ゴジラ(1954)のレビュー・感想・評価
全112件中、81~100件目を表示
終戦から9年後での
世界中に衝撃を与えた怪獣特撮映画
共感
私は庵野監督のシンゴジラをみて何かしらの違和感を感じました。見ていて全く共感のできないつまらない映画と思いました。だから私はゴジラの原点である黒澤明監督のゴジラに興味を持ったのです。
私の新ゴジラの印象というのはセリフがただひたすら長いのと日本の数パーセントしかいない官僚をメインとした東北の震災をバックグラウンドとして作った映画だと思います。多分庵野監督は国家VSゴジラという視点で物語を進めていると思います。
ただ国家がどういう風にゴジラと向き合っていくかをメインにしているので我々日本人が知らない世界を話をメインにしているので共感が少なかったのではないかと思います。
ただ表現が現在の表現的であるというかネットを使って情報が拡散していきそして国民全体に伝わりパニックが起こる、多分現在にもしゴジラが存在したらそうなるのかもしれません。監督はいまの現状をよく捉えそして作った素晴らしい映画だと思います。
しかし黒澤明監督が作った初期ゴジラを見ると目劣りしてしまうのです。いまの世界に絶対的に不可欠な核兵器または水爆それ以外の破壊力をもつ兵器の所持、開発の反対それをテーマとしておいておりそのメッセージ性は強く評価できます。
東日本の震災と核兵器の根絶という永遠のテーマを比べることはできませんが少なくとも私は今日ゴジラの方が共感できるシーンが多く存在しました。
特に親が死んで泣いている子供のシーンとか。
日本にしか作れない大怪獣
まず、戦後10年足らずでこのクオリティーの映画を作ってしまうんだから驚き!外国から見ると日本の底力の方がゴジラよりよっぽど、それこそ怪獣の如く映ったんじゃないかな。
それはともかく、このゴジラ、内容もただの怪獣映画とは一味違う。勿論普通の怪獣映画として見ても申し分の無い面白さ。怪獣の恐怖、人々の葛藤、スケールのでかさ、物凄い威力を誇る秘密兵器…必要な要素はほぼ揃っている。というかこの映画が特撮怪獣映画のお手本と言っても過言じゃない。
そしてこの映画は大迫力怪獣映画と見せかけて、実はもうひとつ違う面を持っている。それは戦争映画というジャンルだ。
ゴジラは元々古代生物の生き残りだという。静かに海底に暮らしていたが、人類の度重なる水爆などの実験により怪獣と化し、さらには住みかも失い、人類が住んでる陸にやってきたということだ。
結局最後は科学者が発明した超強力秘密兵器によって死んでしまうのだが…
アメリカやヨーロッパが聞いたら目を反らしそうな内容だ。しかもまだ日も浅い1954年に…でかした東宝!
何故戦争映画なのって理由をまだしてないじゃないかって?やだなーもうしましたよー。上に書いたとおりですよー。
ゴジラが住みかを奪われた悲しさをヨーロッパの人はどう感じるのか。
ゴジラの最後の断末魔がアメリカの人にはどのように聞こえるのか。
この映画を見て日本人なら何を思うだろうか…
この映画を見れて良かった。やっぱりゴジラは日本にしか作れない。これを外国が作るということは、砂漠で南極物語を撮影するようなもんだ。
間違いなく日本の映画の最高峰の一つ。
古いのだから、多少は
目をつぶる。
戦後にあの内容である。
少々の練れてないキャラクターが居るのは仕方ない。
ゴジラが街を壊し、被災者が泣き崩れる
だけでも、雰囲気が出てる。
ラストはやはり悲しい気分になるが、インパクトは大きい。
後から作った作品がこれを越えられないのが一番残念な所。
映像的に越えるのは当たり前で、誉め言葉が「凄い」「綺麗」「リアル」とかしか取り柄のない作品ではいつまでもこの『ゴジラ』が名作と言われ続けるのだろう。
シン・ゴジラを楽しむに当たって挑戦(?)してみました。
怪獣映画の金字塔「ゴジラ」第一作目
やはり今観ると全体的に古臭く、特撮のチープ感は否めないです。それでも白黒の画面と相まって、全体的に不気味な雰囲気が良く出ています。きっと当時の人が見たら衝撃だった事でしょう。
三葉虫は古生代に絶滅したのに中生代ジュラ紀の生き残りのゴジラに何故くっ付いてたの?とか、ゴジラさんどう見ても肺呼吸のはずなのに海に潜ってる時間長すぎじゃない?とか、ツッコみたくなる箇所は多々あるものの、そういった粗を補うような不気味な雰囲気。戦後9年目というまだ人々の記憶に戦争が残っている時代に作られたからこそ、妙なリアルさが出ているのではないでしょうか?
