キングコング対ゴジラのレビュー・感想・評価
全35件中、1~20件目を表示
サル✕ゴジラ
3年前ハシにも棒にもかからない愚作「ゴジラvsコング」を見る前に原典をもう一度見ておこうと思ったのだが、近所のレンタルビデオ屋になかったので、やむなく断念。
もちろん過去に何度か見ているが、今回スクリーンで見るのは久しぶりだ。この後「ゴジラ対〜」路線が定番になるが、RKOに敬意を表してかタイトルはキングコングが先になっている。制作年代からして解像度や特撮のレベルが低いのはいかんともしがたいが、娯楽映画に振り切っているので、まあ鷹揚な気持ちで見ていられる。今見ると「ウルトラQ」の「五郎とゴロー」や「南海の怒り」は明らかにこの映画を参照しているのがわかる。南洋の原住民役をメイクした日本人がやるのはコント感が強いな。アダモちゃ〜ん。
主人公が国会議員や特攻隊の生き残りではなく、製薬会社の社員というのが微笑ましい。高島忠夫も有島一郎も若い。松村達雄は歴代の“おいちゃん”の中で一番好きだったが、あの独特の口調が聞けて懐かしかった。浜美枝と若林映子はこの映画のおかげで二人とも007に出演できたらしいので、何とも不思議な巡り合わせだ。
ゴジラの造形では本作が一番シャープで好みだった。でも既にところどころ動作が擬人化されているのが(シェーまでしないものの)、その後の東宝ゴジラシリーズの行く末を予感させて、悲しかった。
当時国民の10人に1人以上が鑑賞したのも納得の超娯楽大作!
本日ゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」第2弾『キングコング対ゴジラ 4K
デジタルリマスター版』富山省吾プロデューサートークショー付き上映に参加。TOHOシネマズ日比谷さんのシアター7は第1弾『ゴジラ』に続き今回も満席。
『キングコング対ゴジラ』(1962)
第2作『ゴジラの逆襲』(1955)から7年ぶりの復活作は初のカラー、シネマスコープ、ステレオ(4ch)で今回4Kでの鑑賞でしたが圧巻のド迫力。
岡本喜八監督『暗黒街シリーズ』『独立愚連隊西へ』でも脚本を務めた関沢新一さんの『ゴジラシリーズ』デビュー作として『ゴジラ』(1954)のパニック映画のイメージを一新させ見事に娯楽に振り切った脚本は本シリーズが70年も続くことになる転換点、過熱するTVの視聴率戦争という社会風刺もさりげなく描いているところも素晴らしく、日米のスーパースター夢の対決も相まって当時国民の10人に1人以上が鑑賞したのも納得ですね。
1964年の東京オリンピックをひかえ高度経済成長期の勢いもヒシヒシと感じました。
キャストも高島忠夫さん、藤木悠さんの弥次喜多コンビも明るく、のちに『007は二度死ぬ』(1967)ボンドガールになる浜美枝さん、若林映子さんはゴージャスで華やかですが、何といっても白眉は有島一郎さん。
視聴率を追い求める宣伝部長を茶目っ気たっぷり愛くるしく演じてくれたのが本作を娯楽作品として成功させた一因だと思いますね。
上映後の富山省吾プロデューサーのトークも関沢新一さんの幻の脚本『ゴジラ伝説 アスカの要塞』など貴重なお話が聞けて今月もラッキーでした。
次回はいよいよ『ゴジラVSビオランテ 4K』楽しみ!
レビューが難しい
ゴジラ映画が完全に子ども映画となり
雰囲気も重たいモノからコメディ要素多めとなった。
バリバリのCGで描かれる近年のゴジラ映画を観てる
ので比べるわけにもいかずレビューが難しい。
ただ子どもの頃観た今作は確かにワクワクして観てた
ので当時の子どもたちの目線で見なければならない。
初カラーで描かれるゴジラは前作より迫力も増し
7年ぶりのゴジラともあって気合いが感じられた。
特に登場シーンのカッコよさは抜群であった。
0003 イッツアゴッジラー
1962年公開
動員数1100万人って今で言うと興収150億くらい?
