劇場公開日 2005年6月18日

「これは何が面白いの?」砂の器 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0これは何が面白いの?

2018年3月14日
iPhoneアプリから投稿

被害者を追っていくうちに、いつのまにか犯人もわかってくるという、何となく違和感のあるミステリー風刑事ドラマ。あまり謎解きをした感じもなく、どうして犯人なのかもよくわからないまま、逮捕状が取れて終了。うーん。カメダという言葉の意味がわかるまでが見応えあったかな。それ以後は無理やりすぎ。
犯人の父親がハンセン病で、子供の頃に生き別れ、数十年後に、再会を要望しに来た人を殺す、ってのが動機として無理やり。しかも恩人じゃないか。殺す理由がちょっと理解できない。ハンセン病が酷い差別をされて来たとはいえ、会わせたいという人を殺す殺人がありふれてたわけじゃないでしょう?知らぬ存ぜぬで通せばええやん。
何がしたいかよくわからない犯人と、何故それがわかったかよくわからない刑事との、2軸で進められて、何がやりたいんだか、って内容でした。
号泣する人は何に号泣するの?
父子愛?愛があるなら会いに行くだろ。完全に自己保身だけの殺人。
音楽の中だけで父に会う、とかちょっと言ってる意味が分かりません。

夢見る電気羊