清作の妻

ALLTIME BEST

劇場公開日:1965年6月25日

解説・あらすじ

増村保造監督が若尾文子を主演に迎え、日露戦争下の農村を舞台に描いた異色の恋愛ドラマ。1924年に村田実監督も映画化した吉田絃二郎の同名小説を原作に、新藤兼人が脚色を手がけた。病気の父を抱える一家の生計を支えるため、隠居老人の妾となったお兼。やがて老人は他界し、遺産を手にしたお兼は故郷の村へ戻るが、事情を知る村人たちは彼女に冷たく当たる。そんな中、お兼は村一番の模範青年である清作と恋に落ち、周囲の反対を押し切って結婚。しかし日露戦争が勃発すると清作のもとにも召集令状が届き、愛する夫を失いたくないお兼はある行動に出る。

1965年製作/93分/日本
配給:大映
劇場公開日:1965年6月25日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3

(C)KADOKAWA1965

映画レビュー

3.5夫と出会ってから見せる情念が凄まじい

2025年7月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ねこたま

4.0映画終活シリーズ

2025年4月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

ドキドキ

1965年度作品
若尾文子作品二作品目
色っぽい、エッチぽい♥️
ファンになりました、笑

コメントする (0件)
共感した! 0件)
あきちゃん

3.0傑作か傑作ではないか

2025年1月30日
PCから投稿

終始 ものすごく重たい音楽が流れ、ものすごく暗く ゆっくりと物語が進む。そして そんな感じで終わる。これは一体何を描きたかったのだ?しっくりこないものが心に残った。駄作?・・ 最後に主人公の言う メッセージも口で言っちゃだめでしょう 。メッセージは心に伝わってくるものでないと。これは 私は失敗作の部類と思いますが ただ若尾文子がいつもと違う役をやってる点だけが 評価に値します
と、一回書いてみたのだが・・
この映画が作られたのが1965年ということが少し面白いと思った。 設定は 明治時代。 1965年まで田舎の村社会はこれと同じような状態だったと思う。当時はまだ村八分にされるということが、ほぼ死刑宣告 みたいな重みがあった。長老の命令は絶対で、例えば 寺を回収するとなると 「お前はいくら出せ」と命令だったそうだ。おそらく1965年当時は村のいじめ体質みたいなものがまだまだ強く、モラルやポリシーは褒められるものではなかったものと思われる。「 お前ら50年前と変わってねえぞ 」みたいな。これは そんな世の中に一石を投じたという意味では勇気ある作品であっただろう。 そして価値ある作品であったであろう。夫婦の愛とかを描いたように見せかけて実は村社会とか当時の一般人の人間性の低さ みたいなものを強烈に批判している映画かなと思った。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ろーけん

4.5泣き

2024年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

今明け方4時27分、見終わって急いでログインして放心状態で記録。
素晴らしい。かった。
上手くは言えないけれど、期待してみなかった分も、骨太な血の通った人間ドラマだった。
人間の描き方、チンケな人間ではない、大人の心、ストーリー。
清作も、その妻も、立派でした。
こう言う人間を描いた映画はなかなか観れない。
いつだって、どんなに立場が立派であろうと、姑息な浅い幼稚な人間が描かれる中で、
この二人は最後まで立派でした。
事件が恐ろしいことには変わりないですが。
なるほど、今の女優がタレントと呼ばれる理由がよくわかる。
上手くて賢く可愛いが、まるで羽のような軽さ。
結局は人間そのものの重さなのだ。存在感。
身体中にほと走る命を演じる若尾文子は、役者だ。
天才役者だ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ケシミンクリーム塗りながらオイルデル