モスラ対ゴジラのレビュー・感想・評価
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アマゾンプライムで観賞。 幼虫モスラがキモ可愛かった。 糸を吐いて...
アマゾンプライムで観賞。
幼虫モスラがキモ可愛かった。
糸を吐いて攻撃が可愛かった。
モスラを呼んできて
藤木悠が軽いノリで「モスラ呼んできてゴジラやっつけてもらうんですよ」「卵は逃げないですよ脚がないから」で笑った。しっかし島民は日本語ベラベラだな。
まぁその程度。
東宝特撮はガラパゴスに陥り進歩を止めてしまいつつあった
キングコングに続くゴジラの怪獣対戦路線の第2作目
ゴジラとは興行の為にあると、再定義されてその路線に基づいて作られている
それ以下でもそれ以上でもない
伊福部昭の冒頭のスタッフロールにかぶさるテーマ音楽が一番素晴らしい
特撮は精緻を極めるミニチュアセット、着ぐるみゴジラ、繰演によるモスラ、戦闘機
いつもながら見事な出来映えだ
しかし、逆に言うと進歩は余りみられない
海外では東宝特撮を研究して、どこをどうすれば凌駕する特撮映像を撮れるのか、その成果が現れ始めていた年が本作公開の1964年という年だったのだ
米国ではアーウィン・アレンが原子力潜水艦シービュー号を製作し、テレビ放映が始まっていたのだ
大きな潜水艦などのメカ模型を大型プールを走らせて撮影するのは東宝特撮と変わりはしない
しかし太陽光の下で撮影して、さらにレンズや露光に工夫を凝らしており、それが実物感や巨大感を生み出しており、東宝特撮に欠けているものは何かに一つの回答を見せている
英国ではジェリー・アンダーソンがスーパーマリオネットと呼ばれた人形劇を1957年から作っていたが、特撮ははっきりいってちゃちなものだった
それがこの1964年になると海底大戦争 スティングレイをテレビ放映している
ミニチュアセットや模型のメカのレベルが格段に上がっていたのだ
まず美術デザインが近代的にリファインされ、東宝特撮の小松崎茂テイストを完全に時代遅れなものにしつつあった
そしてウェザリング
メカや建物などにはその表面的に必ず使用状況による汚れがあるもので、それを再現する事がリアルさ実物感や巨大感を生み出すことを発見して実践しだしている
爆発シーンも独自の工夫を凝らして、東宝特撮とは違う本物らしさのある爆発シーンを作り出している
もちろんカメラのレンズやスロー撮影などの工夫も明らかに成果を生み出してきつつあったのだ
そして、それは翌年の1965年特撮界の金字塔サンダーバードに結実するのだ
しかし、海外のライバル達が回答を出し始めた重要な時期に、東宝特撮はガラパゴスに陥り進歩を止めてしまったのだ
本作はこの年のゴールデンウィークの公開だ
そしてさらに夏には宇宙大怪獣ドゴラ、年末には三大怪獣 地球最大の決戦と、1964年に怪獣映画は3本も製作されていたのだ
怪獣ブーム、言い方を変えればバブルだ
特撮映画において、特撮技術はエンジンそのものだ
そこに進歩があって初めて新しい映像が生まれ、画期的な物語を紡ぐことができるのだ
そのつけが回ってくるのはまだしばらく先の事になる
モスラはあのサイズの卵を
どうやって産んだんだー!
自衛隊の弾や爆弾はなんで当たらないんだー!
