喜劇 大安旅行

劇場公開日:

解説

「夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース」の舟橋和郎がシナリオを執筆し、「喜劇 “夫”売ります!!」の瀬川昌治がメガホンをとった旅行喜劇。撮影は「吹けば飛ぶよな男だが」の高羽哲夫が担当した。

1968年製作/94分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1968年12月28日

ストーリー

今日は、大安吉日。大阪天王寺駅を発った列車は、南紀方面に旅行する新婚組で超満員だった。専務車掌の並木大作は、目のやり場に困りながら職務の検札に廻っていた。その大作にも、ひそかに想いを寄せる女性があった。その相手は、新宮駅前の寿司屋の娘雪子だった。大作は暇さえあれば、「丸新」に立寄り、寿司を食いながら雪子を口説くが、いつも雪子の母で、未亡人のうめに邪魔をされていた。「将を射んと欲すれば、まず馬を射よ」である。大作は気に入られようと、うめのご機嫌とりをかかさなかった。さて大作の家では、父親の甚吾が大作に観光船ガイドの靖子との結婚を勧め、大作は甚吾にうめとの再婚話をもち寄り、顔を合わせるごとに二人は、結婚の勧めっこをしていた。ところが、甚吾は年がいもなく、息子の恋する雪子に惚れていた。「丸新」へ愛の告白に出かけた甚吾ではあったが、話がどう行き違ったのか、うめとの結婚話が成立してしまった。やがて大安吉日、甚吾とうめは新婚旅行に発っていった。大作が雪子を別府に誘いだしたのはそんな折。ところが車中で甚吾夫婦とバッタリ出会いげんなりしてしまった。翌日、別府についた大作は、雪子を積極的にアタックした。それなのに、雪子の言葉は「私たちは兄妹よ。結婚なんておかしいわ」とつれなかった。あきらめきれない大作を待っていたのは、観光船ガイドから新婚列車の車内販売係にのり移った晴子だった。大作は晴子を横目で見ながら、今日もまた新婚組の検札に出掛けるのだった。

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3.0新婚旅行といえば南紀

2022年12月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

昭和43年当時、新婚旅行といえば南紀白浜か別府だったのだろう。 主人公(フランキー堺)は国鉄の専務車掌、紀勢線に乗務するので新婚さんに当てられっぱなし。 猛烈に迫ってくる幼なじみ(倍賞千恵子)をすり抜け、寿司屋の娘(新珠三千代)にぞっこんなのだ。 当時の風景がとても懐かしい。

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