「加藤の不気味さが凄すぎる」帝都物語 Arcoさんの映画レビュー(感想・評価)
加藤の不気味さが凄すぎる
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古き日本ならではの、都市計画や陰陽師の活躍、そして加藤の恐ろしさがいい!
有無を言わさずに霊的な存在を『当たり前』とされる。
とにかく嶋田久作の演じる加藤の不気味さが凄い。
私がこの映画を初めて観たのはだいぶ子供の頃だが、その姿がずっと忘れられなかった。
ITのピエロ的なインパクトがある。
黒い紙がカラスに変化するシーンや、鼠風の化け物が走り回るシーンもよく出来ている。
映像の質とストーリーのバランスが良いので、B級っぽい粗に興醒めすることなく楽しめた。
雷や爆発シーンがしょぼくないのも嬉しい。
後半のロボットにはある意味度肝を抜かれたが…
また、明治・大正・昭和へ移り変わるたび、各時代の風景やファッションも楽しめる。
特に背景が昭和に移ってからは、ビヤホールでくつろぐ人々がオシャレだ。
音の使い方やカメラワークも上手いので、飽きずに観られる。
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