映画が娯楽の王様の時代に作られた
質量ともに最高の特撮映画。
有島一郎を迎えて今までの核に対するアンチテーゼ一辺倒から
コメディ要素をふんだんに投入。
決闘は2度行われ、最初は当然飛び道具を持つゴジラが
圧勝するも、再戦では電気を貯めることが出来るようになった
コングが優勢に。
好きなシーンはコングがゴジラの口に木を突っ込み、アガアガ
とさせるもゴジラは放射能火炎でぶっ飛ばすところ。
他にもゴジラの脅威にひるむソ連の戦車
ゴジラの放射能火炎に目をパチクリさせるコング
100万ボルトの電流にたじろぐゴジラ
富士山のふもとを昇っていくゴジラ
など見所もふんだんに用意。
最後は二人で意味なく熱海城をぶっ壊すが
バックの相模湾が雄大でとても特撮とは思えない。
取っ組み合ったまま両者リングアウトの引き分けで
わざわざ海外から来てくれたコングに敬意を表した。
85点
我々が購入できた最初のDVDはチャンピオンまつり用に
ぶった切りされたものをいろんなところから寄せ集めたため
色調や音楽が見事に繋がらない優れモノだったが
それはそれで味があった。
【ゴジラとコングの対決シーンが、色々と面白き作品。コングはヤッパリ美女が好きで、日本だと国会議事堂に上るんだねえ。】
ー 今作は、公開後大ヒットしたそうである。それにしても、2020年代になっても、ゴジラとコングの映画が2作も製作、公開されているのだから人気なんだねえ。-
◆感想
・レビュータイトルに記したように、今作ではコングはエンパイヤ・ステートビルではなく、日本だから国会議事堂に美女を手に握ったまま上っている。
・ゴジラは良く城を壊すが、今作では小田原城だったなあ。
<今作品の対決は60年後に、2021年「ゴジラVSコング」2024年「ゴジラ×コング 新たなる帝国」に引き継がれるのである。ナカナカ、凄い事だと思うなあ。>
初のカラー映画
日米2大モンスターの決闘
ストーリーにもアドベンチャー要素が加わり、昭和ゴジラのお手本となったような作品
ゴジラの出演シーン、キングコングのシーン共に多く、見応えもたっぷり
なぜが電気を浴びると強くなるコングの設定も面白い
今の時代で見るとブサイクすぎるのもご愛嬌
コングの運搬シーンなどハリウッド版との共通点を探すのも楽しい
記念すべきゴジラ初の総天然色カラー作品、怪獣キングのコングとの共演。ゴジラ映画最高動員歴史的作品。
独自採点(74):主演高島忠夫、昭和ゴジラとして初めて「自衛隊」の記載が劇中に出た作品。昭和黄金期ゴジラ人気をモスゴジと二分する傑作。市街地ミニチュアセットスケール1/ 25
制作田中友幸、監督本多猪四郎、特技監督円谷英二、音楽伊福部昭
通称:キンゴジ・登場怪獣:キングコング/大ダコ/オオトカゲ(全長1m)・防衛:自衛隊=85'キングコングを空輸するヘリに自衛隊の文字/防衛庁=28'(ノンクレジット)「東部方面隊」・97分・上陸地(松島湾上陸シーン無し)・破壊地(東北〜関東・熱海城)・特撮爆破炎上破壊規模B(特撮シーンは多いものの炎上シーンはややおとなしめ)
