劇場公開日 1953年11月3日

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東京物語のレビュー・感想・評価

全86件中、41~60件目を表示

3.0子供は親が思うようには育たない…

2021年5月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

5.0戦死した次男の嫁(原節子)が聖女のようでいて人間くさくもあり素敵だ...

2021年5月17日
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戦死した次男の嫁(原節子)が聖女のようでいて人間くさくもあり素敵だった。人物描写が細かくて時の流れが凄い伝わる。

尾道から東京に出てきた老夫婦、息子たち側で何かしてやらねば、なんだけれどそれぞれ家庭の事情がある。三男は大阪。
「誰だってみんな自分の生活が一番になってゆくのよ」っていう台詞があって大きな流れはそんな感じ。
「いいえ、私は一人で生きていくんですの」っていう原節子。
「一人になっちゃったなぁ」の笠智衆。
どこにでもあるようなこの話に、二人が深みを与えている。名作です。

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collectible

4.5いつ観ても傑作

2021年5月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

楽しい

大人になると「家族」の形が知らぬ間に変化する、今回はなんだか身に染みて悲しくなりました。血が繋がっていない方ができることや言えることがあるなんて、素敵だけど悲しい。「ありがとお」「もう、やんなっちゃうな~」など東京物語ごっこが我が家で流行りました。

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みな

4.0今にも十分通じるストーリー

2021年4月6日
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一言「地味だけど、最後心に沁みる」。

小津安二郎監督作品、初めてです。
デジタルリマスタリング版を見たので、画像も綺麗で新鮮でした。

正直シンプルな内容で、人によっては「単調でつまらん」かもしれません。
これは私のように地方在住、東京へ行くなんて一大事!。
な方には、時代は違えども両輪の気持ちがわかるかと。

東京に住む子供たちのところへ行ったけれど。
子供たちもすでに親になっていて、家庭がある。
そういつまでも相手はしていられない。

両親の会話の奥には「もう子供たちは、大きくなった。それでいい」。
2人のおっとりとした会話の中に、そういう意味合いもあったのかな。

最後に笠智衆さん演じる父親の言葉が、良かったなあ。
それまでは「そうじゃのお〜」なんて、のんびり口調だったのに。
原節子さん演じる義娘にかけた言葉に、ジーンとホロリ。
ちゃんと義両親は、未亡人になった義娘のことをしっかり見てたんだなあって。

東京から尾道へ帰る「鉄道乗り場」のようなシーンなど、時代を感じさせる箇所が。
どこか懐かしい描写でした。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「そうか、もうみんな帰るかい」

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ゆき@おうちの中の人

5.0見るごとに映像が綺麗に

2021年2月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

尾道で末娘(香川京子)と暮らす老夫婦(笠智衆、東山千栄子)が、東京に住む息子や娘を訪ねる。
長男夫婦(山村聰、三宅邦子)は開業医をしており、家が狭いので子供部屋を取り上げる。
長女(杉村春子)は美容院をやっている。
次男は戦争で亡くなり、未亡人(原節子)は今も一人で暮らしている。
三男(大坂志郎)は途中、大阪で会ってきた。
みんなそれぞれの生活を守るために一生懸命だが、両親には出来るだけの事はしたいと思っている。
今も同じで、日本の家族が抱えている実態をソフトに突きつけてくる。

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いやよセブン

5.0素晴らしい

2020年12月11日
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ホント素晴らしい☆彡

セリフ一つ一つ丁寧にココロに響く

白黒なんだけどあざやかに色合いが浮かぶ

やはり、笠さんと原さんの2人の掛け合い

が好き☆彡

思わず、原節子という写真集and小津安二郎の

本を映画館にて購入。

映画館で見るのが一番好き👀(^_−)−☆

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Billy

5.0老夫婦の幸福

2020年12月11日
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鑑賞方法:DVD/BD
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anne_of_shizuoka

5.0自分の生活が一番大事

2020年11月15日
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バル

4.0戦争そして家族からの二人の旅立ちの物語?

2020年10月15日
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Kazu Ann

5.0人類を説明している映画

2020年7月11日
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個人的な認識ですが、小津映画といえば、役者がカメラをまっすぐ見据えて、ほとんど表情を変えず、まるで抑揚のないセリフ回しをする映画群のことです。ほとんど状況描写のない、世界中どこを探してもない、妙な映画たちです。
個人的にいちばん好きなのは戦前の「淑女何を忘れたか」だと思います。むろんソースがなくて未だ見ていない映画もありますが、腰位置のスタイルが完成する以前の映画のほうが好きかもしれません。ただ東京物語は別格です。

紀子(原節子)のセリフ「誰だってみんな自分の生活がいちばん大事になってくるのよ」が東京物語の白眉です。この言葉に集約された物語だと思います。

母の葬儀が終わると、実子らはとっとと東京へ戻ってしまいます。義子である紀子が残って、周吉(笠智衆)を甲斐甲斐しく世話します。
それを悪びれた次女(香川京子)が「ずいぶん勝手よ、言いたいことだけ言ってさっさと帰ってしまうんですもの」──「お母さんが亡くなるとすぐお形見ほしいなんて、あたしお母さんの気持ち考えたら、とても悲しうなったわ、他人どうしでももっと温かいわ、親子ってそんなもんじゃないと思う」と愚痴ります。
それを受けての紀子のセリフでした。「でも子供って大きくなるとだんだん親から離れていくものじゃないかしら……誰だってみんな自分の生活が~」
二人の会話は「いやねえ世の中って」「そう、いやなことばっかり」ということに帰結します。

