錆びた鎖

劇場公開日:

解説

池田一朗と秋元隆太の共同脚本を、「大草原の渡り鳥」の斎藤武市が監督した赤木圭一郎のアクションもの。撮影も「大草原の渡り鳥」の高村倉太郎が担当した。

1960年製作/94分/日本
原題または英題:The Blue Beast
配給:日活
劇場公開日:1960年11月12日

ストーリー

横浜港の荷役を扱っている長岡企業社長・長岡康三郎には健一と英二という息子がいた。健一がパクリ屋の罠におちて二千万円の手形を奪われた。翌日、康三郎のもとに手形のことで怪電話がかかった。康三郎はすぐ指定された場所に出かけたが、その談合中に倒れ、死んだ。死因は心臓マヒと診断された。数日後開かれた株主総会で健一が新社長に選ばれたが、水原という金融業者がパクられた手形をもって現れ、強引に専務におさまってしまった。水原は営利一点ばりの経営に切りかえた。過重な労働がたたって、沖仲仕たちの疲労の色が濃くなっていった。政吉が鉄梯子から落ちて死ぬという事故が起った。仲仕たちの不満は爆発した。健一と英二は水原を追い出そうとした。が、それには二千万円の金が要る。健一には美枝という許婚者がいた。健一は秘書の加奈子と関係していたが、急に美枝と結婚すると言い出した。持参金が目あてなのだ。嫉妬した加奈子は英二に話した。二人ははじめて殴り合いの兄弟喧嘩をした。興奮した健一は、英二が妾腹であることを口に出した。英二は美枝に会い、健一との結婚は停めた方がいいと言い、二人はおたがいの愛情をはじめて認めあった。ある夜、英二は暴漢に襲われたところを、風太郎の平太たちに救われた。英二は手形事件と関係があるとにらんで追求した。暴漢たちは松井組の身内で、手形を奪った犯人は幹部の大林と中西の二人らしいと分った。水原が危険な液体プロパンガスの荷役を引きうけたために、沖仲仕たちに不穏な空気に包まれていた。健一が松井組に襲われ監禁されてしまった。英二の率いる海のあらくれ者たちは遂に立ち上った--。

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