「時代を超えた問題提起」東京物語 えらさんの映画レビュー(感想・評価)
時代を超えた問題提起
60年以上前の映画なのに、今見ても驚くほどすんなり受け入れられた。田舎から出てきた両親を扱う子供たちの様はどこか上っ面だけで、煙たがっている者すらいる。自分たちの生活に手一杯で、構ってやる暇も作れない。時代を超えた問題を軽やかな語り口で提起できる映画が後世に語り継がれるのだろうと納得。かく言う自分も、まだ親と同じ屋根の下暮らしているにも関わらず蔑ろにしすぎていると反省。
血縁より大事なものがあるというのは映画を観ているとままある主張のような気もするけど、時代としても出来としてもその最たる例と言える作品かもしれない。
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