コータローまかりとおる!

劇場公開日:

解説

強くて、天真爛漫な学園のスーパー・ヒーローが巻き起こす事件の数々を描く青春コメディー。『少年マガジン』に連載中の蛭田達也原作の同名漫画の映画化で、脚本は「伊賀野カバ丸」の志村正浩と同作の鈴木則文の共同執筆。監督は「パンツの穴」の鈴木則文、撮影は「伊賀野カバ丸」の北坂清がそれぞれ担当。

1984年製作/101分/日本
配給:東映
劇場公開日:1984年8月4日

あらすじ

コータローこと新堂功太郎は私立鶴ヶ峰学園の旋風児。腰に届こうかという頭髪条例違反の黒髪を伸ばし、学内騒乱の常習者として常に風紀委員に追いかけられ、学園新聞のトップ記事を飾っている。コータローの存在に業を煮やした生徒会長タラコは、彼の長髪に賞金百万円をかけた。生徒達は皆ハサミを持ちコータローを狙う。風紀委員会特別機動隊々長、ツルツル頭の天光寺輝彦の入れこみようは大変なものだった。だがコータローは自らその髪を切りタラコに百万円を要求する。その話し合いに現われたのは風紀委員長であり、日本舞踊部の部長でもある学園一の二枚目吉岡達也であった。コータローは吉岡の法理論の前に百万円をあきらめざるを得ない。その頃学園の裏組織=蛇骨会がコータローと天光寺を狙い始めていた。蛇骨会は剛武流空手部を使いコータロー潰しにかかり、コータローは、空手部道場で百人を相手に闘う。天井裏からそれを見守る天光寺と蛇骨会の殺し屋砂土屋峻平。コータローの幼馴染であり、風紀委員の渡瀬麻由美も駆けつける。遂に空手部部長、鬼島一誠との一騎討ちとなり、コータローの前に鬼島は敗れた。鶴ヶ峰学園にムーア公国のプリンセス・クララが留学してきた。とたんに、プリンセス留学中、彼女が着用しているパンティを頂戴するという、コータローの宣誓文が貼り出された。クララはコ一タローのスカートめくりを気に入り、コータローの主宰する極端流空手部に入部するが、突然、ムーア国王が急病で倒れ、帰国することになった。別れの日、クララの乗ったマイクロライトからコータローへのプレゼント、パンティが舞い落ちて来た。数日後、蛇骨会は麻由美を人質にコータローを時計塔に呼び出す。蛇骨会の会長、妖艶な美女紅バラは、コータローを次期会長候補にしたいと言い渡した。断わったコータローは、紅バラと闘い、彼女の真の姿を知る。それは変装した吉岡だった。その頃、次期会長を狙っていた砂土屋は、腹いせに時計塔を爆破させようとする。逃げ道を失ったコータローは、麻由美を抱いて時計塔の窓からプールへと着地を試みた。

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映画レビュー

3.5「クララ編」のアイデアは、ルパン三世VSコナンで活かされています・・・多分。

2025年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

巨大学園に巣くう「蛇骨会」に挑む風雲児の活躍を描く物語。

リアルタイムに映画館で鑑賞済みの作品ですが、真田広之の話題に乗ったWOWOW放送を期に再鑑賞。
当時連載中の同名人気漫画の実写映画で、第1部「蛇骨会編」と第2部「クララ姫編」の編集版ですね。実は、私はこの漫画作品が大好きで、真田さん出演と共に思い入れがある作品でした。

原作は、学園コメディアクション。この映画もしっかりとそれを踏襲。ただ、ハチャメチャな新堂の言動は漫画だから活きるので、実写映画だと空回り気味なのが残念。
また、原作2編を合わせたプロットは、少々詰め込み過ぎ。「蛇骨会編」のみに特化して、「クララ姫編」は次作に乞うご期待・・・で良かったように思います。クライマックスの時計塔の攻防・・・特に新堂と吉岡の対決は迫力たっぷりだっただけに、そこにもっと時間をかければ尺も十分だったと思います。
「クララ姫編」もとても面白い内容で、十分一本の映画が撮れる内容だったと思いますし・・・

新堂を演じた黒崎は苦労しているように感じましたが、大葉・伊原・志穂美は原作のキャラを十分に再現。真田用に準備されたオリジナルキャラも世界観にぴったり。(原作者も、その後に原作に登場させています)
セリフ廻し等も原作リスペクトが感じられたことも含めて、好感がもてます。

私的評価は、自分の思い入れも加味して普通にしました。

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よし

2.0いかにも昭和という感じの映像は、苦笑してしまうようなおもしろさがあ...

2024年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いかにも昭和という感じの映像は、苦笑してしまうようなおもしろさがある。
ただ、全体的には馬鹿馬鹿しい。

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省二

原作の大ファン。さすがに時代を感じるがJACのアクションはさすが。...

2023年1月27日
PCから投稿

原作の大ファン。さすがに時代を感じるがJACのアクションはさすが。ファンの贔屓目は否定出来ないが(苦笑)原作の『コータローまかりとおる』は何度読み返しても面白い漫画の一つだから。ちなみにWikipediaの情報が正しければ白バラこと吉岡達也は映画版オリジナルのキャラクターだったが原作にもラスボス

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HILO

1.5正直見ているのがつらい

2022年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

マンガの印象が強く、映画化された時にさんざん悩んだ末見にいって「裏切られた」と思った一本。原作ファンの人にとっては許せないレベルかもしれない。

主演の黒崎輝さんは、当時人気絶頂のアイドル期で、JAC所属の2番手くらいの位置には香盤をあげ、定期的にJACが絡んだ映画が公開されていよいよ主演を務めるみたいな流れだったと記憶しています。

長髪がトレードマークの主人公を演じるにあたって、当然かつらを着用することになるのですが、それが似合ってない印象が強かった。映画オリジナルのキャラクターを登場させ、それが途中で女に変身するというトンデモ設定で、真田広之が志穂美悦子に変身するどんでん返しが、見ていてつらかった。あ、逆だったかも。。。

2018.6.21

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うそつきカモメ

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