喜劇役者たち 九八とゲイブル

劇場公開日

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解説

ある喜劇役者が旅先で出会った奇妙な男とコンビを組み、珍芸を披露しながら浅草の売れっ子になっていく姿を描く、井上ひさしの同題名小説の映画化。脚本は「君よ憤怒の河を渉れ」の田坂啓、監督は「瀬戸はよいとこ花嫁観光船」の瀬川昌治、撮影は「江戸川乱歩の陰獣」の丸山恵司がそれぞれ担当。

1978年製作/93分/日本
配給:松竹

ストーリー

港金一通称、芸利九八は一旗あげようと、ラビアンローズという踊り子についてドサ廻りをしている。ある晩、北京放送から英語放送と花モゲラ語をあやつる苦楽芸振と出会った金一は、妙にウマが合う彼とコンビを組もうと浅草に連れて帰った。ストリップ小屋の支配人・松井の計らいで、ストリップの合間にコントをやることになった金一と芸振は観客の人気を得る。ある日、ストリッパーのシルバー・緑が特出しをやって、張込み中の鬼丸刑事に現行犯で逮捕されそうになる。飛び出した金一と芸振がコントに見せかけて鬼丸を追い出し、彼女を救う。喝采を浴びる二人の舞台を観ていた村岡は楽屋を尋ね、芸振が道化症という病気で精神病院に入院していたが、抜け出してきたことを金一に告げる。二人が注目を集め始めた頃、鬼丸刑事と婦人議員団がストリップ小屋を視察にやって来た。芸振は突如議員たちにかみつき始める。舞台を観ていた村岡は、芸振の病状が悪化した事を知り、救急車を呼ぶ。金一は芸振を連れて、逃げだした。芸人なんて所詮、まともな人間なんかじゃないんだ。芸振が病人なら俺も同じだ。芸振は俺の分身であり、相棒なんだ。自分にそのように言い聞かせた金一は、芸振と共に、昔なつかしい風物が残る浅草の広場で、奇妙なコントのリハーサルを続けるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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