地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガンのレビュー・感想・評価
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ガイガァーーーン!!
昭和ゴジラシリーズ12作目
大好きな怪獣ガイガンが登場するだけでも最高な作品
ゴジラとアンギラスが吹き出しで会話する有名なシーンもある
人間パートは、故人に得体の知れない何かが化けているなど怖すぎる要素あり
正体もキモすぎる
一方でエレベーターのくだりは爆笑もの
絵貼る必要あるんかアレww
ただ、ヒロインのお二人はとても美しい
ゴジラ・アンギラスvsガイガン・キングギドラのタッグマッチも楽しく
ゴジラが苦戦を強いられているのが良い
ただ、キングギドラの出番は使い回しが多く、とりあえず連れてきたお友達感あり
ガイガァーーーン!!と叫ばれるのは、本作より32年後のお話
ストーリー:☆☆☆★★
怪獣・特撮:☆☆☆☆☆
俳優の演技:☆☆☆★★
音楽 :☆☆☆★★
「第二次怪獣ブームもあり昭和後期ゴジラ最大の観客動員、正義の味方ゴジラがハッキリと打ち出された作品」
★独自採点(61):正義の味方ゴジラがハッキリと打ち出された作品。チャンピオン祭リ作品、第二次怪獣ブームもあり昭和後期ゴジラ最大の観客動員178万人、ゴジラアクター中島春雄最後の作品。ゴジラ史上初の吹き出しでアンギラスと会話擬人化が進みヘドラで見られた様な大人を意識した作りから完全にエンタメ・子供向け路線となった作品。
制作田中友幸、監督福田純、特技中野昭慶(クレジットとしては特殊技術)、音楽伊福部昭
通称:総進撃ゴジ流用・登場怪獣:ガイガン/アンギラス/キングギドラ/M宇宙ハンター星雲人(ゴキブリに似た昆虫生命体)・防衛:呼称は防衛隊(29’他陸自メーサー殺獣光線車等のシーンあり=サンダ対ガイラの流用)「防衛本部」・昭和47年3月12日封切り・89分・上陸地(相模湾架空の地月の瀬海岸)・破壊地(東京・月の瀬海岸コンビナート)・特撮爆破炎上破壊規模A(ガイガンが破壊するのは新規撮影だが、キングギドラは『三大怪獣地球地球最大の決戦』の丸っと流用、その他旧作の流用シーンが多い)
冒頭の漫画シーンで出てくる怪獣シュクラが気になる。世界子供ランドのシンボルでもある地上50メートルの展望台が宇宙人の侵略基地となっている。なんと言ってもゴジラシリーズ初のメカっぽい質感の怪獣ガイガンの存在感が大きい。また、劇中旧作の流用シーンが多いのは残念、防衛隊が出動する実車の戦車走行シーンとかはサンダ対ガイラ、他にも『空の大怪獣 ラドン』『モスラ対ゴジラ』『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』『怪獣総進撃』『三大怪獣地球地球最大の決戦』から流用とかなりのシーンが流用されている(その他特撮作品からの流用シーン発見も昭和ゴジラの楽しみの一つ)。
宇宙怪獣群のガイガン(身長65m)&キングギドラ対地球怪獣ゴジラ&アンギラスのコンビナート対戦はオープンセット撮影だったこともあり昭和ゴジラシリーズの中でも初代につぐ火炎とド派手な攻防、久々に見応えある特撮かもしれない。また、本作ではガイガンの攻撃でゴジラ・アンギラス共にまるで椿三十郎とまでは言わないが血しぶきをあげて流血するシーンがあるなど子供路線ながらグロテスクな演出があるのは第二次怪獣ブーム仮面ライダーシリーズなどのややダークな作品がうけているというのもあるのだろうか。メーサー殺獣光線車は大小2サイズ塗装など変更されて登場する。
ゴジラ登場:怪獣島・怪獣島から洋上を移動して相模湾月の背海岸コンビナート、ラストは宇宙怪獣を倒し怪獣島へと海へ消える。
スーツは総進撃ゴジ流用・海ゴジラは大戦争ゴジがリタイアし息子ゴジが使用されている。
時代:(ゴジラ対ガイガン(封切料金¥700※実勢価格約半額)、高島平団地入居開始、カラーテレビ普及率60〜70%超え(カラーが白黒を上回る)、札幌冬季オリンピック、沖縄返還、日中国交正常化、第二次ベビーブーム、生活保護世帯にもカラーテレビが認められ日用品となった。太陽にほえろ東宝テレビ部放送開始、連合赤軍あさま山荘事件
<ファッション>
ホットパンツ、男性の長髪が定着化
<ヒット商品>
カシオミニ(電卓)
<流行語>
未婚の母、ナウ
<ベストセラー・コミック・雑誌>
「日本列島改造論」田中角栄
「ベルサイユのバラ」連載スタート
「ぴあ」「ロッキングオン」創刊
映画・演劇・テレビ・CM
「忍ぶ川」監督:熊井啓
「時計じかけのオレンジ」監督:スタンリー・キューブリック
「ゴッドファーザー」監督:フランシス・コッポラ
『太陽にほえろ』
『木枯らし紋次郎』
好きなショット:流血瀕死のゴジラがタワーへ吹き飛ばされ復活攻撃をするシーン、キングギドラの首をつかんで投げ飛ばすシーン
驚愕!しゃべるゴジラ(吹き出しで)
吹き出しだったら怪獣話していても不思議ではないだろうって思い付いた人スゴい。ものすごく不自然なできに仕上がっておりました。こっちが吹き出しそうになるわ!
