「ベンチャーズサウンドの超カッコよさ!」青春デンデケデケデケ かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ベンチャーズサウンドの超カッコよさ!
原作は芦原すなおの同名小説。
監督は『転校生』や『時をかける少女』で一世を風靡した大林宣彦。
【ストーリー】
時は1965年、四国は香川県の観音寺市。
主人公の藤原竹良こと「ちっくん」はある夜、ラジオから流れた『ベンチャーズ』の曲に、電撃のような衝撃をうける。
矢も盾もたまらず寺の息子で親友の富士男、魚屋の清一、練り物屋の巧の四人でロックバンド『ロッキング・ホースメン』を結成する。
田舎の漁師町で彼らの音楽は雑音扱いだったが、同級生たちからは、だんだんと支持されるようになってゆく。
タイトルのデンデケデケデケは、ベンチャーズファンにとって言わずと知れたエレキギターのギ音。
『パイプライン』や『ダイヤモンドヘッド』って曲名は知らずとも、リバーブを効かせたラウドなイントロは、日本人なら多くが知っていると思います。
パイプラインは元々『シャンデイズ』って先行バンドの曲だったらしいのですが、ベンチャーズがカバーして爆売れ。
しびれるギターリフの、今なお人気曲です。
60年代、海をのぞむ町の青春群像というと、村上龍の『69 sixty nine』なんかを思い出す方もいると思います。
実際に端々が似てますけど、比較的都会でパリピなあちらと比べて、田舎のすみっこで地味に息してた自分なんかには、まったりしたこちらが合ってる感じ。
友だちと部室でダイヤモンドヘッドとか弾いてたし。
柔道部だけど。
地味にうまくいかない青春の、地味な楽しさがいっぱい詰まった一作ですよ。
共感ありがとうございます。
デンデケデケデケじゃなくて
テケテケテケテテーだっんじゃないかなぁって思ってます。
寺内タケシさんのエレキによる「運命」とかデオダードの「ツァラトゥストラはかく語りき」とかハマってました。
長々とすみません。