タイム・リープ

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解説

時間跳躍(タイム・リープ)の能力を得た女子高生が、空白の時間の謎を求めて、ある一週間の時空を駆けめぐるSFファンタジー。監督は「すももももも」の今関あきよしで、「あした」の大林宣彦が監修をつとめている。高畑京一郎による“第1回電撃ゲーム小説大賞”金賞受賞小説を、「すももももも」の藤長野火子が脚本化。撮影は「藪の中」の芦澤明子が担当した。主演はこれが映画初出演となるテレビ・ドラマ『総理と呼ばないで』の佐藤藍子と、やはりスクリーン・デビューの新人・川岡大次郎。97年8月29日に逝去した映画監督の藤田敏八が教師役で出演している。

1997年製作/91分/日本
配給:パル企画

ストーリー

高校生の翔香が同級生の星野とキスする夢を見た火曜日、神社で女子高生暴行殺人事件が発生した。翔香は前日の月曜日の記憶がないことに気づく。昨日の日記には「星野を頼れ」と記されていた。水曜日、翔香は女の子アレルギーの秀才・星野に相談するが、その時ふとしたことで時間を飛び越え、木曜日の学校へやってきてしまう。その後も翔香は、星野との遭遇を繰り返しながら水曜、金曜と時間を渡り歩き、木曜日へと戻ってきた。すでに事態を理解していた星野は、翔香が身の危険をきっかけにしてこの一週間の時間軸を前後していることを彼女に伝える。翔香は失われた月曜へ戻って暴行殺人を防ぎたいと考えるが、その時、日曜日の夜の記憶もないことに気づいた。木曜が終わると、翔香は体験済みの時間を越えて金曜の夜にやって来る。星野は謎を解く手掛かりとして手紙を使う方法を授け、翔香を月曜日へ向かわせた。月曜に戻った翔香は謎解きを進めながら被害者となる生徒に警告を与え、自分宛ての日記も書いて金曜の夜の続きに跳ぶ。結局、事件が起きた過去は変えられなかったが、星野は意外な手紙を受け取った。土曜日、自分が犯人だと匂わせてゲイの美術教師・杉田が飛び降り自殺をする。だが、手紙により真相を知っている星野は、真犯人を神社へ呼び出した。犯人は社会科教師の宮下で、宮下を想う杉田は身代わりとなったのだ。秘密を知られた宮下は星野を刺し、これを見た衝撃で翔香は日曜の夜へ跳び戻る。あの日曜の夜、翔香は八幡神社で宮下に襲われ、そして時間跳躍能力を身につけたのだった。暴行から逃げのびた翔香は星野の運命を手紙に記し、土曜の夜に向かう。はたしてその手紙を読んでいた星野は、宮下に刺されたものの軽傷ですみ、事件は解決した。やがて翔香と星野がキスをする幸福な一瞬、翔香は夢の続きへ向かってもう一度時を越える。

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