機動戦士ガンダムIのレビュー・感想・評価
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これ一本ではどうにも評価できない
記念碑的アニメシリーズの全ての始まり。厳密にはテレビシリーズの再編集で、映画用に一部リファインされているが、第一部であるこの映画は、嚆矢として世に放たれ、好評を受けて続編の製作が決まったという背景があり、まだ製作手法が確立されていない。 というのも、その手法が結実した『めぐりあい宇宙』編では、大幅な加筆修正が施され、テレビシリーズでリタイアした安彦良和が手を付けなかった部分を贅沢に作り直している。 この映画が公開された時には、すでにその続編の製作がスタートしたばかりで、おもちゃ屋さんに要望されて登場させたGアーマーを出さない方向でリファインが進み、新作カットとしてファンの目を楽しませてくれた。どちらかというと一般の観客まで取り込んだ社会現象には、なり得ていない印象だった。 とにかく、このまま単体の映画として製作がストップする可能性を秘め、そろりと発信したので、新作カットも「おまけ」程度。主題歌は、暗く重たい『砂の十字架』しかも、レコード会社の関係で、谷村新司本人が歌わずに、やしきたかじんという、当時は無名だったのでパッとしない印象の映画に収まった。 内容は、一年戦争のコロニーから大気圏突入。北米大陸でのガルマ・ザビ特攻からのジオンの英雄としての国葬までで終わっており、アムロ少年の成長物語としては、非常に中途半端な内容。シャア・アズナブルの復讐劇としては第一部・完といったところで、仮にこの映画だけを見て、ガンダムを卒業してしまった人がいるとしたなら、非常に尻切れトンボの印象しかないであろう。 『哀・戦士』編『めぐりあい宇宙』編まで続けて見て初めてお話が完結するようにできているのだ。
この年になって映画館で観れるとは!
まさかのリバイバル、たった1日だけの上映ということで、行ってきました。 子供の時には理解していなかった(理解できなかった)台詞ひとつひとつの重みを、改めて感じます。 単なる正義と悪じゃなく、それぞれにそれぞれの生き様がある。だからガンダムは面白い。 でもテレビの凝縮版だから、テレビを知らない人には飛ばしすぎてちんぷんかんぷんかもしれませんね。その点だけ残念です。
劇場で観ることができた感激
ガンダム45周年。おかげでスクリーンで観ることができた。3部作一気に観た。8時間。ケツが痛い。特別な達成感が得られるのでやってみてほしい。今見ても、セリフ、場面の切り替え、印象深い伴奏、戦いのバリエーションなど見事だと思う。そしてホワイトベースクルーのほとんどが10代であることにいまさら驚く。自分、歳を取りすぎましたわ。当時から観てた人、あなた何かガンダムに報いましたか?ホント歳を取りすぎましたわ。
昔のロボットアニメは作画崩壊が味があって良い。 14歳の少年アムロ...
