女優霊

劇場公開日:

解説

未現像だったフィルムの発見を機に、撮影所内で次々に起こる奇怪な出来事を描いたホラー映画。監督は故・神代辰巳や澤井信一郎の助監督をつとめてきた、OV『裏盗撮ナンパ道』の中田秀夫で、劇場用としてはこれがデビュー作となる。脚本を「クレイジー・コップ 捜査はせん!」の高橋洋、撮影を「マークスの山」の浜田毅が担当。主演は神代辰巳監督の遺作OV『インモラル/淫らな関係』の柳ユーレイ。“J・MOVIE・WARS・3”の中の1本として製作された。

1996年製作/75分/日本
劇場公開日:2011年1月8日

その他の公開日:1996年3月2日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

ストーリー

監督に昇進したばかりの村井は初監督作品の撮影に意欲をみせていた。セットも組まれ、カメラ・テストも順調に進む。ところが、そのテスト・フィルムには途中から全く別の映像がダブっていた。端尺フィルムだと思っていたものが、実は未現像のフィルムだったらしい。しかし、その映像を小学生の頃にテレビで見た記憶がある村井はすっきりしなかった。和やかな雰囲気の下、撮影は順調に進んでいったが、ある日、村井はロケバスの窓から例のフィルムに写っていた女優の背後にいた髪の長い女の姿を見つける。それをきっかけに、現場では次々と不思議な出来事が起こった。撮影も佳境に入ったころ、女優の沙織がふざけて上がった三重から転落死するという事件が発生した。村井は沙織の背後に髪の長い女の影を見た気がして、微かな記憶を頼りに例のフィルムをテレビで見た当時の新聞を調べることにする。そして彼は、あのフィルムの中の女優がこの同じステージで沙織と同様の死に方をしていたことを知った。ラストシーンの撮影中、主演女優のひとみはセットの隅に沙織の生首を見て、恐ろしさのあまりたじろいだ。ひとみの背後では沙織の吹替役の女優が狂ったようにけたたましく笑い出す。現場は騒然となり、ラストシーンのラッシュに微かに写る髪の長い女の影を発見した村井は、全ての謎を解く鍵はセットの三重にあるのではないかと考え、三重へ上がった。しかし、そのまま村井はどこかへ連れ去られてしまった。助監督とともに村井の部屋を訪れたひとみは、誰もいないはずの部屋で洗面所の鏡を覗きこんだ時、背後に何者かの気配を感じた。

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映画レビュー

5.0永遠の一番ですね🌟

2022年10月29日
Androidアプリから投稿

最初に観たのはTVの深夜放送で、その後VHSやDVDも買いました。とにかくこの幽霊なのか化け物なのか、女優霊がとてつもなく怖かった。この後の呪怨やリングの先駆けでしたね。

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黒黒

2.0(^^;

2022年9月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

色々と時代を感じます…(^^;

正直に言うと、すごくダサイ…

ファッションとか全体的に…

こんなダサかった?当時?

演技が下手で、それも後押ししてます。

星2以上は付けられない(苦笑)

ごめんなさい。

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RAIN DOG

2.0惜しい

2019年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 スタジオの屋根上から新人女優(石橋)が転落死するという事故が起きる。ラッシュにも写っていた女優や二階に上る少年の映像に記憶が蘇る村井。小学生の頃に見たテレビドラマだと確信し、調べさせる・・・

 中田監督のデビュー作となる本作品。はっきり言ってストーリーは中途半端。女優の背後で不気味に笑う少女(李丹)が気になる。

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kossy

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