例えばタワーから死を賭して実況を続けるリポーターには何となく特攻隊に通じる精神を感じました。当時は今よりそういった精神が美化されていたのでしょう。ま、正直逃げろよとは思いますが。
作品としての面白さ云々より時代考証の資料として価値のある作品ではないでしょうか?
そういえば志村喬さんって同じ年に公開された「七人の侍」にも出てらっしゃるんですね。その後何十年も語り継がれる映画のどっちにも出演しているってスゴイ!!
半世紀以上前の映画なのに驚くほど面白い!
怪獣パニックではなく深い悲劇
パニック映画ではあるのですが、生まれたくて生まれたわけではない、勝手な理由で殺されるゴジラと、人類のために自分の命をかけて汚れ役を買った男の話とも観れました。
もしかしたら家族を作ってのんびり暮らした一匹の爬虫類だったのかもしれない。もしかしたら失意を受けるも、研究で世間から評される1人の科学者に成れたのかもしれない。
一匹と一人の死後、人類の脅威が倒され喜ぶ人々は何を知っているのだろうか。個人的には悲しい話だなあと感じました。
初代
映画ファン必見の初代ゴジラ。
水爆反対のテーマもきっちりできていて当時としては迫力があったと思います!
ゴジラも恐怖の象徴として描かれるとおり歩いた跡には火の海になっていて、多くの住民が死んでしまいました。
特に私が気に入ったのは芹沢博士です。
彼の気持ちはよく理解できます。
彼の最期はとても悲しかったです。
白黒は大丈夫かと心配してましたが気にせず観れました。
是非ともオススメします!
これぞエバーグリーン
今、鑑賞しても新鮮。
今、見ても作り方がとても丁寧に作られていますね。(本物の自衛隊機のシーンは、意外と迫力がありました)原発事故後に鑑賞しただけに作中の中のガイガーカウンターのシーンは、切実な気持ちになりました。ハリウッド版のゴジラも今から待ち遠しです。
神格化しすぎかも。
初代ゴジラは何度も観ていますが、映画館では初めて。ゴジラの目線までよくわかるクリアな映像と、迫力ある音響はやはり映画館で観る価値はあります。
海から現れる時には足音がして、上陸すると時折無音になるあたりは、却って亡霊のような不気味な効果があります。
しかし、映画館で観るとまた違った感想が頭をもたげ、ちょっと神格化されすぎていないか?と思ったりもしました。
それは、この作品の主要キャラクターのほとんどが、空気の読めない破綻した性格の持主だからです。
志村喬の博士は、代案も持たないのになぜあんなにゴジラ攻撃に反対するのか?
娘が殺されかけ、街も壊滅状態だというのに。
(もっとも、自分が山根博士なら人道はともかく、反対するなぁ)
宝田明の尾形は、今特別避難指示が出ている中、ゴジラ攻撃に悩む山根博士に、娘さんとの結婚申しこむタイミングか?
河内桃子の恵美子は、芹沢博士の自分への気持ちを知っていながら、なぜ宝田明に秘密を話し、宝田明から芹沢博士に話させる?
オキシジェンデストロイヤーを使う羽目になったら、芹沢博士は自死する、と打ち明けているじゃないか。それをあろうことか今の恋人に言わせておいて、自分だけ泣き崩れるって、酷い。酷すぎる。
今まで観ていてこんな風に感じたことってあまり無かったのですが、映画館で観るってやはり特別な体験なんですね。
何度観ても新しい発見があるのは名作だ
ゴジラが姿を見せるのは、冒頭からだいぶたった島の調査が始まってから。それも全体でなく、部分的。この時間まで、観客はワクワクドキドキしたのだと思う。そういう点でもよく練られた仕立てだと思う。
ゴジラの始まり
映画が始まってなかなかゴジラが現れず、つまらなさを感じるが、ゴジラの大暴れが始まると、60年前という古臭さ、チープさが返って恐怖感を煽る
一体、こんな強いゴジラをどうやって倒すのか期待したが、以外とアッサリ倒されたのが残念 もっと、人類を苦しめて欲しかった
全112件中、81~100件目を表示