昔のロボットアニメは作画崩壊が味があって良い。 14歳の少年アムロレイが正当防衛する話。 本作は戦争映画と考えてよいと思う。 幼馴染のフラウボウやブライト艦長など感情移入できる登場人物が多数。 連邦の白い悪魔ことガンダムの活躍がカッコいい。頑張れアムロ! ハマってプラモデルが欲しくなる。 余談だが今ガンプラは世界的にブームだ。テレビで取り上げてないから知らない人も多いかも。店で見かけなくなったのは品薄状態だから。 少し売ってるが値段が高くてヤバイ。定価で買えたらもうけもん。
初対面の女にいきなりビンタされるカイ・シデン
テレビアニメの方は何度も鑑賞したが劇場版は初めて テレビアニメの再編集三部作の1本目 『哀戦士』『めぐりあい宇宙』』と2本目3本目には素敵なサブタイトルがあるが一本目にはない 映画業界の慣例らしいがもうそろそろサブタイトルをつけてもいいではないか アムロとガンダムの出会い ザビ4きょうだいの末っ子の戦士 地球に帰還し母との再会 グフのほんのご挨拶 矢継ぎ早だが悪くない シャアとセイラがきょうだいという事実も早くもわかってしまう感じ なぜかアムロの母親の声当てだけが目まぐるしく変化している テレビ版は沢田敏子 劇場版は倍賞千恵子 特別版は池田昌子 理由はよくわかない 僕は声当ては声優養成学校出てないとダメだとは思わない 昔は舞台俳優が主流だったし戸田恵子のようにタレントから転身する者もいる 僕は声当て専門以外お断りという閉鎖的な思想はない ただなぜ沢田敏子だけ外したのか そしてなぜ倍賞千恵子が抜擢されたのか さらにいえば沢田敏子ではなくなぜ池田昌子なのか なぜだろう 疑問は深まるばかり エンドクレジットで倍賞千恵子の扱いが大きすぎてシャアの人が映画会社に抗議したのはガンダムファンの間では有名な話らしい 実際はどうだったのかわからない 観たのは劇場版ではなく特別版だからだ 映画.comでは倍賞千恵子だが池田昌子に変更するべきだろう 映画やドラマの慣例では大物が脇役として登場する場合は最後に表記するのが慣例だ 東映時代劇オールスターキャストで片岡知恵蔵主演なら最後に市川右太衛門が来るように テレビドラマなら主演小泉今日子が最初に出て最後に宇津井健が出る エンディングテーマは作詞作曲谷村新司 歌はやしきたかじん 富野由悠季の趣味だろう テレビアニメの方はあのお馴染みのオープニングテーマが話が進むにつれて違和感を覚える 正義の怒りとは連邦軍側だけの言い分ではあるまい よくあることかも知れないが細かい内容は作詞家には伝えてないのかもしれない
徹夜で木下君と劇場前に並んだファーストエピソード
当時、いち早く初回上映を観に行くために、徹夜で劇場前に並ぶのがトレンドだったりしたわけですよ。 私&当時の友人・木下君と(誰だよ!それ!)おやつ&アニメージュだとか月刊OUTだとか持参で“親に頼み込んで”徹夜で並んだわけです。 若かったんだなぁ。 最近なら、シン・エヴァのパンフレット買いに行く時だって、早朝に小一時間ほど並んだ程度でくたびれまくったんだもの。 そして当時の高校生ってスレてなかったんだなぁ。“親に頼み込んで”徹夜ですもの(笑) 今の世なら、まさにド深夜のコンビニ前に、たむろしている高校生と思しき集団に出会うことも珍しくないもの。 で、映画なんですね。 戦犯は主題歌。 当時ね、まさに狐につままれたような感じだったですよ。 何しろ谷村新司さん作詞・作曲。←ここからして既に微妙。 そして最大の問題は歌い手。 やしきたかじんさんって「誰それ?」状態ですよ。 公開前に歌を聴いて思ったの。コレジャナイ!ガンダムだよ!って(笑) いまだに、ガンダムの世界観には、全く相いれない歌だと思うです。 酢豚にパイナップルどころか、フルーツポンチまるっとぶっこんだみたいな? 負の遺産みたいな?←ちょっと言い過ぎ!(笑) でもね、実際たかじんさんも、この曲を歌ったことを「人生最大の汚点」「この歌が話題に出ると機嫌が悪くなる」とまで語っていらっしゃったそうですからね。