西鶴一代女

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劇場公開日:

解説

名匠・溝口健二が井原西鶴の浮世草子「好色一代女」を依田義賢の脚色で映画化した文芸ドラマ。江戸時代の封建社会で波乱の人生をたどる女の生きざまを、溝口監督が得意とする長回しや流麗なカメラワークで描く。奈良の荒れ寺に、老いた姿を厚化粧で隠した街娼のお春がいた。羅漢堂に入ったお春は、五百羅漢の仏像に自分が関わってきた男たちの面影を重ね、若かりし頃を思い起こしていく。運命に翻弄されるヒロインを、田中絹代が鬼気迫る演技で熱演。1952年・第13回ベネチア国際映画祭で国際賞を受賞するなど海外で高く評価され、フランス・ヌーベルバーグの映画作家たちにも影響を与えた。

1952年製作/137分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1952年4月17日

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(C)1952 東宝

映画レビュー

5.0西鶴ついてない女

2025年1月26日
PCから投稿

この作品の直前までスランプった親分が放った起死回生の一発だそうです。
この作品の後、雨月、山椒、近松と怒涛の四連発で圧倒します。

芸術性と大衆文学的わかり易さのバランスが絶妙です。

しかし、なんとついてない女なんでしょう?高貴な腰元から安娼婦に転落するサマを劇的な演出で描き、それに応える田中先輩畢生の超絶演技力に圧倒されます。

他の三作は大映ですが、これだけは東宝なので売り出し直後の三船先輩が出ていたり、少し異色な趣もあります。

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越後屋

3.5溝口監督の執念‼️

2024年12月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

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活動写真愛好家

3.0モーパッサン(19世紀) これ、見ただろ

2024年9月20日
PCから投稿

残念ながら最後まで集中して見れなかった
何しろ 17世紀の原作 だから。 現代的なストーリー構成になれすぎてる 私には退屈すぎた。 ただ17世紀の原作なのでこういうことが本当に ありえたという ある種のリアルさみたいなものは伝わってきた。それは 現代作家ではできないことだから貴重な作品だと思った

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タンバラライ

5.0日本映画のDNAの一つの創世記

2024年7月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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アンドロイド爺さん♥️

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