ゴジラの逆襲から7年、満を持しての対戦相手は特撮怪獣の目標でもあったキングコング!キングコングとゴジラの激闘は娯楽映画の色彩が非常に強い作品となっている。既にテレビの普及はだいぶ進みカラー放送も始まっていた(60年)がまだ白黒番組も多く怪獣ブームの火付け役ウルトラマン等の放映前、対戦相手がキングコングということもあり、観客動員は実に1120万人(当時の日本人口は9千万人台)!当時の期待度はずば抜けている、当時の東宝特撮はどれもドル箱だったがそれでもベスト10ランクインした特撮は「ゴジラ・太平洋の嵐・世界大戦争」とこの作品のみ。監督の本多猪四郎は、当初キングコングの起用には抵抗があったが、会社からの強い要望でキングコングとの対戦になったそうだ。今作から脚本を書いた関沢新一は当初『ゴジラ対キングコング』のタイトル予定をアメリカ側への配慮から『キングコング対ゴジラ』にしたと語っている。
本作品では環境への警鐘を問うシーンがあり、映画冒頭で海水の水位が上昇している原因は北極の氷が溶けたからと当時から温暖化を指摘するような場面も。この当時「温暖化」という言葉はなかったのかもしれないが既に温暖化が問題になっていたのだという事を知ったのは興味深い。
造形特徴は上目使いの黄色味がかった目、足指3本、耳が無く爬虫類的風貌にボリュームある下半身、初カラーで体色はフィルムの影響か緑がかったグレー、横顔は精悍だが正面からは幅広口により目が特徴のキンゴジは今でも人気がある、熱戦放射で背びれが青く光るところとか当時の人はさぞ興奮した事だろう。
特撮では、ゴジラが東北本線特急「つがる」を襲うシーンやキングコングが丸ノ内線をわしづかみ窓越しのアップや国会議事堂に登るシーンは名シーン。ゴジラスーツも3作目になると改良著しい、対決は丹沢山系とやや地味な場所で熱海城を破壊するのだが、やはり街を破壊するシーンは見たい。
因みに、ゴジラ映画に協力的だった自衛隊(全身の防衛隊含む)この作品で初めて空自ヘリの側面に自衛隊の文字がアップされた、しかし自衛隊機がゴジラの熱線に撃墜されるシーン(66’)があり以後しばらく空自の機体撃墜はタブーとなったのか出てこない。また、マーチでも有名な「宇宙大戦争(1959)」までは自衛隊が実際映画にも出演(クレジット無し・広報・演習の一環)していたが、当時国会で「自衛隊が一企業に協力するのは如何なものかとの横槍が入りモスラ(1961)以降の防衛隊出演は役者のみ(と言っても戦後間もないので戦争経験者の役者が演じているのでリアリティがある)となって行きヘドラまで自衛隊の記載は見られない。
ゴジラの上陸シーンはなし・ラストキングコングと海に落下。
時代:(封切料金¥260※実勢価格約半額)ラーメン一杯48.5円、日本で最初に造られた大規模ニュータウン千里ニュータウン、白黒テレビ普及率80%超え、生活保護世帯にもテレビが認められ日用品となった(電気洗濯機は63年)、首都高京橋~芝浦間開通
1970・78年東宝チャンピオン祭り(74分)
時代(1956〜62):
1956:「ラドン(初の怪獣カラー作品)」(封切料金¥140※実勢価格約半額)経済白書が「もはや戦後ではない」と明記、2代目現在の通天閣再建、鳩山首相が「自衛隊は憲法違反の疑いがあるので憲法改正をしたい」と国会で発言、大阪府堺市国内最初の金岡団地2DKが初めてできた住宅公団初めて入居者募集 、東海道本線の全線直流電化、日本国連加盟、日ソ共同宣言、南極観測船宗谷出港、日本初の分譲マンション四谷に(一戸400〜700万円)、三宅坂の最高裁や国立劇場の辺りはまだGHQのカマボコ兵舎が残っていた、環八着工、一億総白痴化・ロックンロール・深夜喫茶・3種の神器(白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫)、会社員平均月収¥30,776、LP¥1,800、都内人口800万、東京港拡張の為お台場取り壊し
