助っ人稼業

劇場公開日:

解説

斎藤武市・丹野雄二・山内亮一の共同脚本を、「大海原を行く渡り鳥」の斎藤武市が監督した、宍戸錠の稼業シリーズ第三作。撮影も「大海原を行く渡り鳥」の高村倉太郎。

1961年製作/79分/日本
原題または英題:Joe of Aces-Give and Take
配給:日活
劇場公開日:1961年6月11日

ストーリー

港・横浜--黒川と名乗る男が背中に“喧嘩買います”と書いたビラをはって、与太者を相手に大暴れしていた。警察に連行された黒川を、妻と称する妖艶な美人洋子が引取りに来た。洋子は黒川のパンチに一目惚れしたのだ。二人の前に高級車が止った。洋子を残して福田組の阪東という男が事務所に黒川を案内した。福田は関西の小池組の殴込みに備え、黒川に助っ人を頼んだ。その夜、黒川は同じ助っ人稼業の森と再会した。福田組の事務所が何者かに襲われ、七千万円が奪われた。黒川と森は福田に金を取返してやると外に出た。神戸の街--バー“K”のマダム圭子は小池組組長の一人娘だ。圭子は黒川の出現を父に知らせた。その頃、小池は暴漢に殺ろされた。小池組兄貴株近藤は張の仕業だといった。そこに乗込んだ黒川と森は犯人と間違えられてしまった。二人は指名手配を受けた。黒川は小池の死体から福山のサロン“ラッキー”のマッチをみつけた。神戸まで黒川を追いかけて来た洋子も同じものを持っていた。福山に向う途中、黒川は一人の男を気絶させ、洋服を取換えて変装した。駅に着いた黒川は、出迎えの人々から大歓迎を受けた。というのは彼が気絶させた男が、偶然にも張だったからだ。張はある目的のために福山市内に莫大な金をバラまいていた。森は“ラッキー”に乗込んだ。なんとマダムは洋子で、彼女は張の情婦だとわかった。張は阪東と近藤を買収し、洋子に見張らせていた。洋子はこの仕事を最後に張と別れることになっていた。黒川は無人島にある張の本拠地を発見した。二人は張一味の罠にかかり、無人灯台にはりつけにされた。潮がだんだん満ちてくる、満潮まであと十分。危機一髪、二人を救ったのは圭子だった。“ラッキー”に戻った彼女は張に捕まった。洋子も同様に監禁された。小池殺しの犯人近藤と張は分け前のことで対決していた。そこに怒りに狂う黒川と森が殴りこんだ。二人の活躍で一味は逮捕された。

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