アメリカン・ヒストリーX : 映画評論・批評

アメリカン・ヒストリーX

劇場公開日 2000年2月19日
2000年1月15日更新 2000年2月19日より恵比寿ガーデンシネマにてロードショー

「ファイト・クラブ」から+15kg、ノートンの鍛え上げた肉体を見よ!

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すごい衝撃作。「ファイト・クラブ」も相当に衝撃的だったが、このパンチ力はそれ以上だ。テーマは「憎しみ」だからして、暗い。が、敬遠するなかれ。ここには「悲劇」のカタルシスがちゃんとあるからだ。

とにかくエドワード・ノートン、たいした役者である。彼は父親を黒人に殺された怒りに身を任せ、優等生からマッチョなネオナチに変身する。はっきり言って、コワイ。陶酔した表情で、暴漢を殺す彼ときたら! これが「ファイト・クラブ」のなで肩でナマッチロイ兄ちゃんかと思うと、舌を巻かずにはいられない。そんな彼に憧れ、崇拝する弟のエドワード・ファーロングも、まさに適役だ。

「憎しみからは何も生まれない」。ノートンは刑務所での過酷な経験から悟り、二度生まれ変わる。が、めでたし、めでたし、とはいかない。差別 や憎しみにまみれてきたアメリカを、断罪するような結末だ。差別 にあまり縁のない我々にも、洗脳の過程なんかはリアリティをもって見ることができるはず。しかもキャラクターの内面 をノートンがきっちりと表現して、ドラマとしての深みも十分。回想シーンの切り込むような鋭さ、祈りのような静けさが、いつまでも心に響くだろう。

若林ゆり

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平均評価
3.9 3.9 (全22件)
  • 終わり方が・・・ 終わり方が中途半端すぎる。 これからって時なのに・・・ でも自分の国の恥部をこれでもか!と出せるアメリカは やはり素晴らしいと思う。 映画がいいというより、アメリカすごいと感じた映画。 ...続きを読む

    ひぃちゃん ひぃちゃんさん  2018年2月13日 01:51  評価:2.0
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  • 逃れられない現状。 白人至上主義として誰よりも思想を高く持った男が全てに幻滅しまるで別人に。 それを許さない環境がありラストはあまりにも救いようが無く元の自分に戻らざるおえない様な怒りだけが残る。 シーツ当番の... ...続きを読む

    万年 東一 万年 東一さん  2018年1月25日 21:33  評価:4.0
    このレビューに共感した/0人
  • ミクロ良し! デレクの演技が良い。てかかっこいい! 他のキャラクターも表情がしっかりうつってて好きになれるものだった。 そして見てて飽きない。 一方ストーリーとしては、ちょっとセンセーショナルが強過ぎたよう... ...続きを読む

    12x5 12x5さん  2017年10月11日 21:50  評価:3.5
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