1957:「地球防衛軍」(封切料金¥160※実勢価格約半額)夢の島ゴミ埋め立て開始、ソ連から最後の引き揚げ船、NHKFM放送開始、選抜で王貞治早実が優勝初めて紫紺の大旗が箱根を超える、長島巨人入団、東京都宅地分譲開始、千葉光が丘団地で初めての「ニュータウン」という言葉が使われる、有楽町で逢いましょうのキャッチフレーズでそごう開店、渋谷駅前地下街開店、YKKズボンファスナー販売、白黒テレビ普及率一桁、コカ・コーラ、日本での販売を開始、 東京都の人口がロンドンを抜き世界一、ソ連が人工衛星スプートニク1号の打ち上げ、美空ひばり所属神戸芸能社登記この頃の興行会社は大概ヤクザが絡んでる、浅草国際劇場で塩酸をかけられる。
1958:「大怪獣バラン」(封切料金¥170※実勢価格約半額)国内観客動員11億、東京タワー竣工とミッチー(ご成婚)ブーム、関門トンネル開通、白黒テレビ普及率10%超え、日清チキンラーメン発売¥35円、スバル360発売、団地族・神様仏様稲尾様、初のブルートレイン「あさかぜ」運行、フラフープ流行¥270、神戸にスーパーマーケット「主婦の店ダイエー」開業、サハリンのホルムスク(真岡)からの引き揚げ最終船 白山丸舞鶴入港、、会社員平均月収¥34,663
1959:「宇宙大戦争」(封切料金¥170※実勢価格約半額)白黒テレビ普及率20%超え、丸ノ内線(池袋 - 新宿間)全線開通、渡辺プロダクション設立
1960:「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦太平洋の嵐」で東宝大プールが完成以後の東宝作品で大活躍する(封切料金¥200※実勢価格約半額)・所得倍増計画、60年安保、国内スクリーン7457館白黒テレビ普及率45%、1960年9月10日にカラーテレビ本放送開始(東京のNHK・日本テレビ・TBSテレビ・大阪のNHK・朝日放送・読売テレビの6局8波)、だっこちゃん、ポータブルトランジスタテレビ、自動車の輸送率が20%を超え都内各地で渋滞深刻化、都区内下水道普及率2割、ホリプロ設立
1961:「モスラ」(封切料金¥230※実勢価格約半額)白黒テレビ普及率72%、ベルリンの壁が出来る
1962:「キングコング対ゴジラ・妖星ゴラス」(封切料金¥260※実勢価格約半額)ラーメン一杯48.5円、日本で最初に造られた大規模ニュータウン千里ニュータウン、白黒テレビ普及率80%超え、生活保護世帯にもテレビが認められ日用品となった(電気洗濯機は63年)、首都高京橋~芝浦間開通
好きなショット:50’松島の東北本線を歩くゴジラ
史上最高の好カード!両雄激突!
いきなりメインイベントって感じです。
日本とアメリカを代表する怪獣同士の対決に大興奮!さしつさされつ、くんずほぐれつ、両雄譲らずの名シーンの連続。
まぁ、どう考えても怪力だけの巨大猿より、口から放射能を吐き出すゴジラの方が強いとは思うのですが・・・
60年以上前の作品ですから、今見ればチープな特撮ではあるのですが、そのミニチュアの緻密さ。壊れていく様は、まさに芸術の域に達していると思います。
役者さんも今で言うなら吉本のオールスターズみたいな、豪華なメンバーが楽しませてくれます。 お茶らけたお笑いシーンのオンパレード。
エンターテイメントに徹した楽しませるための娯楽超大作って感じかな。
ゴジラシリーズの中でも五本の指に入る大好きな一本です。
キンゴジ
2023年12月23日
映画 #キングコング対ゴジラ (1962年)鑑賞