マハラ・モスラ
前作『モスラ』では言語学者だった小泉博が生物学博士の三浦となっている。漂流したカラフルな卵は漁協から熊山(田島義文)ハッピー工業社長が122万円で買い取った。実業家の虎畑(佐原健二)なんてのはその巨大卵で10億(現在の100億?)稼ごうという強欲さだ。その密談中、「卵を返してください」と小美人が声をかける。そんなお願いを素直に聞くわけもなく、とりあえず親モスラと小美人が帰っていった。
そんな折、放射能汚染地域からゴジラが登場。名古屋を襲ったゴジラに対し、モスラの力を借りようと、毎朝新聞社のデスクが記者の酒井(宝田明)、中西(星由里子)、三浦にインファント島行きを命じる。現地人たちはモスラの卵を返さないこともあり、原爆をもてあそんだ人を許さない(多分、ロリシカ国に対する怒り)。しかし、小美人がモスラに直接尋ねたところ、年老いたモスラは力を貸してもいいと答える。
ゴジラは執拗にモスラの卵を壊そうと(?)しているところにモスラ登場。ゴジラの首が座ってないように思えるのだが、この時のゴジラは赤ん坊だったのか?そのため放射能攻撃も不安定でモスラに直接当たることはない。しかし、モスラは老いのために毒の粉を吐きながら死んでしまうのだ。ゴジラに対する防衛隊は高圧放電攻撃を仕掛けるが電圧を上げすぎたために焼き切れてしまう。
そんな時、卵からはモスラが孵った。しかも小美人と同じく双子だ!彼らは離島である岩島での決闘することになるが、残された女子先生と生徒たちには何故だか『二十四の瞳』を感じさせる。子供は9人だったような気もしたが。
キラーソングとも言うべき「モスラの歌」は聞けないが、モスラが登場してからはザ・ピーナッツが歌う「マハラ・モスラ」がずっと流れている。
申し訳ない
子供の頃ならワクワクして観れただろうが、
さすがに大人になってからは、
突っ込みどころが多すぎて、
鑑賞に堪えない
ゴジラ、謎のドジッ子属性
ゴジラの4作目にしてモスラ登場です。子供の頃からモスラ特別カッコ良い訳でもないし、何故に人気なのか不思議だったんですけど、きっとモスラが人気なのは見た目ではなく心意気なのではないかと思います。幼虫モスラがモコモコ動いてるのは何だか可愛らしかったです。でも、普通にゴジラ追い付くとか生まれたての割に足早いな!
しかし、本作のゴジラは良いとこ無しでしたね。そして、謎のドジッ子属性。いうなれば最初浜辺に埋もれていたのもうっかり嵐に巻き込まれたからですし、名古屋城壊したのもお堀に足を滑らせたからというドジッ子っぷり。そうそう、幼虫モスラに尻尾噛まれてメッチャ痛がってましたが、きっとあれは人間でいう所の足の小指ぶつけたような感じなのではないでしょうか?わかるー!
しかし、モスラの歌は耳に残りますね。頭の中でエンドレスリピートします。きっと観た人全員が数日は「モスラ~や、モスラ~」っと後遺症に悩まされてるに違いない!
平成版よりも面白いよ
昭和版では幼虫がゴジラを倒すのかwww中々面白かった。今観ると戦闘シーンとかしょぼいけど、ちゃんとサスペンスがあるから飽きずに観れる。 そりゃまあ、自衛隊の戦車や戦闘機がラジコンなのはミエミエだし、CGがない時代だから怪獣の戦闘シーンは着ぐるみを着たおっさんが暴れているようにしか見えないよ。 でもね。主演俳優が、「自然を守れ!」というクソだっさいセリフを連発する(まるで小学校の性教育のビデオみたいな)平成版の「ゴジラ対モスラ」よりは、本作の方が好きだ。 ラストシーン。ゴジラを倒した後でモスラが去っていくシーン。「(モスラは)もう帰ってしまうのか。せめてお礼ぐらい言わなくちゃ。」と男が言った後、主演の宝田明が「いやぁ。あの人たちへのお礼は、我々が良い世界を作ることだ」。 その通りだよ!映画の中で、正論など言わなくて良いからさ!映画人であれば良い映画を作れ!(偉そうで申し訳ありません)
二大怪獣スターついに激突!
ゴジラシリーズ第4作。
Blu-rayで7回目の鑑賞。
シリーズの怪獣対決路線を決定づけたのが本作!