(Wikipediaより引用) ほんっとその通りなの。ガンダムにしてもたかじんさんにしても、そのどっちからも世界観から、めっちゃ浮いてるです。 きっと劇中にあった、アムロと母の再会の“湿っぽい”エピソードなんかに寄せたんでしょうね。 そして、母の声は松竹配給繋がり?で倍賞千恵子さんなのね(笑) やっぱりソレジャナイ!ガンダムですよ。 御大、違和感仕事しろ!ですよ。 御大も若かったのかなぁ(笑) でね、映画。機動?修正 結構上手くまとめていたと思うです。 「ジオンの脅威」のエピソードで一旦切ったのは最善の判断だったと思うです。 何よりも映画館でガンダムを観ることができる幸せを、思う存分満喫したです。 当時は全席指定だとか、入れ替え上映だとか、そんなものなかったですからね。 一日に三回ほど続けて観たものです。 最前列でラジカセのテープをぐるぐる回したり、ベストポジションでシャッターチャンスを狙って、カメラをカシャカシャしながら(笑) どアホウがストロボ焚くたびに、劇場中に「あ~…」とかため息が湧いたものですよ。 当時は映画泥棒とか、こすっからいこと言わないおおらかな時代でしたからね。 世が世なら10年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、又はその両方が科せられる犯罪を、平然とやってのけていたわけですよ。多くの観客が(笑) でね、また私の黒歴史です… 当時はまだコミケなんて無い時代。 でも、ちょいと離れた“微妙な都会”の街では「同人誌即売会」なんて催し物があったの。 そこでノーマルスーツのシャアのコスプレやらかしたんですよ…(^_^; “母に頼み込んで”ミシンカタカタ回してもらって(笑) 映画自体はTVで観た既視感バリバリ伝説ですからね。 意外性だとか新鮮味だとかは全くないのはしょうがないです。 それなのに楽しめた、若き日の思い出&古き良き時代&黒歴史(笑)がたっぷりと詰まった映画です。 なので、思い出補正で★3.5です。
ガンダム大地に立つ!! すごい… 親父世代が熱中するわけだ。
1979〜1980年にかけて放送されたリアルロボット・TVアニメ『機動戦士ガンダム』を再編集し、劇場用アニメーション化したもの。
全三部作のうち、本作は第一部にあたる。
宇宙世紀0079、機械いじりの好きな少年アムロ・レイは、地球連邦政府とジオン公国との戦争に否応なく巻き込まれてゆく…。
ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』シリーズ。
40年以上の歴史を誇るこのシリーズも、始まりは全43話のテレビシリーズだった。
本作はそのうちの1〜13話(+14話の冒頭)を再編集し、130分程度にまとめたもの。
1話20分だと考えても、元の物語は260分。
それを半分程の時間に纏めているのだから、さぞしっちゃかめっちゃかな作品になっているんだろうと思いきや、意外にもこれが一つの映画としてちゃんと成立しているんですね〜。
これは偏に、『ガンダム』シリーズの生みの親、富野喜幸(由悠季)総監督の編集能力によるものでしょう(これだけの能力があるのに、なぜ『ターンA』の再編集版はあんな酷い出来だったんだろう…?)。
旧ザクの出番が全カットされている悲しさはあるものの、それ以外の取捨選択は完璧なんじゃあないですかね。
また、映画化にあたり改変している点も多々みられる。
一番「おっ!」と思うのはマチルダさんとブライトさんの会話。その後の展開を踏まえ、「ニュータイプ」という言葉が早々に登場している。
アムロが母・カマリアと再開するエピソードと、みんな大好きランバ・ラル大尉が初登場するエピソードを入れ替えることで、アムロのPTSD発症の原因は母親とのすれ違いにある、という理由付けが為されている点も、「映画」ということを意識した実にクレバーで丁寧な仕事じゃあないですか。上手い!