反核のイメージがなくなりキングコングとの激闘もユーモアを交えて描くなど娯楽色が強い
ゴジラにドロップキックさせてます
総天然色だと却ってちゃちに見えるな。これなら白黒の方が断然いいよね
私のナカではゴジラシリーズのベスト3
世間ではこの映画をしてゴジラを核兵器が生んだ禍々しい怪物から人間が怪獣や宇宙人で困ると何処からともなくふらりと現れる寅さんのような大衆的スターに向かわせたとして評判は良くないのだが、今見てみるとその「当時の現在」が面白い。
この映画の主役はもちろんゴジラとキングコングなのだがこの二人を日本に呼び込んだのは当時勃興してきたテレビの視聴率を上げたいスポンサーで、特にキングコングを呼び込んだスポンサーであるパシフィック製薬の宣伝部員たちの昭和っぷりなドタバタが本当に面白いのだ。宣伝部長の有島一郎は随所に小演劇仕込みの小ネタを繰り出しながら「キングコングのスポンサー」として様々な場所にしゃしゃり出てくる。
そんな有島に部下の高島忠夫や自衛隊までもが「そりゃあないよな」な感じで振り回される。
ストーリーもご都合主義で当時の「サラリーマン社長シリーズ」に重ね合う。
その中でも特にご都合感が満載なのは高島忠夫の妹に扮した浜美枝だろう。ともかく彼女は異常なほど災難に出くわすウルトラ不運な女性で乗った列車はゴジラに投げ飛ばされる、帰ってきた東京ではキングコングに気に入られ、さらわれたあげく国会議事堂へのデートに付きあわされるなどとてつもない不運ぶりである。そしてキングコングと言えば美女の悲鳴と言う事で彼女は実際に喉が枯れるほど何度も悲鳴をあげたのだが、その悲鳴がハリウッドの目(耳?)に留まり後日、日本が舞台となった「007は二度死ぬ」のボンドガールに抜擢されたのであるから実体の彼女にとっては不運どころか大幸運だったのだろう。
ともかくこの「キングコング対ゴジラ」でゴジラ映画の基本パタン「ゴジラはなかなか出てこず、満を持して登場する」「人間側の主人公は偉い人とかゴジラ退治者ではなくゴジラと深く関わった民間人」が確立する。
その後昭和ゴジラシリーズはモスラやキングギドラなどの大スターを生むとともに当時の米ソ宇宙開発競争に影響され宇宙人なども登場し蘇生や時間移動などストーリーが何でもあり化してしまい沖縄返還後のゴジラではシーサーまで怪獣にされてしまう。
ゴジラ3作目、本作よりカラーらしい。 夢の対決、そら流行ったでしょ...
ゴジラ3作目、本作よりカラーらしい。
夢の対決、そら流行ったでしょう。結果はまあ予想通り。タコも怖いよ。
製薬会社部隊がギャグすぎる(笑)浜美枝がさすがの美しさ。南の島のダンスリーダーも彼女?(笑笑)
BS12
高島忠夫、大活躍!
シリーズ2作目「ゴジラの逆襲」の続編にして初のフルカラー及びゲスト怪獣を迎えた対決方式の作品。
以降、対決路線がメインとなる起点の作品にもなった。
60年代の日本映画など、普段はなかなか触れる機会はないが、改めて観てみると意外と面白い。
女優じんがみんなかわいい。
初ゴジから2作品目で既にコミカルな作風に…
怪獣の動きも人間ドラマパートもコントかってくらいコミカルな動きで、ちょっと前まで陰鬱な初ゴジを作ってたとは思えない変貌ぶり。ちょっとゴジラに叩かれただけですごすご帰るキングコングとか、岩投げたり蹴飛ばしたりの応酬とか、もうちょい演出どうにかならんかったのかと思うがこれが昭和クオリティなのか…、そんだけ娯楽に飢えてた時代だったのか…。一応歴代最多の観客数を誇るらしいけど、タイトルだけに寄る部分が大きいんじゃなかろうか?
