極つぶし
劇場公開日:1994年10月15日
解説
元ヤクザの刑事と警官上がりの極道者の片破りなコンビが、巨悪を相手に戦う姿をハードボイルド・タッチで描くアクション。「リイドコミック」(リイド社・刊)で連載中の土山しげるの漫画を元に、「凶銃ルガーP08」の渡辺武が監督。脚本は石川雅也、撮影は今泉尚亮が担当。
1994年製作/90分/日本
配給:ケイエスエス
劇場公開日:1994年10月15日
ストーリー
港署の犬神京太郎は元ヤクザの刑事。暴力団・常濃組若頭の花輪兆治は警官上りの男。互いに睨み合う2人が警視庁警視正・佐々木四郎の目に止まり、警察では手に負えない巨悪を葬る機密任務でコンビを組んだ。ターゲットは、常濃組を潰し麻薬密輸を企む嶋岡組を影で操るエリート商社マン・増田俊介と、その背後にいる黒幕。彼らのために花輪は若い組員・園田と、組長の常濃を失い、また自らも殺し屋リサに命を狙われた。犬神も新種の麻薬の凶悪さをよく知っていた。彼は花輪に銃を奪われ一緒に逃走する羽目になり、その過程で嶋岡組長を追い詰め真相を聞き出そうとするが、後を追って来た汚職刑事・望月に嶋岡は殺され、その嶋岡殺しの汚名を2人は着せられてしまう。絶対絶命の2人を助けたのが佐々木だった。犬神はリサの後を、花輪は増田の後を追って背後の黒幕が政界の大物議員・塚原であることをを聞き出す。翌朝、麻薬の取引現場の採石場に、犬神と花輪は巨大ショベルカーを利用して突入。常濃組組長の娘・香織を人質にされるが、激しい銃撃戦の末、塚原を倒す。自らの手で増田を殺し、死に場所を探して佐々木の命を狙ってきたリサも犬神の手により死んでいった。こうして、強力な″極つぶし″のコンビが誕生した。