対戦相手はゴジラと人気を二分する巨大蛾怪獣モスラ。
1961年の「モスラ」でデビューを飾って以来の再登場となりました。本作に登場するモスラはデビュー作で成虫となり、東京やニューカーク・シティを襲撃した固体と同一です。
モスラが善玉キャラなので、必然的にゴジラはヒール。モスラの卵を襲ったり、寿命が尽き掛けている成虫モスラや、生まれたての双子の幼虫モスラをこれでもかと痛めつけました。三白眼が怖いよ…。悪役ぶりが最高でした!(笑)
本作のゴジラは通称“モスゴジ”と呼ばれています。
目付きが前作よりも若干きつくなり、頭を振ると唇(?)がブルブル震えたりと、昆虫怪獣のモスラに対して、動物感が増すような演出が心掛けられていたそうな…。
悪役なのにおっちょこちょいなのは、ギャップ萌えを狙った結果でしょうか?(笑) 名古屋襲撃時、テレビ塔に尻尾が絡みついちゃってジタバタ。ついでにテレビ塔を倒してしまう(笑) 名古屋城の御堀の段差に気づかずにそのままの勢いで天守閣を壊してしまいました。かわいい…( 〃▽〃)
個人的にこの“モスゴジ”スーツが2番目に好きです。ファンの間でも人気が高い造形です。全体のフォルムがスマートでシュッとしているのが好ポイント! ちなみに、一番好きなのは「ゴジラVSスペースゴジラ」の“モゲゴジ”です(笑)
モスラとゴジラの壮絶な戦いは陸と空のダイナミックな画づくりが心掛けられており、シネマスコープ画面を所狭しと展開されて大迫力! よくよく考えてみると、完全操演の怪獣と着ぐるみ怪獣の初めての組み合わせ!
モスラの“最後の武器”である鱗粉攻撃が本作にて初公開。捨て身の攻撃に胸が熱くなりました。だって飛べなくなるんですもの! 尽き掛けている残り少ない命を振り絞り、卵を守るために戦う姿から強烈な母性を感じました…。
4作目にして、初の黒星…。本作以降、ゴジラはモスラに、成虫・幼虫に関わらず勝てないと云うジンクスが生まれました(笑) あ、「GMK」は除きます(笑) 正確に云うと、インファント島出身のモスラには、絶対に勝てない!(笑)
――
ドラマ部分では、悪徳興行師の暗躍や新聞の存在意義など、当時の社会問題が風刺的に取り上げられていました。モスラの卵の値段の決め方が秀逸でした(笑)
佐原健二と田島義文の悪役コンビが素晴らしい! まるで時代劇の悪代官と越後屋みたいな雰囲気(笑) さんざん悪どいことをして、主人公たちや小美人を困らせました…。ふたりが辿る末路に溜飲が下がる想いでした(笑)
宝田明と小泉博―ゴジラ映画歴代主演コンビの共演作でした。ある意味総決算な雰囲気…。ふたりとも以前より演技が上手くなっている気がしました(笑) あ、あと卵ばっかり食べている藤木悠は「キングコング対ゴジラ」の主演コンビの内のひとり。高島忠夫が出てたら完璧やったのになぁ…残念(笑)
その中にあって一段と輝く星由里子の美しさと来たら! 宝田明演じる記者の後輩カメラマンを演じていました。若さ溢れる演技で、画面が一気に華やぎました。水野久美と並んで、特撮映画永遠のヒロインだなと改めて感じました。
※追記(2019/01/21)
今まで聴き逃していましたが、ラストでゴジラが襲撃する岩島から救出された学校の先生の名前が、“小林”でした。シリーズ第2作「ゴジラの逆襲」で、小泉博演じる月岡の相棒も小林(千秋実)。その小林は月岡の目の前で命を散らしてしまいましたが、本作でその変わりと言ってはなんですが、“小林”先生を助けられたことで、別の役ではあるものの月岡―小泉博が救われたような気がして、勝手に胸を詰まらせました(笑)
※鑑賞記録
2019/01/21:Blu-ray
2019/11/05:Blu-ray
2020/08/21:Amazonプライム・ビデオ
最高!