人間側のメインの登場人物がほぼ皆七三分けなのが気になるゴジラ12作目です。前作の「ヘドラ」で見せた重厚さは何処へ行ったのやら。また「いかにも」な昭和ゴジラに戻っていました。いったい何があった?
本作ではまたもや宇宙人の侵略を受けるのですが、またもやキングギドラが宇宙人に操られていました。きっと強くっても操られやすいのでしょう。うーん、俗に言う脳き・・いや、みなまで言うまい!
せっかく出てきてゴジラと吹き出しで喋ってたアンギラス。日本に到着するなり何故か攻撃受けるわ、キングギドラやガイガンにボコられるわで、キングギドラに噛みついたシーンは何処かで見たことあるわで、ぶっちゃげあまり良いとこ無しでしたね。このまま噛ませ犬で終わるかと心配していたら最後でヒップアタックをやってくれて、やっと見せ場があった感じでした。
しかし本作のメインはやっぱりガイガンでしょう!何と言ってもデザインがカッコいい!どういう仕組みかフワッと飛んでたのもとても不思議でしたが、何より不思議なのはお腹のノコギリ!何をどうやったら生物があんな風に進化するんでしょう?背中に背ビレ、お腹にノコギリだったら寝る時は仰向けは無理、うつぶせも無理、いつも横向き!寝返りも無理!
とまぁ、色々とツッコミ所豊富だったのですが、何だかんだで怪獣バトルが長かったのは良かったです。
しかし、ハンター星雲人がゴキブリ過ぎてビビりました。進化したというより大きくなっただけ!?きっとテラフォーマーズの元ネタに違いない!!
唸れ!世紀の怪獣タッグマッチ!!
ゴジラシリーズ第12作。
「東宝チャンピオンまつり」で公開。
DVDで4回目の鑑賞。
本格的に低予算感が姿を見せ始めました。
民衆の避難シーンや都市破壊シーンなどで、ライブ・フィルムの流用が多く見受けられました…(泣) 本作以降、同じ場所が破壊され、同じ人々が避難するんやなぁ…(笑)
まだ都市破壊の新撮シーンはあるものの、全体のつくりの粗を誤魔化すためなのか、不自然なアップ・ショットが多いように感じました。戦闘シーンもしかり…。
それはさておき、地球侵略を企むM宇宙ハンター星雲人が送り込んで来たガイガンとキングギドラと、ゴジラとアンギラスが戦う怪獣タッグマッチ戦が見どころです。というか、それ以外の注目ポイントを見つけられませんでした(泣)
魅力たっぷりの新怪獣ガイガン…めちゃくちゃカッコいい! 武器は胴体の回転カッターや両腕の鋭い鎌でございます。そのために、戦闘シーンでは前作に引き続き流血の描写が多く見受けられました。出血大サービス!(笑)
ゴジラは「怪獣総進撃」以来のスーツを流用しているため、痛みが激しく、おが屑(!)を使って補修しているものの、くたびれた印象が否めませんでした。二の腕の辺りに、剥がれた表皮がヒラヒラしていて、めちゃくちゃ悲しくなりました。過剰な流血描写が感情に拍車を掛けました…。「これ以上痛めつけんといてよ!」と思いました(笑)
もうひとつ、悲しい出来事と云えば―。第1作よりゴジラのスーツアクターを勤めて来た“ミスター・ゴジラ”中島春雄氏の最後の演技となりました。今日のゴジラ像をつくり上げたのは中島氏ですし、とても偉大な方だなと改めて感じました。
ゴジラとアンギラスが、マンガの吹き出しで会話するシーンがあまりにも有名ですなぁ…。初めて観たときはコミカルだなと思いましたが、今観ると、めちゃくちゃシュールで如何ともしがたい感情が沸いて来ました(笑)
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ドラマ部分では、「ウルトラセブン」のアンヌ隊員役で特撮ファンの心を掴んだひし見ゆり子がヒロインとして出演していました。その美貌が放つ魅力で作品に華を添えてくれました。“永遠の特撮ヒロイン”の面目躍如ですなぁ…。
本作の侵略宇宙人・M宇宙ハンター星雲人の正体は、高度に進化したゴキブリでした。高度に進化し、コンピュータや機械に頼っているはずなのに、ゴジラタワーとその周辺の警備が手薄なこと手薄なこと(笑) 監視カメラくらい設置しませんか?
それでも、その正体がゴキブリと云うのは、見逃せない点だなと改めて思いました。彼らの星の文明が辿った滅亡への道のりにしても、今の地球人類の身につまされるものだし、我々が滅びた後に生き残るのは、案外ゴキブリのような生命力の逞しい虫たちなのかもしれませんなぁ…。教訓教訓。
【余談】
鳴き声で怪獣を判別する防衛司令www
※追記(2020/11/25)
怪獣タッグマッチが本作の見どころだと前述しましたが、タイトルは「ゴジラ対ガイガン」なのに、ゴジラとガイガンが直接戦っているシーンが少ないように思いました。アンギラスにガイガンの相手は荷が重すぎるやろ(笑) ゴジラはもっぱらキングギドラと戦っていた印象。脚本検討段階では「キングギドラの大逆襲!」や「キングギドラ対ゴジラ 地球防衛命令」だったそうなので、あくまでもメイン敵怪獣はキングギドラであり、その名残りなのかもしれませんなぁ…。
※鑑賞記録
2020/11/25:Amazonプライム・ビデオ(5回目)
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