とはいえ、2時間ちょいの物語の中で、2回もアムロが精神的にダメになっちゃう展開があるというのは、ちょっとモッタリしているよなー、と思ってしまう。
TV版だと気にならないんだけど、映画だと「それさっきも見たよ…。」となってしまう。
あと、こんなことを言うとガンオタから怒られてしまいそうだけど、正味『1st』の前半部分ってあんまり面白くないじゃないですか…😅
たしかに第一話、永井一郎さんの「人類が、増え過ぎた人口を宇宙に移民させるようになってから、既に半世紀が過ぎていた…。」というナレーション→ザクのサイド7への侵入→パンイチの天パ主人公→ジーンの暴走→突如崩れ落ちる日常→ガンダム大地に立つ!!→ 「認めたくないものだな…。自分自身の、若さゆえの過ちというものを。」という流れは完璧だと思うのだが、その後はかなり地味〜な展開が続く。
シャアとの戦いは決着がつかないまま10話くらい続くし、新しいボスキャラのガルマ・ザビはモビルスーツのパイロットですらないし…。
ジャブロー戦あたりからは文句なしの大傑作になってゆくのだけど、それまではあまり物語にドライブ感が無い、というのが『1st』の弱点だと思っていて、それ故にそこを纏めたこの『劇場版1』もあんまり面白いと思えない。
よく考えたらこの映画中、アムロはエース級のパイロットを一人も倒してないからね。
本当に、本作は物語の立ち上がりって感じがする。
映像的な美しさに欠けるのも、本作の弱点か。
TV版を再編集したものといえども、本作は1981年に公開された作品。
本作以前に公開されている『カリオストロの城』や『銀河鉄道999』と比べるまでもなく、クオリティの低さが気になってしまう。
特にアムロが単身ジオンの前線基地を攻撃する後半の見せ場。この場面の背景美術が凄い適当で気が抜けてしまう…😅
作画さえもう少し良ければ、今の若い人にも薦めることが出来る作品だと思うのだけれど…。
まぁ言いたいことが無いでは無いが、総集編としては非常に優れた出来だと思うし、「ガンダムには興味あるけど、TV版を観るのはちょっと…」と言う人の導入編としては最適な作品。
『1st』は尻上がり的に面白くなるので、本作を乗り越えてしまえば、あとはもう面白いところしかない!
この重厚なドラマとリアリティある心理描写…、親父世代が熱中するわけだ。
映画の最高傑作は七人の侍ではない。
機動戦士ガンダムである。
私は40年ぶりにこの作品を見て 作者の伝えたいものが100%伝わってきた感覚を得た。 私がこの作品をリアルタイムで見た時、私の心はまだ少年すぎたようだ 。
この物語は戦ってる最中に相手の心がお互いに見えてしまう・・・という非常に恐ろしい設定でもって戦争の一番恐ろしいシチュエーションを描いた作品である。その時人間は何を感じ、どのように心が動きどう解決するのか・・・?それを描くためのニュータイプという設定だった。かっこいい戦闘シーンを描くためのニュータイプではなかったのだ。
少年の心で見た私はクライマックスで主人公たちがモビルスーツから下りた時にとてもがっかりしたものだ。ガンダムとジオングの戦いはもっと見たかったのだ。今見ると作者の伝えたいものがとてもよく分かるので、一番表現するたいものを一番しっかり表現するためにモビルスーツから降ろす必要があることがよくわかった。それまで主人公たちが経験した悲しみも怒りも恐怖も全て含まれた上での憎しみ合い戦いが生身の体の戦いによって実によく伝わってきた。このシーンにガンダムで描いたものの全てが凝縮されていると言っても過言ではないだろう。そしてこのシーンの終わりでも当時少年の心だった私はガッカリしたものだ。二人の争いが セイラの登場によってあっけなく終わりになってしまうことにしっくりいかないもの感じたものだ。今見るとそれは一番素晴らしい部分であるのに。セーラは非常に特殊な境遇・立場にあるのであるが、彼女の性格は全く一般人のそれであり戦争に巻き込まれた一人の人間の気持ちを増幅して表現できるようなキャラクターとして描かれていた。そして一人の被害者でしかない彼女が主人公たち二人のどうしようもなく増幅暴走した怒りや悲しみや苦痛を和らげたのだ。そのことに私はとても感動した。
