懲役十八年 仮出獄

劇場公開日:

解説

「ギャングの帝王」のトリオの石松愛弘と降旗康男が共同でシナリオを執筆し、降旗康男が監督した“懲役十八年”シリーズ第二作目で、撮影は仲沢半次郎が担当した。

1967年製作/89分/日本
原題または英題:Parole
配給:東映
劇場公開日:1967年10月21日

ストーリー

服役成績が優秀なため、二年の刑期を残して仮出獄を許された郡司を、昔仲間で、口の不自由な金庫師木島が迎えた。木島は早速、日東化工が密輸入した金塊を奪取する計画を郡司にもちかけたが、郡司は二人では無理と、やはり昔の仲間の大宮を誘った。熔接工の大宮はかつての女との間に出来た武という子供があり、乗り気ではなかったのだが、医師から胃癌を宣告され、余命いくばくもないと知ると、郡司たちの仲間に加わったのである。日東化工の社長岩井はその背後に国際ギャング、ジャクソン一味を持ち、武器メーカーとしてベトナム戦争で儲けていた。郡司らの襲撃は成功、二億円近い金塊を奪った。一方、前田刑事が郡司の動きを追って日東化工を訪れたが、岩井は密輸金塊なので盗難届を出すわけにもいかない。そのうち、ジャクソンが来日、不始末を犯した岩井を殺してしまった。また金塊を奪った郡司たちは、それを捌こうにも買手がつかず、困っていた。そんな時に木島がジャクソン一味に捕まり、拷問を受けたが郡司に助けられるということもあり、郡司はその後、不敵にも金塊をジャクソンに売りつけようとしたが、勿論、決裂。郡司たちはギャング組織と真っ向うから対立することになった。やがてジャクソンは大宮の子供、武を誘拐するという手段に訴え、郡司を強迫して金塊と武とを交換させることにした。いまは郡司もやむなく、ジャクソンの指定通り、金塊を横浜港の突堤に運び、二組はそれぞれ金塊と人質を交換した。郡司は武の安全を見極めるとジャクソンを射ち倒し、それを機に突堤はすさまじい拳銃戦の場と化した。この戦いの中で大宮が倒れ、木島も倒れ郡司も弾を浴びた。しかし、郡司の最後の一弾が、金塊を積んだギャングのモーター・ボートを射抜いて炎上させたため、金塊は虚しく海底に沈んでいった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0ノワール

2020年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

仮出所してきた主人公(安藤昇)は弟分(伊丹十三)が持ってきた仕事をやる事に。
知り合いの仲間(若山富三郎)と三人で米軍基地絡みの密輸される金塊を盗むことに。
上手くいったように見えたが・・・。
フランス映画風のフィルムノワール。

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いやよセブン

2.5伊丹監督も。

2019年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

そうだなぁ・・安藤は言うまでもなく、伴淳かな。普通にアクション

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奥河内多忙丸

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