劇場公開日 1971年4月28日

男はつらいよ 奮闘篇のレビュー・感想・評価

全19件を表示

0.5幼児◯愛者ではない。だから、マドンナではない。

2024年8月14日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5榊原るみは可憐だが、コメディ映画の役割とは思えなくて。。。

2024年7月21日
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泣ける

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楽しい

1974年4月公開。シリーズ7作目。
GW、盆と正月、親に連れられ寅さんを観ていた。
懐かしい。

監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
音楽:山本直純

本作から朝間義隆が脚本にクレジットされ、最終作まで続く。
朝間義隆と言えば、『幸福の黄色いハンカチ』が余りにも有名だ。高倉健を新たなステージに導いた名脚本だ。

「男の悲哀」「弱さ」「潔さ」「逡巡」
をセリフや仕草で表現するのが抜群に上手い。

お世辞にも二枚目とは言えない渥美清に、
国民が感情移入できた理由は、
朝間義隆と山田洋次が作品にかけた魔法にある。

渥美清、倍賞千恵子、前田吟に加え、
ゲストは、
【寅さんの実母・菊】:ミヤコ蝶々
【太田花子】:榊原るみ
【冬子(御前様の娘・初代マドンナ)】:光本幸子
【福士先生】:田中邦衛
ほかに、林家小さん、犬塚弘など。

◆寅さんの実母が、関西弁バリバリのミヤコ蝶々という変化球
◆さくらが異母妹であることをサラリと紹介
◆集団就職(地方と都会の格差拡大)
◆障がいを持つ女性をヒロイン役に設定
◆さくらのお出掛けモードファッション
(倍賞千恵子さん、素敵ですね)

障がいを持つ人をメインキャストに設定するのはなかなか難しいと思う。
演じた榊原るみは当時23歳、とても可憐で無垢な演技を無難にこなしている。

山田太一の『男たちの旅路』シリーズ『車輪の一歩』が正面からぶつかった代表作とするなら、
本作も、地方との格差と併せ、ひとつの問題提起をしたと思える。

山田洋次と朝間義隆の意欲を感じる。
だが、『男はつらいよ』はコメディに徹してほしい気がする。
腹を抱えて笑いたいからだ。

社会性のあるメッセージが含まれると、心から笑えない。
迷ったが、☆3.5としたい。

※ここからは余談

音楽を担当し、主題歌を作曲した山本直純は、
昭和の時代、クラシック音楽を身近に感じさせた功労者だ。
「大きいことは良いことだ〜」のCMは有名。

その昔、山本直純さんの死後、
山本直純さんが設立した音楽事務所であるオズミュージックと仕事することがあった。
みなさん、クラシック畑なのだが、
カラオケに行くと必ず、
「〽お〜れ〜がいたんじゃあ、お嫁に行けぬ」
が始まったのが、涙が出るほど懐かしい。
本シリーズを観るたびに思い出す。

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Haihai

4.0【粗にして野だが卑ではない男、寅さんの弱き人への優しさが溢れた逸品。知的障害を持つ青森の少女がマドンナと言う今までにない設定と彼女の先生を演じた田中邦衛さんの姿も嬉しき作品である。】

2024年5月17日
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知的

幸せ

■柴又に寅次郎の母・菊(ミヤコ蝶々)が訪れるが大ゲンカとなり、寅次郎は再び旅に出てしまう。
 彼は紡績工場へ出稼ぎにきていた花子(榊原るみ)と出会うが、津軽に帰りたいという彼女にとらやの住所を渡す。
 その後、花子は「寅さんのお嫁さんになりたい」と柴又にやって来る。

◆感想

・冒頭、青森から集団就職する学生たちに寅さんが”困ったら、柴又の寅屋に来いよ!”と励ましの言葉を掛けるシーンから始まる。
 寅さんの善性が溢れているシーンであると思うし、作品構成を見ても巧いと思う。

・花子を演じた榊原るみさんは、どこかで拝見した記憶があるが、多分(この時点で)一番若いマドンナだと思う。ハイトーンの歌声が美しい。

・花子は寅さんやとらやの人達に大切にされるが、東北の学校の先生(田中邦衛)が引き取りに来る。このシーンでの田中さんの演技(朴訥とした、口調も良い。)が、花子のことを心から心配し、大切に思っている事が良く分かるのである。