これを40年前に見た多くの人々の心の中には、ガンダムはアクション映画としてのみ非常に成功した作品だとして心に残っていることだろう。しかしそれではこの作品の本質を見たことにはならない。もう一度見直すことをお勧めする。
富野由悠季は戦争を描いている作品が多い。1941年の生まれなので戦争の事は記憶には無いはずだ。そういう人がなぜ戦争を描くのか?戦争を知らない世代の人間が戦争をリアルに描こうとすること自体が良いことなのか悪いことなのか?ということはどうしても感じる。1941年生まれというのは非常に微妙なものあれだ。父親はゼロ戦の与圧服(プレッシャー・スーツ)の開発スタッフだったそうだ。 父親から戦争の話を多く聞かされたのか?物心がついた頃に戦争の傷跡が町にいっぱい残っていたのか?・・・周りには戦争で父親を亡くした子供も多かっただろう、そして敵兵を殺してしまったことによって心の傷を負った大人たちをたくさん見たのではないだろうか?相手の顔が見える状態で殺してしまった場合、98%の人がうつ病になると言う統計を見たことがある。大人になった私はそういうことを知っている。そうすると心が少年だった頃見えていなかったものが見えてくる。・・・ たかがアニメの戦争ではあるが、我々は我々の世代では絶対に描けないものがこの作品では描かれていることを感じ取るべきである。そしてこの心に残るずっしりと重いものを、これがガンダムだったのだと再認識してこれから生きていくのだ。
ガンダムのような素晴らしい大河ロマンを書こうとしている作家志望の若い人に私はアドバイスしたい。
ガンダムはアクションを盛り上げるためのストーリー構造を目指して作られたのではない。クライマックスで表現したいことを表現するにはどのような構成が必要かということから考えられた構成をしている。
戦争に巻き込まれる恐怖。戦争の中にも素晴らしい人格者がいること。戦争にまつわる憎しみの数々。悲しみの数々。それによって増幅される感情。シャーのガルマへの仕打ち、やランバラルの登場、母親の目の前で敵兵を殺してしまったこと。マチルダの死、 物語の中に織り込まれた男女の愛。誤解や考え方の違い・・・全てを描いておかないと作者がクライマックスで伝えたいことが伝わらない・・・ だからそういうエピソードの数々があるのだ。
伝えたいものがあるから物語がある。ただ面白いものを描こうとして描き始めても、このような人の心を揺さぶる傑作は絶対に出来ないだろう。
2021年の映画に向けてガンダムを見る!
2021年の映画に向けてガンダムを見る! 増えすぎた人類を宇宙スペースのコロニーに移民させていた宇宙世紀0079年の話。 地球の話じゃなかったんだ!宇宙世紀の話だったんだ! コロニー郡のひとつがジオン公国を名乗って地球連邦政府から独立を宣言。その後連邦郡とジオンの戦争が始まった。 ジオン軍の戦争兵器にモビルスーツがあり、連邦軍も対抗してつくったモビルスーツがガンダム!なるほど。 主人公の少年アムロはジオン軍の攻撃から逃げている最中にたまたまガンダムを見つけ乗り込んでしまう。初めてのったにもかかわらずジオンのザクを倒すと言う快挙。 こんな感じでガンダムのパイロットがアムロになったのか〜。 知ってるようで全く知らなかった初期設定がいろいろわかった。 ホワイトベースのメンバーはほとんど10代の子供たち。普通の民間人も戦争に参加させられてつらい。 男なんだから泣くな!殴られなきゃ強くなれん!なと昭和的な根性論がつよい。 エヴァのしんじもそうだけど一回はやめたくなるんだね、パイロット。そりゃそうだ。 大人になってみるとますますおもしろい。
詳しくなくても知っている名シーンの連続
宇宙に人類が移住し始めた未来。独立を求めるジオン公国と地球連邦の長い戦争は続いていて…。 総集編映画第1作。ガンダム自体が初鑑賞だったため数々の名シーンにワクワク。アムロが思っていた以上に反抗期感が強くシャアが思っていた以上にエゲツない性格をしていました。
ヤマトは好きでした(笑) ・vs宇宙人と思ってたら違うんですね。ジ...
