突破者太陽傳

劇場公開日:

解説

解散した昔気質のヤクザ一家を仕切ることになった、カタギの男の破天荒な生き様を描いた任侠ドラマ。監督は「嵐の季節 THE YOUNG BLOOD TYPHOON」の高橋玄。宮崎学と中山昌亮による同名劇画を、「平成金融道 マルヒの女」の香月秀之と高橋監督自身が脚色。撮影を「戦後在日五〇年史 在日」の石倉隆二が担当している。主演は「極道血風録 無頼の紋章」の的場浩司。スーパー16ミリからのブローアップ。

2000年製作/119分/日本
配給:大映
劇場公開日:2000年5月27日

ストーリー

1974年。東京の広告代理店に勤める弓削章吾は榲榲、ある日、昔気質の任侠ヤクザ白山組の組長である父・春男に呼ばれ、和歌山県の新宮にある実家に戻った。実は一昨日、全国制覇を目論む関西連合会の黒金組若頭・岡が白山組に乗っ取りをかけてきたのだが、春男は組を守るために組を解散し、その後を章吾に任せたいというのだった。こうして、父の意志を受け継いだ章吾はカタギとなった弓削一家のシノギの面倒をみることになる。ところがそんな矢先、春男が急死。時を同じくして、黒金組が侵攻を開始した。あくまでカタギとして対処しようとする章吾。だが、頭の岩本や妹の雅子、果ては射程の修の妻で身重のしのぶにまで危害が及ぶに到って、遂に怒りが爆発。そんな章吾がカタギとしての流儀を通し、取った作戦とは、大阪府警にケンカを仕掛けることだった。これにより、大阪府警はその威信に懸けて黒金組への取り締まりを強化、岡の組織に解散命令を下した。こうして、窮地を乗り切った章吾と弓削一家。彼らは、ヤクザでもカタギでもない“突破者“として生きていくのであった。

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