続スーパー・ジャイアンツ 毒蛾王国
劇場公開日:1959年4月24日
解説
スーパージャイアンツ・シリーズの第九部。脚本・宮川一郎、監督・赤坂長義、撮影・岡田公直と前作「続スーパー・ジャイアンツ 悪魔の化身」と同様のスタッフ。
1959年製作/56分/日本
原題または英題:Super Giant Part9 Kingdom of Poison-Moth
劇場公開日:1959年4月24日
ストーリー
宝石店員毒殺事件が起った。警視庁の捜査陣の活躍も空しく、事件は続発し犯人の行方はわからなかった。ところが貴金属店の地平堂だけは、一度も被害を受けなかった。川田刑事は地平堂に張込んだ。ある日、謎の紳士が現われた。その跡をつけた川田刑事は、菱山病院のそばで見失った。エンゼル学園の文雄と則子も、謎の紳士の跡をつけていたが、やはり見失い、川田刑事と一緒になった。その時、数人の暴漢が現われた。が、スーパージャイアンツの出現で事なきを得た。ビアス王国革命団の本拠、秘密地下室では団長が団員を前に、ビアス王国皇太子の来日を待って、彼を暗殺するよう指令していた。大学病理学研究室で、毒の正体を毒蛾のものと推定した。川田刑事はその道の権威・菱山博士を訪ねた。博士は毒蛾は日本のものではないといった。相次ぐ宝石盗難事件にもかかわらず、博士の宝石は無事だった。ある晩、博士は怪漢に襲われ娘みち子を誘拐され、毒殺魔から脅迫の電話を受けた。則子は文雄が毎夜夢にうなされるので、菱山病院に入院させた。実は仮病で博士の挙動を探ろうというのである。文雄は庭から秘密地下室に降りる階段を発見した。そこで菱山博士が革命団員に命令しているのをみた。文雄はみち子を助けようとして発見されてしまった。二人はジャイアンツの活躍でまたまた難を逃れることが出来た。川田刑事の指揮のもとに、警察陣の包囲がしかれた。毒殺魔の首魁で革命団の首領である博士は、いつしか姿を消していた。ビアス皇太子が羽田空港に着いた。革命団員の拳銃が火を吐いた。皇太子はびくともしない。ジャイアンツが変装していたのだ。ジャイアンツは逃げる菱山博士を追い、革命団を潰滅させた。そして、子供たちに別れを惜しみながら、天に昇っていった。