ヤマトは好きでした(笑) ・vs宇宙人と思ってたら違うんですね。ジオンの方が正しく思えなくもない(笑) ・ぶつぶつと文句ばかりですぐ発狂、闘いを放棄するアムロに全く共感できない。ヒトラー姉ちゃんに恋をするのも趣味が合わない(笑) ・シャアがガルマを嵌めた理由がよく分からず。横恋慕? ・我が身を守るために敵を銃撃した息子にガッカリする母に愕然。(MBS版はここ丸々カット) 鉄拳教育、制裁しまくりに時代を感じた。 BS11版鑑賞。
ヤマトの次はガンダムなのかな
もはやレジェンドと化しているガンダムの劇場版第一作で、モビルスーツがその後のアニメや玩具に大きな影響を与えた。 今回初めて見たが、戦争を扱い、人間ドラマがしっかりしているので見ごたえがあった。
翔べ!ガンダム
"機動戦士ガンダム(映画)" 三部作第1部。
Netflixで鑑賞。
テレビシリーズは未見。
敵がコロニーに侵入して来て、ガンダムが起動し、敵を退けるもコロニーに損傷を与えてしまう。地球連邦軍の新造戦艦の艦長以下殆どの乗組員が死亡、または負傷してしまい、新米士官や新兵、民間人がクルーとなる。…
どこかで観たことある展開だと思ったら「機動戦士ガンダムSEED」の初期の展開と一緒だと気づきました。その後の展開も似通ったところがあり、なるほど、SEEDはファーストへオマージュを捧げていたのだと知りました。
人間ドラマに深みがありました。どのキャラクターも抱えている想いがあって、それらが交錯することによりストーリーに厚みが生まれる。さらに、戦争の不条理さを追求しているからこそ、訴え掛けて来るテーマ性もある。それが幅広い世代から支持を受け続けている理由の一端かもしれないと思いました。
※修正(2024/06/06)
ガンダムを短い時間で堪能できる!
通常版アニメは見たことあるけど、うろ覚えって感じです。ストーリーとしては、サイド7脱出から地球圏降下、対ランバ・ラルの初戦まで。うまく編集されてストーリーの筋書きや各キャラクターの人間性やバックグラウンドがよくわかる形になっていたと思います。全く知らない人が見てもよく理解できる作品だったと感じました。そして、余計なシーンがカットされているため、ホワイトベースが常に危機的な状況にさらされ続けていて素人軍人たちがパニックの中でギリギリで切り抜けているのが、TVアニメ以上に伝わる気がします。
ストーリーについては、映画作品の感想というより、アニメ作品の感想になっちゃうけど、どちらかというと、常にテンパってネガな地球連邦軍よりジオン軍のキャラクターの方が魅力的に移りました。軍人一家の中で武功をあげることに焦る青二才ガルマ、熟練軍人のランバ・ラル、そして最強の遊撃戦士、シャア。シャアのザクの操縦スキルはえげつないですね。ガンダムののっぺりした操縦と比較するとマジでキレキレでカッコいい!ガンダムが空中移動する姿がなんともカッコ悪いのはご愛顧?それとも、まだうまく操縦できてないからなのか?
にしても、アニメは子供が見るものという時代によくここまで複雑なストーリー、入り乱れる人間関係な作品を送り出したものですねぇ。
そして、ガンダムあるある的な疑問が僕にも残りました。ミノフスキー粒子ってなんだろう?ジオン軍はホワイトベースをモクバと呼ぶのか?
ランバ・ラルとの本格的な戦い!その後ろにいるドズル、キシリア、ギレンのザビ一族の動き!そして、シャアの行動の真意。2作目も楽しみです!
TVアニメをいっさい見ずに・・・
今回初めてガンダムというものを見た。一生見ないで済むものならば、そうしたのに、あまりにも比較されるミリオタ作品が登場するので見ないわけにはいかなくなった。 福井晴敏氏が独自のガンダム論を展開していたのが面白かった。戦争がどのように起こるのか、どのように発展していくのかを熱く語っていたが、この劇場版1作目だけではそこまでの奥深さはなかったように思う。ガンダムの素人が語ってもしょうがないのだが、善と悪とがはっきりわからないアニメとしては珍しいのだろう。それだけでも見る価値があるのかもしれない。 連邦軍と独立軍という設定にしては、ゲリラが活躍しているのは連邦国側だし、地球上の勢力図がさっぱりわからなかったり、独立戦争という割には立場が逆転した侵略戦争っぽいところが謎だ。 カイが「死んだら恩給を受けられるようにしてくれ」と言ったところが印象的。民間人が突如軍人に仕立て上げられるところは突飛な設定であるが、考えさせられる。ラスト近くで、ジオン側のモビルスーツがバージョンアップし、途方に暮れる連邦軍。ガルマの死と独裁を狙う兄の演説が空恐ろしいものを感じさせた。
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