女賭博師十番勝負

劇場公開日:

解説

「眠狂四郎悪女狩り」の高岩肇が脚本を執筆し、「女賭博師みだれ壷」の田中重雄が監督したシリーズ第十三作。撮影はコンビの中川芳久。

1969年製作/84分/日本
配給:大映
劇場公開日:1969年5月1日

ストーリー

兼松組の女胴師大滝銀子は、不敗を誇る留造を破り、名実共に日本一の賭博師となった。しかし、兼松組の縄張りを狙う新興やくざの中井組は、客を横取りして兼松組を挑発した。銀子は兼松の苦悩を察して単身中井興業に乗込み、盆で決着をつけるよう申入れた。勝負はイカサマを見破った銀子の勝利となった。だが、悪辣な中井は、兼松を闇討ちにし、銀子にも刺客を放った。中井組に襲われ昏倒した銀子を救ったのは留造の息子健一だった。健一は父の無念を晴らすべく修行に専念していたが、盆のうらみは盆でと、意識を失った銀子を病院に運ぶと名も告げず去った。数日後、銀子を胴師として兼松の供養盆が行なわれた。しかし、病後の銀子は、再度挑戦された緋桜のお雪との勝負に敗れてしまった。一方、健一は伊豆を訪れた銀子に再会、留造の息子と名乗り勝負を挑んだ。だが、視神経をおかされている銀子に同情し、医者を紹介した。手術によって銀子の眼は全快した。しかし、東京に帰った銀子に、凶報が伝えられた。父が創業した大滝海運が中井と結びついた専務沢村に乗取られるというのだった。それから数日後、兄の隆治が襲われ他界した。銀子は単身中井組に乗込んだが、中井は健一を代表にたてサイカブ勝負を申出た。

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