劇場公開日 2005年6月18日

「映画とはこういうもん!」砂の器 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画とはこういうもん!

2022年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

警察官の捜査としては現在(2015年)から観れば
少々ゆるい所もあるのですが、そういう自由のあった時代の作品。

全く関係無く見えている複数のものが
やがて1つに集約されて行くのは
サスペンスやミステリーの醍醐味なのですが
それが、海外では無く日本の原風景の中で展開してゆく
この映画の映像の美しさは記録映画としても価値あるものでしょう。

昭和の名優達のほんのワンカットの出演シーンも
あら!こんな所にこんな人が!と言う見つける楽しさあり
長い物語の中に引き込む力がやっぱ半端無いと言うか
まさに映画とはこういうもん!と言って遜色無い作品です。

実のところ、音楽の才能は、この映画の様な
簡単なもんじゃ無いな〜〜と
思うところもあるのですが、
そこは映画として勘弁して下さい。

一番大事なのは、
この作品の悲劇の元は形を変えて今でも残っているし
無知と貧困の残酷さは今の方が大きいかもしれません。
時代を超えて、人々に突きつけられる課題だと思いますわ。

星のナターシャnova
みかずきさんのコメント
2024年5月24日

こんばんは
共感ありがとうございます

本作は不朽の名作だと私は思います。
仰る様に、それは、本作が、時代を超えた普遍的なテーマ、課題を我々観客に提起しているからだと思います。だから本作は不朽なのです。

では、また共感作で。

ー以上ー

みかずき