ゴジラVSコング公開記念
ゴジラVSコング公開記念
観る前はワクワクするもどうみてもB級の匂いがプンプンしたがとんでもない
たしかにB級かもしれないが決して駄作ではない
映画は娯楽という観点で言えば傑作の部類
2度目の鑑賞
東宝30周年記念
ゴジラシリーズ初のカラー
リベラルな活動家好みの政治臭さは全くなし
純粋な娯楽映画
ゴジラのアイドル化はここから始まったかもしれない
映画タイトルは定番のゴジラ対〇〇ではなくキングコング対ゴジラ
大物海外ゲストのキングコングの方が格上だからしゃーない
昭和9年のキング・コングと昭和29年のゴジラとでは20歳の違いがある
ゴジラが浜辺美波ならキングコングはさしずめ小池栄子
いや海外だからマコーレー・カルキンかな
先輩は一応たてないといけない
なぜかキングコングはキングコングとキング・コングの2種類がある
昭和9年はキング・コングだがそのあとは殆どがキングコングになっている
なぜだろうか
人間ドラマがコミカルで面白い
パシフィック製薬の多胡宣伝部長のエキセントリックさ
高島忠夫演じる桜井修のユーモアたっぷりの言い回し
藤木悠演じる古江金三郎と桜井修の名コンビぶり
パシフィック製薬提供番組の視聴率ならぬ聴視率アップを狙い南の島に棲むキングコングを眠らせることによって捕獲に成功
北極に現れたゴジラも日本に上陸し夢の対決が実現
ゴジラとキングコングのプロレス
今回のキングコングはゴジラのサイズに合わせて巨大化している
元々巨大だけど
元祖は人形アニメーションだが今回は日本風に着ぐるみだ
なんか元祖に比べるとマヌケづらな感あり
2度目の鑑賞で気づいたが胸を叩くシーンは握り拳ではなくリアルにパーで叩いていることに驚かされた
キングコングの島の現地住民は黒人でなく日焼けメイクの日本人
キングコングが眠った時のダンスが素敵
藤田進のクールな芝居によって高島忠夫のコミカルな芝居が引き立つ
ゴジラでもキング・コングでも感じたことだが怪獣映画ではなぜかタイミング悪く電車がやってくるのは定番
世界からも注目されたようで2人の美女は007シリーズに出演しリアルで気持ち悪い大ダコはフランケンが主人公の別の作品にも登場
日本人なのに日本のゴジラよりアメリカのキングコングの方を応援している自分がいる
キングコングが我々と同じ霊長目だからだろうか
あとやっぱりエンドクレジットよりオープニングクレジットの方が良い
懐古主義ではないが昔に戻して欲しい
特に海外作品はやけに長いわつまらんわ途中退席したくても暗いところを移動するのは嫌だし
八百長でしょ
昔、観ていたのだが白黒つかない決着や熱線をコングではなく足元に外すのでは手加減しすぎ、所詮、怪獣プロレスなのだから八百長云々というのも野暮だけれどコングに気を使い過ぎでゴジラファンとしては釈然としなかった記憶があるのだが待望の「ゴジラvsコング」を観る前に気になって再鑑賞。
初代ゴジラでも50mの大きさですから初代コングの7.5mでは勝負にならないので日本版「キングコング対ゴジラ」では45mに勝手に大きくしてしまいました。
最近のゴジラは120m級ですから「ゴジラvsコング」の伏線として2017年の『キングコング:髑髏島の巨神』のコング(32m)はまだ子供と言う設定にした、長じたコングはなんと102mなのでまずまず、ハリウッドは用意周到ですね。
大きさは良いとしても所詮コングはゴリラですから馬鹿力くらいしか強みがありません、一方ゴジラはプラズマを吐きますし通常火器では外皮はびくともしませんからまともに戦ったら勝ち目は無いでしょう。
そこで、雷の電気で帯電して強くなると言う突飛な理屈をつけていましたが、それでも苦戦、結局、取っ組み合いのまま海に落ちて勝敗は曖昧。日本人はゴジラ贔屓ですし、アメリカ人は言わずもがなコングでしょう、興業的には双方に華をもたす無難な落としどころ、長じて見れば判らぬでもありません。
コングと言えば美女は付き物、摩天楼もどきの国会議事堂など初代コングへのオマージュ満載、両怪獣に襲われるのも無理やりな設定ですが浜美枝さんは熱演でした。顔が似ていたので土人の女性と二役、頑張っているなと思ったら、根岸明美さんという別人でした。
島の土人も日本人の扮装だとバレバレだし円谷流の着ぐるみだとリアリティに欠けるのでシリアス仕立てを避けてコメディ風に逃げたのでしょうか。
それにしても有島さんのお馬鹿キャラは東宝の社長漫遊記風だし高嶋、藤木コンビは弥次喜多風ですのでセンスの古さというか時代を感じさせます。
さて「ゴジラvsコング」ではどう戦うのでしょうかね、予告を見るとコングが道具を使ってプラズマを跳ね返していました、やはりトカゲより猿の方が知恵で勝るということでしょうかね、日本版の雷頼みよりはましですね・・。
全35件中、1~20件目を表示