激動の昭和史 軍閥

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解説

激動の時代を生きた日本人の魂の真実を描こうとした「日本のいちばん長い日」につづく“激動の昭和史”シリーズ第二作。新名丈夫著『政治』をもとに、「続社長学ABC」の笠原良三が脚本を書き、「狙撃」の堀川弘通が監督した。撮影は「待ち伏せ」の山田一夫が担当。全国公開は1970年9月12日より。

1970年製作/133分/日本
原題:The Millitarists
配給:東宝

ストーリー

二・二六事件の衝撃を利用して、軍部の政治進出がはじまった。日華事変、日独伊三国同盟、軍部は大陸進攻をつづけながら、着々と国内統制を強化して総力戦体制を作りあげて行った。軍部の期待を担って近衛内閣が成立し、東条英機が陸相に就任した。しかし、泥沼に陥った、日華事変に焦った軍部は、南方進出を企て、その結果アメリカとの関係は険悪になった。海軍の米内光政や山本五十六はあくまで対米戦争の不可を強調したが、彼等は次第に孤立化した。そして近衛内閣は倒壊、次期内閣首班は東条に大命降下した。その間にも軍部の中には、開戦への大きな流れが渦を巻いており、東条ももはやそれを替えることは出来なかった。そして開戦。山本五十六指揮による真珠湾奇襲攻撃の大戦果はかやのそとにおかれていた国民を湧かせるに十分だった。マレー沖海戦、シンガポール戦略と、戦果は相いついだ。東条も今までの心労が一気に吹きとんで、大いに意気があがった。しかし、ミッドウェーの大敗を機に戦局は逆転した。そしてガダルカナルの悲惨な敗北。新聞記者新井五郎はこの撤退作戦に海軍報道班員として従軍し、はじめて前線の真相を知った。だが、大本営は厳重な言論統制をしき楽観的な誇大戦果を発表していた。新井は弾圧を覚悟で、真実を報道することを決意した。長い間、真実に飢えていた読者からの反応はすばらしかった。しかし、軍の反応もまた強烈だった。新井は報道班員の召集免除の慣例を無視しての陸軍の策動で徴罰召集された。やがて、サイパン島陥落。王砕した兵士の中には、新井と一緒に召集された老兵たちも混っていた。東条批判の声はますます高まり、内閣総辞職を余儀なくされた。その頃、新井は海軍の尽力で再び報道班員として、フィリピンに赴いていたが、二度と還らぬ特攻機をみながら、戦争をくいとめることが出来たかも知れない新聞人としての自分を責めていた。しかし、もうすべては遅かった。敗戦を信じぬかのように東条のあのカン高い声がなおも響いていた。戦争はそれからなお一年ばかりも続き、激しい空襲に日本の国土も人々も、壊滅的な打撃を受けたのであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
笠原良三
製作
藤本真澄
針生宏
撮影
山田一夫
美術
阿久根巖
育野重一
音楽
真鍋理一郎
録音
渡会伸
照明
石井長四郎
編集
黒岩義民
製作担当者
森本朴
助監督
松本正志
記録
藤本文枝
スチル
吉崎松雄
合成
三瓶一信
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映画レビュー

3.0教科書にもなろうか?、

けいさん
2020年10月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

2・26からの開戦、そして終戦までの経緯のストーリー。

当時の国の動き、人の動きもわかるし開戦当初の勝利に盛り上がる状況、それから悪化する戦況を報じる新聞社の苦悩なども描かれてる。

いろんな人が出てきてその思惑もあって、戦場のシーンもあって、時間もたっぷりあって充実していたと思う。
後半の、戦地での将校が自決するシーンでは、どうも芝居がちゃちいというかわざとらしいというか、あまりにもお粗末で、そこはどうにかならなかったものか、と(笑)

それでも、当時の東京で軍服を着てあれこれ言ってる連中には、実際におまえら自身が南方の島々に行って戦ってきてみろ、と言いたくなるくらいの無責任で無謀な言い分に、あきれもするし腹ただしくもなる。
そんな当時の空虚に息巻く政治家や軍のおエライさんらのせいでどれだけの若い人たちが命を失ったか。

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けい

4.0軍閥はマスコミに憑依して現代にまで生き残っているのです 軍閥化した無責任なマスコミこそ、日本をまた戦争に追いやるのです

あき240さん
2020年10月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

軍閥とは、軍隊の首脳部が軍隊に付与された特権と兵を掌握する実力を背景にして、政府や議会に対して独立した強大な政治的勢力のこと

つまりシビリアンコントロールの首輪を外された状況にある軍隊のこと

本作はその軍閥に戦前の日本が牛耳られて、無謀な対米戦を起こし国を滅ぼしてしまうまでを、主に東条英機を中心にして描いた映画です

明治維新以降の戦前の全期間が軍閥に牛耳られていたのでしょうか?
そうではないと思います
薩長の軍閥とよく言われますが、それは出身地による人事派閥のような意味合いであり、本作で言う政治勢力てしての軍閥とは異なると思います

日清、日露、第一次大戦までは、確実に政府のコントロール下にあったように思います

それが何故、首輪を外された狂犬のようになったのか?

