喜劇 駅前競馬

劇場公開日:

解説

「続・鉄砲犬」の藤本義一がシナリオを執筆し、「喜劇 駅前番頭」の佐伯幸三が監督した“駅前シリーズ”十七作目。撮影は「新・事件記者 大都会の罠」の村井博。

1966年製作/91分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1966年10月29日

ストーリー

ホルモン料理屋「艸々亭」の主人徳之助夫婦、競馬新聞の社長次郎夫婦、それに風呂屋の主人三平夫婦は、亭主がそろって競馬好き、女房はいまだに子供のないのを嘆いているという共通点がある。ある日、馬太郎という男の予想で三十万円の大穴をあてた亭主連は、馬太郎に大ぼらを吹かれて、彼の故郷岩手にいる義経号の馬主になった。ところが、馬太郎は、なかなか義経号を手放そうとしない父親を説得させに鹿子をやっている段階なのだ。それに、義経号は競馬用の馬でないのでさっぱり走らない。ようやく鹿子が義経号をひっばり出してくるとヨシツネヒカリと改名して、猛訓練が始まった。一方、女房たちは子供がないのが自分たちのせいではないと分ると、次郎たちを説得して、子供を産むレースをやることになった。ここに、珍妙な二つのレースが始まり、夜は夜、昼は昼で、それぞれの夫婦は猛ハッスル。そんな時、馬太郎の父孫作が上京してきて、秘策をさずけた。ヨシツネヒカリを風呂に入れて体質改善をはかって理想的な馬を作り上げさらに、孫作の言葉を解するヨシツネヒカリにリモコンスタイルの無線を備えつけたのだ。かくてレースの当日になると、ヨシツネヒカリは優勝の呼び声高いへイケホマレに対抗。だが、孫作の言葉通りに走ったヨシツネヒカリは見事に逆転優勝した。四百万円の賞金に躍り上って喜ぶ三人に、三人の妻君が同じ出産予定日で妊娠したという知らせが届いた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0子作り競争

2019年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

薬膳料理屋の森繁久彌と淡島千景、競馬の予想屋のフランキー堺と大空真弓、騎手の三木のり平と乙羽信子、馬を育てた伴淳三郎、そのどうしようもない馬面息子が藤田まことで恋人が野川由美子。
三夫婦には子供がおらず、奥様達は不満気味で、子作り競争が始まる。
駅前シリーズは何が共通の設定なのかよくわからないのが面白い。

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いやよセブン

3.0☆☆☆★★ 森繁・伴淳・フランキー・藤田・三木・山茶花の喜劇人大集...

2018年7月28日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★★

森繁・伴淳・フランキー・藤田・三木・山茶花の喜劇人大集合。
加えて、淡島・乙羽・池内・大空・野川の女優陣。
これらが奇跡の一大コラボ。全員の喜劇演技がとにかく楽しい。

ところで、「俺にまかせておけ!」…って、ヨシツネヒカリ牝馬じゃないかよ〜!そこんところどうなのよ〜(^^;;

それにしてもとことん破茶滅茶な話だわ〜。
徹底的に競馬用語を下ネタとして使用。
よくぞそこまで。
そして、最終的には3組の1着同着って…藤本義一さ〜ん!あんたって…つくづくだよ〜(笑)

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