待っていた極道

劇場公開日:

解説

「兵隊極道」でコンビを組んだ松本功と鳥居元宏が共同でシナリオを執筆し、「大奥絵巻」の山下耕作が、監督した極道シリーズ第四作目。撮影は「徳川女刑罰史」のわし尾元也が担当した。

1969年製作/91分/日本
配給:東映
劇場公開日:1969年1月9日

ストーリー

大阪釜ヶ崎を仕切る島村清吉は、労働者アパート建設を公約して当選しながら、実行しない真弓田を追って東京を訪れた。それを知った真弓田は、暴力団天声会会長天野を使い、追い返しをはかった。子分照男の案内で浅草山谷に足をのばした島村は、小仏一家の親分小堀と、兄弟分の盃を交した。小堀は、労勧者たちの手配師として人望が厚く、山谷の国定忠治の異名をとっていた。だが、小仏一家は、山谷を二分する天声会系渋谷組の悪くどい仕打を受けていた。一方東京オリンピック開催の情報を、政界筋から受けた天野は、来たるべき建設ブームに、山谷の作業員を独占しようと企んでいた。天声会はまず手始めに、小仏一家が作業員を送り込む建設会社に圧力をかけ、次第に労働者を吸収していった。さらに天野は、島村が真弓田の秘書弘美に惚れていることを知り、弘美を使って釜ヶ崎に帰すことを企てた。釜ヶ崎ホテル建設案は、真弓田が島村を騙す手段だった。事の真相を知った弘美は、真弓田の秘書を辞めたが、天声会は彼女に口どめの銃弾を浴びせた。その頃、源造たち数人の労働者が、天声会員によって射殺された。怒った島村は、小堀と共に極道一家を引連れ、日本建設連合会発足の会場に殴込んだ。場内は一瞬のうちに殺戮場と化した。逃げる真弓田の車は電柱にぶつかり炎上。小堀は天野の兇弾に倒れた。ますます怒り狂う島村は、天野の胸坂めがけて二度、三度と銃弾を浴せるのだった。

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