それは本作では語られません
何故、無謀な対米戦にのめり込んだのか?
それも本作では語られているようで、そうではありません

しかし、21世紀に生きる人間の目では、軍閥の彼らが憤激し、何と戦おうとしていたのか?
その精神構造を理解しうるのか?
そのような覚めた目で観てしまうのです

これは攘夷だったのだ
そのように見えました

幕末の尊皇攘夷を唱え、血気にはやる浪人達にそっくりだと思いました

太平洋戦争とは結局のところ、下関戦争、薩英戦争を国家規模で、巨大な再現をしてしまった戦争だったのです

侍、武士のプライドが彼らの精神構造の根底に刷り込まれていることを感じます

つまり明治維新は終結していなかった
攘夷の時代錯誤の心情は、軍隊の中にくすぶっていたのです

軍隊の中だけ?

違うと思います
日本国民全てがです
だから新聞は軍隊を持て囃したのです
戦争を煽りたてたのです

太平洋戦争に敗北したとき、初めて日本人は尊皇攘夷が破綻したことを、本当に無理だと理解しえたのだと思います

だから敗戦によって、遂に明治維新は完結したのだと言えるのではないでしょうか?

そう考えると、戦後の日本人がなぜ新憲法で軍備自体を廃絶するという、また無謀で空想的な体制にしてしまったのか、初めて理解できたように思いました

軍隊はもうごめんだ、それだけはなく、
攘夷に敗れたのだから、軍隊はもう要らない
そう自然に考えたのだと思うのです

小林桂樹の東条英機は、記録映像そっくりです
有能であればあるほど、実は無能
そんな人間が組織の最高部に押し上げられてしまう日本人の作る組織の根本的な欠陥が活写されています

当時の日本のベストオブベストの人々がこうなってしまう
その恐ろしさは、今の日本人にも受け継がれています
千年に一度の津波に備えることを軽視して、日本を文字通り破滅の淵に落としかけた原発事故でも再現されています
その事故が起こった時の対応は、サイパン失陥の時と同じ無様さを呈していたではありませんか

ガダルカナルの戦いに敗北しての撤退を、転進と言葉を誤魔化すやり方

自分にも経験があります
会社が業績不振に陥って、営業拠点を幾つか閉鎖しなければならなくなり、その閉鎖稟議を書いたところ、その文言を変えさられました
曰わく、閉鎖を、営業休止と書けと

この精神構造は、疑いなく今の日本人にも継承されています

肝に銘じなければなりません

軍閥とは何か?
何故、軍閥が政治的勢力となって野放しになったのか?

新聞は事実を伝えるだけが役割です
新聞か勝手な主張をすることは、結果的に日本を戦争においやったのです
負け戦になって事実を少しだけ報道したといって胸を張られても噴飯ものです

負ける為に俺は死んでやるのだ!
特攻隊員が、加山雄三が演じる新聞記者にこう言い放ちます

この台詞を聴いてハッとしました
特攻隊員は、自爆突入に成功したとしてもそれで日本が勝てるなど信じられなかったはずです
少しは敵の侵攻を遅らせることができるだろうくらいしか期待出来ないことは分かっていたはずです
それでも特攻に出撃していくのは何故か
何人も、何百人も、特攻して死んでいくことで、権力を持つ人間に敗北を決意させる為だったのです
いくら死んだら敗北を認める事が出来るのか?
それを問う為に死んでいったのだと、その台詞で初めて腑に落ちました

そして戦後
マスコミが戦前では戦争に追い立てたように今度は空想的な平和主義で、防衛の手足を縛り付けていのです
それは、かえって日本を戦争に巻き込ませることです
同じことをマスコミは、またやろうとしているのです

だから事実を報道しないマスコミには存在意義はないのです
まして、マスコミ自身の勝手な思想信条で事実に角度をつけて報道し、世論をミスリードしようとする姿勢は、国民を戦争に追いやることと同じです
ましてや捏造してまでそれをやろうとするやり口は国民への裏切りです

そんなマスコミは21世紀にいまだに存在します
軍閥はマスコミに憑依して現代にまで生き残っているのです
軍閥化した無責任なマスコミこそ、日本をまた戦争に追いやるのです

本作はあくまで映画です
製作者の意図、政治的思想信条に左右された内容になって当然です
堀川弘通監督は、「世田谷・九条の会」呼びかけ人だそうです

それでも、このようなことを様々に考えさせてくれた映画でした
観る値打ちはあります

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あき240

4.0意外と普通のヒトであった東條英機A級戦犯

Kazu Annさん
2020年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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Kazu Ann

3.5実は走馬灯の如き短い時代

2020年8月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

226から敗戦までの9年間早送りのため「日本の一番長い日」や「沖縄決戦」に比べ大味なのは否めず。他の映画からの使い回しも多く、8.15でなんか作らないといけないから…といったやっつけ感も少々。ただそのおかげで雪の中の蜂起から本土が焦土と化すまであっという間だったことを実感できる(ちょうど東日本大震災から今日までとほぼ同じ)。日本がなぜこんな理不尽な大戦争をしかけたのかいまだに腑に落ちないが、一等国入りのため多くの犠牲を払って手に入れた領土を今さら手放せないという切迫感と、当時の日本でズバ抜けた高い知力を持つはずの高級参謀達にいつのまにか浸透した楽観主義がそうさせたのかなという気がする。何せ日本海海戦以来、大幅に戦力劣勢でもラッキーパンチ当たりまくりだからなあ。(ノモンハンでなぜ冷静にならなかったのかな)。最近は評価が見直されているようだが、国民絶賛の山本五十六に比べ東條英機の独善性や直情径行さが強調されていて幾分気の毒な気も。最後は全責任を無理やり負わされた感じ。また天皇と政府を取り持つ内大臣という機能に日本固有の間接話法多用による胡散臭さを感じた。

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あっきー
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