昭和ゴジラの中では一番面白いと思います!
ゴジラの顔もかっこいいしモスラは美しい!!
とにかくモスラ優しすぎ。
ついでに健気すぎ。小美人もインファント島民も、あんなブン屋のねーちゃんの演説ごときで懐柔されるなんて人が良すぎる。お陰で日本はゴジラの脅威から救われるわけだけど、まったく一方的に利用しただけなわけでなんとも後味が悪い。
ただ、ゴジラの登場シーンは滅法かっこいいので、あのシーンのためだけでも十分に観る価値はあると思う。名古屋上陸以降はとんでもないドジっ子ぶりで笑っちゃったけど。あと、高度経済成長期らしい社会風刺も効いていて、いま観ても思いのほか楽しめた。
モスラ、ええ奴やん。 ゴジラ、悪い奴やん。 今、その名を轟かせてい...
モスラ、ええ奴やん。
ゴジラ、悪い奴やん。
今、その名を轟かせているのはゴジラ。やはり怪獣は悪でなくてはならぬのか。
すぐ南海の孤島、そして着色した、日本語喋る原住民を出すんじゃない(笑)にしても、この頃からはや原子力、放射能は危険視されてたんですね。
最後の島の子、女の子ばっかりやん。おいおい、幼虫、強すぎやないかーい!ツッコミどころは満載。ヒロイン星由里子が個人的には…
ザ・ピーナッツの名曲、モスラをしばらく歌うことになります(笑)
真面目な話
信用できない人間のためにモスラが最後の力をふりしぼる姿を見ると、なんかすごく申し訳なく思えてくる。
モスラかわいい
いろいろツッコミどころがたくさんあったけど、
フワフワなモスラがかわいかった
でも最後モスラにお礼は言わなくていい!というシーンは笑ってしまった。なぜ
親モスラは命までかけてゴジラを倒したのになぜ…
最近ハリウッド版のゴジラをみたのですが、
人が落ちたりつぶされたり死ぬシーンがたくさんあり、
この映画はわざとそういうシーンうつしてないのか技術がなかったのかわからないけど
そういう生々しいシーンがなくてよかった
拳銃で人が死んだりとかはありましたが
戦闘シーンも手作り感がありみていて
大変楽しかったです
いとまきまき いとまきまき ひいてひいて トントントン。
楽しい
興奮
モスラって愛くるしい表情で無邪気に羽ばたいてますけど、やっぱ巨大な蛾ですよね。間違っても巨大な蝶には見えませんよねえ-。
モスラの幼虫ってチョココロネみたいですよね。
キモカワイイ系の癒しキャラたちに、今回ヒール役のゴジラも呆気なく降参しちゃいました。
モスラの自己犠牲
シリーズ4作目。
東宝の怪獣でゴジラに次ぐ人気を誇るモスラとの初対決。
ゴジラもモスラも単独で主演を張ったスター怪獣で、さながら2大スター豪華共演。
結果から言うと、ゴジラの初黒星。
悪のゴジラと善のモスラなので、致し方ないか。
だけど、成虫モスラに圧倒的に劣勢のゴジラは見ていて何だか情けない。
特技監督の円谷英二は、ゴジラと戦う相手はゴジラより強くなければいけないと言っていたが、勿論それも充分分かるが、やはりゴジラは圧倒的に強く恐ろしい存在であって欲しい。
善のモスラが相手なので、作品雰囲気も前作と比べると真面目に戻った。
ゴジラの猛威を止めるべく、主人公たちがモスラの力を貸して貰う為、インファント島の島民たちを説得するシーンは、よく聞くとクサいセリフなのだが、なかなか説得力はある。
そして、その申し出を受け入れるモスラ。しかし、モスラの寿命は後僅か。二度と島には戻って来れない。
そのシーンのモスラの姿は実に神々しい。
ゴジラとの戦いで命尽きたモスラ。
が、卵から幼虫が孵り、親の敵を討つ。
モスラには悲劇的な役回りが似合う。
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