サインはV
劇場公開日:1970年7月18日
解説
テレビでお馴染みのスポーツ根性ドラマの映画化。脚本はテレビ同様に上条逸雄、監督は新人の竹林進。撮影は益子武夫が担当。
1970年製作/79分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1970年7月18日
ストーリー
立木大和は監督の牧のもと、勝利めざして一丸となっていた。キャプテンの松原かおり、朝丘ユミ、椿麻里らメンバーは自分自身の勝利をめざしてその青春をバレーボールに燃やした。そして、ユミと麻里の激しいライバル意識によって、立木大和は関東選手権の栄冠に輝いた。だが、麻理はユミとの勝負づけを理由に宿敵レインボーに移籍してしまった。やがて麻理のぬけた穴を埋めるベく混血の少女、ジュン・サンダースが入部した。ジュンの加入で、チームワークが乱れかかった。だが、ユミは閉ざされたジュンの心を、次第にひらき、友情が芽ばえた。全日本選手権がせまり、牧は二人に、新戦法X攻撃を体得させた。予選を通過した立木大和。だが、病魔がジュンを襲った。不治の病、骨肉腫だった。悲嘆にくれるユミは、牧に叱咤されてレインボーとの決勝戦に臨んだ。驚いたことに、X攻撃はいつの間にか、麻理に盗まれていた。敵のX攻撃に苦戦する立木大和。だが、ユミの超人的な活躍はチームを鼓舞し、勝運は逆転した。そしてジュンはユミたちの歓喜を見ながら、死んでいった。