「怒濤の回想シーン」砂の器 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)
怒濤の回想シーン
刑事が捜査して犯人を捕まえるというベース部分はなんてこともない。刑事ドラマレベルではあるのだが、捜査=犯人のバックボーンを掘り下げる作業になっていて、最後に犯人の人生の回想シーンが長尺で描かれる。この回想こそが本作を名作たらしめていて、犯人の人生を追体験することで感情移入し結末を感慨深いものにしている。
事前にハンセン病について日本で過去どのように扱われていたかを知っておくと良い。
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刑事が捜査して犯人を捕まえるというベース部分はなんてこともない。刑事ドラマレベルではあるのだが、捜査=犯人のバックボーンを掘り下げる作業になっていて、最後に犯人の人生の回想シーンが長尺で描かれる。この回想こそが本作を名作たらしめていて、犯人の人生を追体験することで感情移入し結末を感慨深いものにしている。
事前にハンセン病について日本で過去どのように扱われていたかを知っておくと良い。