったいない。
そしてストーリー
エドワード・ノートン演じるデレクは半黒人主義集団の神的存在。
どうしてもファイトクラブと設定が少し似通ってしまってるが、断然こちらの方がオススメ。
父親を黒人に殺された主人公デレクは、半有色人種主義を身を捧げる。
彼はボスであるキャメロンの右手となり、組織の怒れる若者たちにとってリーダーのような存在になっていく。
弟であるダニーはそんな兄を誇りに思っていた。いつか自分も兄のように…と。
しかし、ある晩の事件によりデレクは3年の懲役を受けてしまう。
この3年間がストーリーの火種となりクライマックスへと拍車をかける…‼︎
すごい。
絶対に後悔しない
とにかく観て損はない映画です。この作品を観る度に、やっぱ映画っていいよなぁって思います。
エドワードノートンは演技力も役作りもプロフェッショナルですね。大好きな俳優です。
ただ、近年はいい作品に恵まれていないのがとても残念です。もっと彼の映画を観たい!
何度も考えさせられる映画。
大好きな映画です。
内容は、決して幸せなストーリーでは無いのですが、
アメリカの、今でもどこかで起こりうるような話で、
何度観ても、いつもいつも、観た後に色々考えさせられる映画です。
日本人として日本で生まれて育ったら、
見た目で違いがはっきり分かる人種なんて、殆ど居ない状況。
だから私達には、この映画の人種差別のひどさなんか、半分くらいしか伝わらないのかもしれない。
その半分でさえも、相当こたえます。
アトランタに旅行に行った際に、マーチンルーサーキングJr牧師の博物館に行きました。
カラーの人種、特に黒人に対する仕打ちがどれだけ酷いものだったか、私が学校の教科書で習った事より、100倍、1000倍もきつかったです。
しかもその迫害があったのは、たった数十年前の話なんですよね。
博物館の展示品を観て、泣いている黒人のおばあさんが居ました。
このおばあさんは全て体験したことだから、当時の辛い経験を思い出して泣いているのだろうか、それとも、今少しは平和になったこの社会に感謝して泣いていたのだろうか。
私は10年前にニューヨークに移り住み、自分の見た目はマイノリティーになりましたが、幸いにもここでもほとんど人種差別を体験したこともありません。
だけど、明日は我が身。NYで反日のデモだって、よく目にするし。
同じ人間同士が、見た目だけで嫌い合うなんて、誰が先に言い始めたんだろう。
誰かを見下すことで優位に立っている人ほど、本当は何かに恐れているはず。
その優位から一歩出ることは正しいことなのに、かなりの勇気が必要で命がけだなんて、おかしい。
映画の結末は驚きです。
是非、みんなに観て欲しい一本です。
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