続社長千一夜
劇場公開日:1967年6月3日
解説
前作「社長千一夜」の笠原良三がシナリオを執筆し、コンビの松林宗恵が監督した“社長”シリーズ第二十六作目、撮影はこれが第一作の長谷川清。
1967年製作/88分/日本
原題または英題:5 Gents Prefer Geisha
配給:東宝
劇場公開日:1967年6月3日
ストーリー
九州天草にホテル・パーランドの建設が決った庄司観光の社長啓太郎は、金井常務、木村開発部長、飛田営業部長らを集めて外国人誘致対策をあれこれ練っていた。そんな時ブラジルの二世ペケロ・ドス・荒木が「日本の象徴の富士山麓にもう一つホテルを建てては?」と、もと芸者のワイフ、はるみを連れてやって来た。異論のあろうはずはなく、その日から啓太郎は猛ハッスル、ところが昼と夜の生活は大違いで妻の邦子へのサービスは怠りがちだった。それを知ったペケロはブラジル産の精力剤、ガラナのエキスを提供した。社長宅は、無事円満に落着くかに見えたが、ひょんなことから啓太郎が、かつて関係した芸者和歌代と再会したことで、浮気の虫が騒ぎ出した。和歌代を旅館に引っぱり出し、これからという時秘書の小川から、はるみが失踪したという電話がかかり、楽しみはオジャン。探し廻った結果大阪の鈴子のバーにいるとわかり、駈けつけたが、彼女はもういなかった。はるみは鈴子に、ブラジルのペケロの親類に芸者であったからと、何かとイビられるとコボしていたという。やがてはるみが東京の和歌代の所から芸者に出ていることが判ったが、亭主のペケロは気が気ではない。営業部長の飛田がまたまた「ペケロ夫人が芸者にカムバックしたなら、いっそのこと、新ホテルに一流のゲイシャガールを集め、彼女らの指導をしながら経営に当ってもらおう」との名案を提出。啓太郎は今度こそ仕事という大義名分のもととばかり和歌代の車に乗りこんだ。しかしこの車の後をもう一台の車が追いかけた。その車に妻の邦子が乗っていたことはいうまでもない。
スタッフ・キャスト
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庄司啓太郎森繁久彌
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庄司邦子久慈あさみ
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庄司正男平田郁人
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木村信吾小林桂樹
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木村澄江司葉子
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木村松子英百合子
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木村浩加藤源太郎
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小川次郎黒沢年雄
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ペケロ・ドス・荒木フランキー堺
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荒木妻・はるみ藤あきみ
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金井鉄之助加東大介
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飛田弁造三木のり平
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鈴子新珠三千代
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大野由紀子原恵子
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和歌代草笛光子
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庄司家のお手伝・はる子浦山珠実
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「西の家」女中佐渡絹代
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観光事業関係者A土屋詩朗
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観光事業関係者B勝本圭一郎
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観光事業関係者C手塚勝巳
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体育の先生桐野洋雄
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パパA宮田洋容
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パパB坂本晴哉
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女事務員那須ますみ
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奈良丸姐さん赤木春恵
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「マウント富士ホテル」支配人石田茂樹
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管理人のおばさん木浦すみ江
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ボーイA勝部義夫
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ボーイB井上大助