怪談お岩の亡霊

劇場公開日

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解説

「炎の城」の加藤泰が自らの脚本を監督した怪談映画。撮影は「豪快千両槍」の古谷伸。

1961年製作/94分/日本
配給:東映

ストーリー

無頼の生活に明け暮れる御家人民谷伊右衛門に愛想をつかしたお岩の父四谷左門は、お岩を実家に引き取った。だが、貧乏浪人の左門である。たまる借金にお岩の妹お袖をあんま宅悦のもとに奉公に出した。裏に廻れば女郎屋をやっている宅悦である。嫌がるお袖をむりやり店に出した。喜んだのが、お袖の美貌に目をつけていた伊右衛門のバクチ仲間である直助であった。そこへ、親友の庄三郎に恋人お袖のことを聞いた与茂七が飛びこんできて直助を追い払った。だが、お国入りのため一時江戸を離れなければならない足守藩士の与茂七は、再会を約してお袖と別れるのだった。一足先きに引上げた庄三郎は、与茂七の羽織をきていたため、直助に間違って殺され、一方、伊右衛門はお岩を返さぬ左門を直助に誘い出させて斬殺してしまった。非嘆にくれるお岩お袖姉妹を、空涙で慰めた伊右衛門はお岩を引取り、お袖に仇討まで直助と仮りの夫婦になるように命じた。それから一年、一子をあげ産褥にあるお岩の美貌はおとろえを見せていた。直助は常時短刀を離さないお袖の堅い決意に未だ目的を遂げていなかった。そんな頃、伊右衛門の隣家に伊勢屋喜兵衛という金貨しが引越して来た。喜兵衛の一人娘お梅が伊右衛門に大変な熱の入れようだった。娘可愛さの喜兵衛夫婦は、伊右衛門の前に小判を山とつみお岩との離婚を頼みこんだ。伊右衛門の心はぐらついた。お梅の乳母お槙は血の道の妙薬といって、毒薬をお岩に与えた。伊右衛門は宅悦をおどしてお岩の「間男」にしたて、宅悦を我家に連れこんだ。宅悦はお岩の部屋に忍んで来て仰天した。お岩は毒薬のため顔が変貌していたからだ。そこへ伊右衛門が飛びこんで来て、二人を斬殺した。お梅と祝言の夜からお岩の亡霊が伊右衛門につきまとった。喜兵衛夫婦もお梅も、狂った伊右衛門の刃に倒れた。そんな頃、与茂七が江戸へ帰って来た。お岩の亡霊に悩まされた直助は二人に一切の悪事を懺悔した。親の仇とお袖は与茂七の助けを借りて伊右衛門宅に斬りこんだ。直助は伊右衛門に斬られ、伊右衛門は与茂七に倒された。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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