劇場公開日 1978年3月25日

サードのレビュー・感想・評価

全10件を表示

2.0いかにもATG

2025年5月13日
PCから投稿

いかにもATGらしい地味さです。
ドラマがありません。脚本は寺山先輩らしい妙な短歌が時々出てきますが面白味はありません。この手の作品はできるだけ地味に淡々と描いた方が評論家の受けがいい、という見本のような面白くない作品です。

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越後屋

3.0大学の時に見た。走れ自分の速さで!

2025年3月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

森下愛子のハダカにドキドキした記憶あり。その後、好きだった吉田拓郎と結婚をしたのをして羨ましかった。

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あっちゃんのパパ

2.0セミドキュメンタリーでも見ているような気分に、当時の高評価にも理解の及ばない己を見つめることに…

2025年3月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

若い頃は脚本が寺山修司であることも意識外
のまま、名画座で観た記憶のある作品。
キネマ旬報では見事ベストワンの栄冠を得た
作品だが、野球でサードを守っていた主人公
の犯罪的物語という以外の内容は
全く忘れてしまっていた。

今回、少年院の淡々とした日常描写や、
いかにもマイクを通したような登場人物の
“棒読み”のような台詞回しからは、
何かセミドキュメンタリーでも
見ているような気分にさせられる
驚きの再鑑賞となった。

さて、私には、消えたホームベースは、
人生における真なる目的なり目標なりを
見定められない青春期の精神的な揺らぎの
例えと思われたのだが、
果たしてどうなのだろうか。

それにしても、敬愛するキネマ旬報の
ベストワン作品に、これほど理解の及ばない
のは初めてのケースのような気がする。
それは、世代間ギャップによる
“サード”を代表する若者達の焦燥感への
無理解の結果なのか、
はたまた、単に、加齢により
浅くなった思索の賜物なのか、
何か、そんな己を見つめ直す
再鑑賞となってしまった。

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KENZO一級建築士事務所

3.0少年院

2025年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

主人公(永島敏行)は人を殺して少年院にやって来た。
先輩からいじめられ、殴り返したため二人共、独房に入れられる。
主人公がなぜ、少年院にやって来たか、中盤以降描かれる。
脚本は寺山修司、「自分のスピードで走ればいい」。

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いやよセブン

3.5歪んだ青春。 森下愛子が2万円、大半の男は堕ちるでしょう。もう1人...

2025年3月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

歪んだ青春。
森下愛子が2万円、大半の男は堕ちるでしょう。もう1人の方でも問題なし(笑)
結局何が言いたいのか、言いたくないのか、さっぱりわかりませんでした。
ほぼソフトポルノ。ムラムラの若者は必見(笑笑)
BS松竹東急

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はむひろみ

3.5道を踏み外した少年の走り続ける足

2021年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

少年院送りになった高校生が主人公の内省的な青春映画の佳作。少年院の中の生活が興味深く描かれていて面白く観た。軽率と無知の未熟さが、性とお金だけに関心が行く高校生の危うい姿を率直に描いている。東陽一監督のドキュメンタリータッチの堅実さと冷静な視点が生かされた乾いた演出が良かった。全体のイメージは暗い映画でも、寺山修司の脚本の面白さもあり、この脚本と演出のバランスが内容と合っていて、映画として不思議な魅力がある。

施設内で喧嘩などのトラブルがあった時に、少年たちで会議を開き解決策を模索するところがいい。たどたどしい弁論大会の様相ではあるが、実直で飾らない少年たちの素直な考えが語られている。冷静にさえなれば、どんな少年たちにも相手を説得させるだけの常識や理性があるのだ。それと主人公のかつてのクラスメイトが少年院に収監されてから事件の内容が描かれる構成も、映画の語り方として上手い。時系列通りの単調な構成では、ドキュメンタリータッチが勝ってしまう。主人公が置かれている状況からその時何を考えているのかに映画らしい表現がある。
主人公は、野球のサードをしていた。独房にあたる静思室で彼は変な夢を見る。自分がサードを守っていると相手チームのランナーが続いてホームベースへ向かう。そして、いざ自分がバッターボックスに立って打つと、ホームベースが無くなっていて、再び走り続けなければならない。道を踏み外した少年の先が見えない将来に対する不安がイメージとして映像化されたラストシーン。走る足のショットがいい。

  1978年 10月12日  ギンレイホール

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Gustav

1.0間がやたらと長い。

2021年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

間がやたらと長い。

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くそさいと

2.0永島敏行の若い身体を見る映画

2021年3月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

昭和の雰囲気はわかるけど…
みんな役者として演技が下手すぎ(笑)
寺山修司の脚本あまり意味はなかった

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mamagamasako

4.0ポスト団塊世代を使って全共闘世代が自分たちの苦悩を表現した映画です

2019年10月4日
Androidアプリから投稿

ATGの映画、寺山修司の脚本
それでイメージされる映画そのものです
前衛的な意味深なシーンや哲学的な台詞の世界です
しかし、その世界はねっとりとしていて一度はまりこむと抜け出てこれない力があります
この世界は体験すべき価値があると思います

永島敏行、森下愛子は良い配役で本作を成功に導いたと言えると思います
そして特に峰岸徹のヤクザは強烈な印象を残しました

少年院やサードが元いた高校の俳優達はみなポスト団塊世代です
しかし本作が訴えるのは、ホームベースという目標を失いいつまでもグランドをぐるぐると駆け回る他ないのだという全共闘世代のレクイエムです
サードの見る悪夢とは、60年、70年と安保改定を阻止できず、次々とランナーを返してしまった悪夢の中に永遠に閉じ込められたという意味でしょう
つまり少年院の中に居るかのようだという彼らの苦悩の訴えであったと思います

ポスト団塊世代を使って全共闘世代が自分たちのその苦悩を表現した映画なのです
これは1971年の藤田敏八監督の八月の濡れた砂と同じです

この構図は21世紀にまで連綿と続いており、老人達が若者達を使い彼らの妄執を未だに遂げようとしているのです

そもそもサードはホームベースから見れば左の孤塁なのです

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あき240

3.0罪のなさ、という罪。

2014年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

知的

10代後半、大人への階段を駆け上って行く若者たち。
世間知らず、向う見ずな、彼等の綱渡りは、既に大人となってしまった私達も通ってきた道だ。余りに危なっかしく、手を差し伸べたくもあり、目を覆いたくもあり。

いや、私も含めて、誰も大人になどなっていないのかもしれない。歳月を経れば皆成人はするのだ。ホームベースなきグラウンドを走り続けるだけだ。

森下愛子の美しい肢体に息を漏らし、峰岸徹の起用で引き締まった物語に唸る。

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Nori
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