だからといって、小津監督は家族のつながりなんて無情なもんだと言いたかったのではないはずです。
子が成長し、親元を離れ、生活基盤を据えてしまえば、それぞれの屈託をかかえて、とうぜん親子関係なんて疎遠にならざるをえません。誰だってそうです。そうならざるをえない社会のやるせなさや寂しさを、東京物語は描いているのだと思います。
でなければ、世界中の人々が、東京物語に共感する根拠がありません。ここにはひとつも無情なんて描かれていません。「孝行したい時分に親はなしや」「そうでんなあ、さればとて墓に布団は着せられずや」というセリフ通りの、遍く人間社会のモデルケースの話です。

私たちは、久々に故郷に帰ってきて、思いのほか老いてしまった父母の後ろ姿を見たときのような哀愁を、東京物語に見るのです。ほんのいっときにせよ父母への不孝にさいなまれるのです。その感慨には国籍がありません。だからIMDBが8.2なのです。本質を突いていることを、誰もが認めざるをえないのです。

宇宙探査機には、地球人がどんな生き物なのか、未知なる宇宙人に説明するためのSETI情報が備えられています。
もしその用途に映画を一本選ぶとしたら、私は東京物語だと思います。

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津次郎

4.5いい映画とはこういうものなのか。

2020年2月7日
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鑑賞方法:VOD

約70年前の映画だというのに、ものすごく感じるものがある。田舎の親が東京に訪ねてくるというシチュエーションもすごい。どうしたら思いつくの?出てくる台詞の一つ一つが響く。姉と兄は随分薄情に見えるが、なるほど次男の嫁が言う通り、こういうもんなんだろう。しかしお父さんの立場になってみるととてもとても切ないのだ。いわば他人の次男の嫁が一番よくしてくれるなんて。親は大切にしようと思った。

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いつこ

4.0人間の「生」

2019年12月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

どんなに大切な人であっても、他のすべてより優先してその人との時間を過ごせるわけではない。
物語の中では、薄情だと思われることでも現実に生きているとそんなことは往々にしてある。
綺麗な心のまま大人になりたいという理想を静かに打ち砕くようなこの映画は、なかなか残酷だなと思った。

悪や正義のような対立はある領域においてはあるかもしれないが、「生」においてはヒーローも悪役もいない、ただ人が生きている時間がある。それは、尊いものである。

観る人によって様々な思いを抱く作品である。
観る人の年齢によっても感じ方が大きく違うのだろうなとも思える。
もう少し年をとった時、もう一度観た自分がどのように感じるのか楽しみである。

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ちゅーる

4.0繰り返し

2019年11月15日
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鑑賞方法:VOD

若い時分に見ようとしてタイミングが合わず逃していたタイトル。たぶん見ててもよく理解できなかったであろう。

親が亡くなる年齢になるとよくわかる。シビアで残酷でもある生活というリアルさ。親子関係・自分の世界が一番大事になってくること。

老齢になるとまた違った感情で見ることになるだろう。

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散歩男

4.5嫁入りものの変種?

2019年2月10日
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鑑賞方法:映画館

スクリーンで観なおし。
色々と新たな発見があり、大変面白かったです。

もっとのんびり落ち着いた映画だと思っていたけれど、やりすぎ?ってくらい、セットも演技も凝っていますね。
特に色々なタイミング、人の出入りや影の使い方など、カチカチと決まっていくようでスリリングでした。

それが映画後半になって、間やセリフが緩むとともに、重さが増してきて、とても説得力がありました。

熱海での逆光の堤防シーンはとても美しく、ずっと眺めていたかったです。

今回のいちばんの発見は、原節子の終盤での演技でした。
この映画は家族の話だと思っていたけれど、小津流嫁入り話の変種、バリエーションとみなしたほうが、腑に落ちやすい気がします。
このことについて、もう少し考えてみたいと思いました。

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凪

5.0"家族とは何か"を問い掛ける不朽の名作!

2019年1月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

難しい

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しゅうへい

5.0回数重ねるごとにあがっていくんでしょうね。 素晴らしかった。

2018年9月22日
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回数重ねるごとにあがっていくんでしょうね。
素晴らしかった。

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平一

5.0喪失と合理主義について

2018年7月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

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kkmx

3.5仕方がないこと

2018年7月7日
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普遍性のあるテーマなのか、先見の明なのか、現代でも幅広く共感されるであろうテーマ。終盤で京子に紀子が皆そうなると諭し、周吉が紀子にそれでよいのだと許しをあたえる。しかし、周吉の孤独は自分で抱えるしかないのではないか。そして、それは彼の子供達の未来の姿にも思える。

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komasa

4.5最後の最後で

2018年6月16日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

泣ける

悲しい

幸せ

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Ray

5.0親子ものといったらこれだわ

2018年4月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

親子ものといったらこれだわ

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じとしゅん