<今作の再後半では、寅さんからの寂しげなハガキを読み、心配したさくらが青森に行くが、花子の元気な姿を見て安心し、ラストは元気そうな寅さんがバスに乗って来ることで終わるのだが、山田監督の脚本(当時は、”原作”とテロップに出るのが新鮮。)が今作でも冴え渡っているのである。>

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NOBU

5.0シリーズ第7作‼️

2024年4月14日
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楽しい

全50作からなる「男はつらいよ」シリーズの中でも個人的に五本指に入る、大好きな作品‼️今回のマドンナは榊原るみさん演じる少し知恵遅れの津軽娘・花子。寅さんがそんな彼女の "保護者" になろうとするお話‼️冒頭、雪景色の北国で集団就職の学生たちを見送る寅さん‼️寅さんの母親・お菊のミヤコ蝶々さんが再登場、さくらに涙ながらに感謝するシーンはホント感動的‼️さすが寅のお母さん‼️サングラスと付け髭で変装した寅さんがとらやに探りを入れるシーン‼️大爆笑‼️花子の働き口を世話する寅さん‼️河川敷での花子のセリフ「私、寅ちゃんの嫁っ子になるかなぁ」‼️花子が帰郷したことを知らない寅さんに、アタフタするとらやの皆さん‼️「知りませんか?とは何だ?」‼️そして寅さんととらやの面々のやり合いを和ませる第一作のマドンナ、光本幸子さんの存在感も素晴らしい‼️そしてやはり、この作品の白眉は終盤の青森・津軽の描写でしょう‼️花子が自分の元から去った寅さんの寂しさや、兄が自殺したんじゃないかと心配するさくらの心情が、津軽の寂れた風景にマッチした素晴らしい名シーン‼️いつまでも心に残ります‼️
「夏になったら鳴きながら必ず帰ってくるあの燕さえも 何かを境にパッタリ姿を見せなくなる事だってあるんだぜぇ〜」‼️

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活動写真愛好家

5.0気持ちの良い一作

2023年9月15日
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人情や恋模様、気持ちの良い会話、「男はつらいよ」の良いところをしっかり見れると思います。当時の環境や風景も身近に感じられると思います。

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シャカ

5.0寅さんが結婚する!?

2022年3月28日
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マドンナは榊原るみ

寅さんは旅先で花子という少女と出会う。
彼女は障害を抱えていたが純真で素直な子だった。

やがて花子は柴又のとらやを訪ねていく。
そして帰ってきた寅さんと再会する。

寅さんはやがて彼女と結婚しようと考える。
しかし田舎から学校の先生が彼女の元に訪ねてくる・・・

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ちゃあるず

3.5多分、第三作

2021年11月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

母親(ミヤコ蝶々)や午前様のお嬢さん(光本幸子)が再登場し、第三作目のような雰囲気。
今回は障害を持つ少女(榊原るみ)と旅先で知り合い、柴又へ。
現代では難しい話だが、当時の日本人はこれを受け入れていた。

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いやよセブン

3.0ちょっと中弛みかな

2021年2月13日
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青森から出てきた田舎娘が都会で挫折。
しかも少し頭が弱いという設定の榊原るみさん。
帰ってきたウルトラマンの人やん!
映画の展開的にはちょっと物足りなかった。

この当時、まだまだ田舎の貧困と都会の発展で光と影が鮮明に浮き彫りになっている時代背景がよく分かる。
田舎の子たちは口減らしや稼ぎのあてとして中卒で都会へ出て行かされる。
集団就職のブームに乗らされ、地元にいたくても、勉強をしたくても、そんな思いは叶わない。
高度成長期とは言え、まだまだ日本は発展途上だったと気付かされる。

人情映画の寅さんだからこそ、庶民の鏡となるこの映画。
ただおもしろい!と片付けるには全然足りないと思う。

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零式五二型

4.07作中、一番の秀作

2020年5月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

本作は、シリーズ7作目だが、一番の秀作と評価します。笑って、泣けて、ラストもスッキリです。榊原ルミが、すごく可愛いです。もちろん倍賞千恵子も美しく、惚れてしまいそうないい女、いや、この表現は、不適切ですね、素晴らしい女性を演じています。各地(青森含む)のリアルな方言を駆使した、寂寥感漂う田舎の描き方は、山田監督ならでわです。

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マッチ

2.5明るくて活気がある!

