劇場公開日 1966年7月1日

海底大戦争のレビュー・感想・評価

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2.0海底小戦争

2022年1月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

寝られる

1966年の東映特撮作品。日米合作。 アメリカ海軍の新型追跡魚雷公開演習中、謎の影がモニターを過る。新聞記者の安倍と女性カメラマンのジェニーは謎を探ろうと海中へ。そこで、異様な怪物にさらわれる。 二人は、マッド・サイエンティストが支配する海底科学帝国へ。怪物は、さらわれた人間を生体改造した深海サイボーグ半魚人。そして二人にも、生体改造の魔の手が迫ろうとしていた…! 本編班、特撮班に加え、水中班の3体制。 半魚人映画の元祖『大アマゾンの半魚人』同様、着ぐるみを着ての水中撮影を敢行。 米軍潜水艦や海底帝国、サイボーグ半魚人のデザインは『ウルトラマン』で知られる成田亨。 サイボーグ半魚人への生体改造シーンは、照明効果と巧みに組み合わせたコマ落としによって不気味に表現。 特撮の“職人技”は見物。 悪の帝国に立ち向かう。 如何にもこの時代のB級SF映画らしいと言うより、少年向け空想科学漫画的な話。 だけど困った事に、私の中のこういう特撮好きの、童心がくすぐられる。 だけど本当に困った事に… サイボーグ半魚人やマッド・サイエンティストのチープな描写。 キャーキャー悲鳴上げてばかりのド下手なヒロイン。 話自体ももっと面白味があったら…。 千葉さんもお気の毒…。 比べたくはないけど、同じ“海底戦争”でも、やはり東宝には足元にも及ばない。(だってあちらは名作『海底軍艦』だもん!) “海底小戦争”であった。

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近大

2.0初代仮面ライダーの原型がここに誕生しているという意義はある

2020年2月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

いやはや酷い映画だった 東宝特撮に対抗する動きは、海外では米国のアーウインアレン、英国のジュリーアンダーソン 国内では大映のガメラや大魔神がでてきた 東映からの回答が本作と言える 1966年7月公開の日米合作映画 日本で撮影されているが、日本人は主人公の千葉真一と他数人のみ 殆どの登場人物は外国人俳優を使い英語で芝居をしており、千葉真一も口の動きから英語で台詞を話しているようだ だから、日本人監督による日本撮影の洋画という摩訶不思議な感覚だ 海底をテーマとしたのは、前年12月に世界同時公開された007サンダーボール作戦の影響だろう 日本でも1966年最大のヒット映画になっている この作品の海中シーンは当時画期的で世界的に海中シーンを真似していれるのがブームになっていたのだ 怪獣は出ない、半魚人どまり 原案は福島正美という日本のSF界黎明期の伝説的人物の手になるものだが大した内容ではなくガッカリだ 脚本も酷い、観ていて苦痛なほどだ 演技は千葉真一と外国人女優のヒロインはまだ観れても、あとの俳優は酷すぎる情けないくらい 特撮も低レベル 潜水艦のデザイン、海底基地のデザインも出鱈目 潜水艦の繰艦や戦闘指揮の台詞も出鱈目 見よう見まねというか、適当すぎで考証しようとも勉強もしていない不真面目さ 半魚人の造型デザイン、スーツの出来映えも低レベル 観ていて腹が立ってくるレベル 特撮をなめきっている ただ海底基地の内部セットの美術デザインは007シリーズの影響を受けたのか少し垢抜けているのは評価できる それがただ一つのポイントだ では観る価値はないのか? 千葉真一が好きなら、実質的な米国デビュー作なので意味はある こんな出鱈さをタランティーノのように、呆れかえって楽しむことができるなら、そこにも意味はあるかもしれない しかし初代仮面ライダーの原型がここに誕生しているという意義はある 敵は007のスペクターがモデルだろうが、科学万能主義がショッカーを思わせる 半魚人は劇中でも改造人間であると台詞にある 半魚人が集団で襲ってくるシーンはショッカーの戦闘員と同じだと気付かされるだろう しかも主人公を改造人間にしようと手術を始めるのだ そのような目でみると本作の全体の雰囲気は確かに仮面ライダーのそれだ 本作は東映のヒーロー物テレビシリーズの出発点であると思う その大きな意義がある

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あき240

2.0大アマゾンの半魚人

2019年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 科学者グループによる世界征服を目論む新帝国。人間としての記憶を消し、心肺機能を海底に耐えれるように改造人間を量産する。謎を追う新聞記者の安部とジェニーが捕まってしまうが、何度も脱出しようとするも捕まり、皮膚だけ改造されてしまう二人。米軍も二人とハワード教授の捜索のため潜水艦を動かす・・・  なんだかミサイルのおかげで半魚人たちのコントロールができなくなり反逆が起こったみたい。その隙にまたもや脱出しようとする安部たち。脱出アクションがだらだらと続く・・・  最後はカプセルで脱出し、二人の皮膚も教授が治しちゃった・・・ということは、いつでも半魚人が作れるという意味もありそうな・・・  『大アマゾンの半魚人』そのもののような被り物だったが、これがまたアメリカとの合作というのだから、脚本には異論が出なかったのだろうか?全編が日本語吹き替え、千葉真一でさえ口パクっぽいから、彼も英語で会話してたのかもしれないな。彼の表情だけはさすが!

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kossy