さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅のレビュー・感想・評価
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地球を脱出するところまではなかなか
先日銀河鉄道999を見たのでこちらももう一度見ることに。
前回のものに比べるとたった2年で絵のクオリティは格段に上がっていて、
今見ても結構通じるのではないかと思った。
とは言え内容の方は大分微妙だったかな。
出だしパルチザン達に見送られ999が崩れ落ちていく線路を走るシーンまでは
なかなか熱かった。
しかし、それ以降なんだか筋が通ってない設定が多く、何となくそう言ってればカッコいいだろう
という松本零士独特の名言誤魔化しが多くて納得いかないところのオンパレードだったな。
黒騎士のバックボーンが薄っぺらなことや、唐突にサイレンの魔女の登場で
大アンドロメダの崩壊など、鉄郎そっちのけで物語が進んでいくのがとにかく
よろしくなかった。
鉄郎大アンドロメダ行かなくてよかったんじゃね?と思わずにはいられない。
結局良かったのはオープニングの旅立ちまでと、エンディングのSAYONARAだけかな。
特にエンディングは何だか素晴らしい歌詞とメロディで、前回作の曲に負けず劣らずなのだが
どうにもこちらの方は英語だからなのか?ゴダイゴの曲が良すぎたのかヒットには至らなかった。
この映画も映画館まで足を運んだけどやっぱり今と同じような感想を子供ながらに
思ったことを思い出し、またエンディングが良かったなと思もったことを思い出したりした。
まあ、結構酷評かもしれないがこちらも思い入れが強く冷静な点数はつけられなくなってます。
甘くなってしまい★四つ。
衝撃度が少ない
なぜか結末が読めてしまうのが残念。結局はまだ少年から抜けきらなかったということか。典型ていなエディプスコンプレックスで『スターウォーズ』と同じ父と少年の関係。てなことを考えると、黒騎士はダースベーダーでキャプテンハーロックはハン・ソロ的な役割か。
前半の機械化人間と人間レジスタンスの攻防や999の発車まではとても良かった。ただ、以前にも見てるから、面白くなかったのかもしれないけど、後半がさほど面白くない。やっぱり若い頃に見ると感動的なんだろうなぁ。成長物語のロードムービーでもあるし。
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前半は面白いが後半は残念ながら興醒め。
物語全体は悪くないし完成度も高いが個人的な考え方の違いが評価を下げてる。
人間vs機械との戦争は『ターミネーター』にも似ていて面白いテーマだと思う。
鉄郎のヒーロー像が格好いい。
納得出来ないシーンを挙げてみた。
クライマックスでエメラルダスがメーテルと鉄郎と別れさせる。
黒騎士が鉄郎に父親だと告白しない。
メーテルが鉄郎に大切な事を隠し続け事態をややこしくさせる。
メタルメナの行為が特に評価されてない。
ファン的には当たり前の事かもしれないが、 どうも納得出来ないなと感じた。
メーテルとエメラルダスが双子の姉妹というのも知らなかった。
松本零士の世界観がいかにシュールだと感じた。
悠久の旅路…機械帝国全滅作戦
"銀河鉄道999(劇場版)" シリーズ第2作。
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は未読、テレビシリーズも未見です。
前作で機械帝国は全滅した…はずだった!―と云う衝撃の導入から始まった本作。前回破壊した惑星メーテルは全貌の一部に過ぎず、実は首都が残っていただなんて、続編つくるための無理矢理な方便だなと思いましたが、前作で解明されていなかったことがいくつかあることに気づき、鉄郎が己が青春の終着駅を目指す旅にだんだん惹き込まれていきました。
おおまかなストーリーラインは前作とほぼ同じ。999での旅路の果てに強敵を倒し、旅の中で涙を流し恋を知り、ひとりの少年が大人の男へと成長していく…。青春との決別に、グッと来ないわけがない。男ならばなおさら…
黒騎士ファウストのビジュアル、なんとなくダース・ベイダーによく似ているなぁ~と思いながら観ていましたが、なんとびっくり!-否、予想通り、「I am your FATHER !」でしたねぇ…(笑)。悲しい決闘でした。江守徹のお声が渋いぜ…
メーテル登場までの流れは尋常ではない
小学生の頃、映画館で鑑賞。
「前作でやれることはやりつくした」とりん・たろう監督も語るとおり、いわゆる『大人の事情』で作られた作品。あの名作の、大ヒット作の続編を作らないでどうするの? と。
「続編は当初から構想にあった。だから1作目では全貌を描かなかった」と松本先生は嘯くが、どう考えても後出しジャンケン。それなら「エターナル・ファンタジー」の続編こそ作れよ!(笑)
しかし、レジスタンスとして闘う序盤の止め画からのタイトル。メーテルからのメッセージ、ステーションへ乗り込む鉄郎と仲間たち、999を追いかけて飛び乗る鉄郎。崩れる線路…。
ここから惑星ラーメタルでメーテルと再会するあたりの流れは凄まじい。しかし尺の関係か、そこからがご都合主義でうまくまとまらず、散漫になった感じが否めない。
でも、エンディングにハーロックと言葉を交わし、メーテルと別れ、再び線路から飛び立つシーンと胸躍るBGM。切なくも未来を感じさせる素晴らしいラストシーンでした。メアリーマックレガーの主題歌もいい。
ていうか、メアリーマックレガーって何者?
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