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劇場公開日:1965年4月14日
解説
「われ一粒の麦なれど」の松山善三がシナリオを執筆「蟻地獄作戦」の坪島孝が監督したホームドラマ。撮影は「肉体の学校」の逢沢譲。
1965年製作/101分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1965年4月14日
ストーリー
小学校の先生をしている花井都は四人姉妹の末娘だ。長女の晃子は陶器工場の跡継ぎ息子岡林と見合い結婚。次女順子は、新聞記者・中西に嫁ぎ、三女利子は周囲の反対を押しきって国鉄の機関士北村と恋愛結婚をして共稼ぎをしている。三人ともそれぞれ事情はちがっても多難な生活を営んでいた。勝気な都は、そんな姉たちの苦しい生活を見るにつけ「男の奴隷になるくらいなら、舌をかんで死んだ方がまし……結婚なんて人生の墓場だわ!」と結婚をせかせる母親すみに反抗していた。しかし「結婚して子供を生むのが女の一番の幸せ」とかたくなに考えるすみは、自分の会社の外国部にいる熊本を都とボーリング場で会わせた。熊本はすっかり都の、ものおじしない明るさに魅かれ、大攻勢をかけるが、都のかたくなな男嫌いは少しも弱まらなかった。この都の男性不信は、今はなき父親の情事を、ふとしたことでかいま見たのが始りであった。今の都には、恋愛をするより、学校の子供たちと無心に遊ぶ方がよほど楽しかった。その都の教え子に平山という、母親を早くうしない父親だけで育てられた、母親の愛を知らないビッコの子がいた。平山は、都の中に得られなかった愛情を見つけようとしていた。都はそんな平山の夢をも裏切りたくなかった。が、そんなある日、嫁いでいた三人の姉たちがそろって家に帰ってきた。晃子はルーズな夫との性格の相違で、順子は妻の座への不信で、利子は経済的な苦しさにたえかねて、各々家をとびだして来たのだった。やがて、各々の夫・岡林、中西、北村、それに都の恋人を自認する熊本らも集って議論百出。たまりかねたすみは、トゲ抜き地蔵で知り合った老紳士と再婚します、と爆弾宣伝。毒気をぬかれた順子、利子は無事もとのサヤにおさまった。四人姉妹はまた各々の幸福を求めて別れていった。
スタッフ・キャスト
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花井すみ三益愛子
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花井晃子司葉子
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花井順子団令子
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花井利子村松英子
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花井都星由里子
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岡林修二小泉博
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中西情宝田明
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北村三次郎佐藤允
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熊本四郎夏木陽介
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平山淑夫吉田次昭
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川上先生砂塚秀夫
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村松先生小栗一也
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老人宮口精二
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相良社長東野英治郎
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斎藤(秘書課員)村上冬樹
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北村の母本間文子
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北村の父浜村純
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岡村家の職人達佐田豊
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岡村家の職人達池田生二
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岡村家の職人達堤康久
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父子寮の男達西条竜介
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父子寮の男達坪野鎌之
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父子寮の男達鈴木治夫
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地蔵の信者達浦山珠実
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地蔵の信者達鈴木和夫
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中西の友人桐野洋雄
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中西の友人渋谷英男
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中西の友人荒木保夫
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修景山哲也
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タクシーの運転手塩沢とき
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タクシーの運転手二瓶正也
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交番の巡査谷晃