2020年4月24日
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幸せ

Amazon Primeで鑑賞。
最初から最後まで明るく活気があって面白い!
他の男はつらいよと流れがちょっと違う感じもいい!

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_munakata

4.0今のご時世に観ると許されない人助けだが寅さんだからこそ。いつもとち...

2019年12月22日
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今のご時世に観ると許されない人助けだが寅さんだからこそ。いつもとちょっと違うマドンナの扱いもよかったと思う。母親菊子の絡みも愛情が溢れている

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tsumumiki

5.0寅さん探して三千里?

2019年11月6日
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笑える

悲しい

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しゅうへい

3.5演技が自然で毎度面白かった 毎度切ないねー

2019年8月25日
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演技が自然で毎度面白かった
毎度切ないねー

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ひでを

4.0寅ちゃんの嫁っこになる

2019年2月17日
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近大

3.5とてもよかった

2018年12月3日
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吉泉知彦

4.0寅さん大好き‼︎

2017年5月14日
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優しい寅ちゃん。106.2017.5.14

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enchang318

3.0成長神話の外側の人々

2016年8月11日
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泣ける

笑える

楽しい

冒頭、新潟県の山村で集団就職の旅立ちを描く。自分が生まれた時代にはまだこのような経済情勢であったことに驚く。この地方からの労働力こそが日本の高度経済成長のラストスパートを支えた。
 この作品は当時の日本の社会経済を映画のあちこちに描き込んでいる。このことは、映画が寅次郎と彼の周囲の人間を通して、何を描いているのかを考えるときに、非常な重要なものではないか。
 寅次郎と花子が百貨店をぶらつく場面がある。経済成長がこのような大型の小売店を出現させた。しかし、このシークエンスが描くのは、この二人が買い物をすべき場所ではないことであり、このことが社会経済の変動に撮り残された人間の姿を際立たせている。
 映画は、この二人がなぜ経済成長に取り残されているのかを描き切っている。
 花子も労働力としての期待をされて故郷を離れた。しかし、彼女にはその期待に応えるだけの資質が備わっていなかった。
 寅次郎も、今作での言及を待つまでもなく、産業社会では生きてはいけぬ人間である。隣家の印刷工場の職工たちに向かって「労働者諸君!」と偉そうに声をかけるのは、自分がそうした産業資本主義の部外者であることを自覚している証に他ならぬ。
 産業社会の内と外にそれぞれの住人がいて、一方にとっては自明のことでも、他方にとって不条理なことを、いくつもの具体例を出して映画は語る。
 花子が青森に帰っていったあと、柴又の人々が寅次郎に事情を説明する終盤のシーン。カメラは最前で悔しさをにじませる寅次郎ではなく、背後で困惑する桜たちにフォーカスしている。ほとんどの観客にとって、感情移入しやすいのは寅次郎を説得することに苦心する家族たちである。寅次郎の感情は理解できても、その行動や判断には同意しかねるこの人々の心象を映し出した見事なワンカットである。

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佐分 利信

3.02年たらずではや7作目、すごい人気だったんでしょうね。 安定の展開...

2016年8月10日
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2年たらずではや7作目、すごい人気だったんでしょうね。
安定の展開。面白いには面白いのだが、今回は1作目のようには感動できなかった。
慣れてしまったがためか、ミヤコ蝶々がちとうざかったか(笑)、知的障害という微妙なテーマがあったからか…
男はつらいよの感動の根幹は、家族愛。とりわけ、さくらの兄への愛なのです。そんなさくらを殴っちゃダメ!1作目とは状況が違うのです。
そんなひどい仕打ちを受けてなお、やきもきしつつ兄を想うさくらのエンディングの表情。倍賞千恵子、絶品(別嬪)です。

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はむひろみ

3.5東京のおもちゃ工場です

2008年12月15日

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shimo