うる星やつら いつだってマイ・ダーリン
劇場公開日:1991年11月2日
劇場公開日:1991年11月2日
91年公開作品
アニメ化10周年記念作品
50周年になったら実写映画あるかな
同時上映
『らんま1/2 中国寝崑崙大決戦! 掟やぶりの激闘篇!!』
監督は『魔物ハンター 妖子』の山田勝久
脚本は『はだしのゲン・2』『ハローキティのおやゆびひめ』の高屋敷英夫と『うる星やつら オンリー・ユー』『うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ』『うる星やつら 完結編』『Dance with Devils Fortuna』『それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ』の金春智子
キャラクターデザインは高田明美ではなく『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』『鉄腕バーディー』『カードキャプターさくら』の高橋久美子
それ故になんか違う
粗筋
ある星の王家の姫ルピカは17歳
18歳の誕生日に女王になる予定だが王家の習わしとしてその誕生日の日に結婚しないといけない
家来から見合い話はたくさん持ち込まれたが全て断るルピカ
彼女には意中の男がいた
幼馴染のリオ
しかし彼は豆腐屋でその身分の差でルピカのことがいくら好きでも恐れ多く求婚なんてできなかった
自分からプロポーズするのではなくあくまでリオからプロポーズしてもらいたいルピカ
剛を煮やしたルピカは究極の惚れ薬を手に入れようと地球に向かい諸星あたるを攫う
その惚れ薬は宇宙一の煩悩の持ち主でないと手に入れることはできないからだ
あたる救出に向かうラムとその幼なじみ数名
難攻不落の仕掛けを潜り抜け見事惚れ薬を手に入れる諸星あたる
しかしルピカからすれば惚れ薬を手に入れたらあたるは用済みで見捨てられてしまう
立腹したあたるはルピカから惚れ薬を奪い友引町に戻る
同じく戻って来たラムはあたるから惚れ薬を奪い騙してそれを飲ませた
あたるがラムに惚れるように
しかしあたるが飲んだあとに見た女性はラムではなくルピカ
腹を立てたラムは残りの惚れ薬の容器ごと地面に叩き割ってしまう
だがそれがいけなかった
惚れ薬の効能をチャラにするにはまたその惚れ薬を飲むしかなかった
絶望するラムだっだが酒好きの占い師のアドバイスでその叩き割った地面から咲く花から出る蜜を飲ませれば元に戻るという
一方でルピカとリオの件だがリオがルピカにプロポーズし一件落着
トラブルに巻き込まれたラムとあたるだがなんとか元鞘に戻った
うる星やつらの王道ドタバタラブコメディー
やはりビューティフルドリーマーのようなシュールな路線は邪道である
転落するあたるらを救おうとお雪は冷凍光線で氷漬けにしてしまう
巨大な氷の玉となって地上を転がるあたるら
それをしのぶ竜之介サクラがバレーボールのように受け止めるシーン好き
キャストの役名の2番目下と1番目下は兵士Bと女の子Cとなっている
つまり兵士にAもいればおそらくCもいる
女の子も方もCがいるから当然AもBもいるがそれらは省略され表記されていない
たぶん一人二役以上の場合は省いているに違いない
惚れ薬をよく知る老人も支払いを請求するバーの男もキャストがわからない
声の配役
ラムの目を盗んでガールハントすることが生き甲斐の宇宙一の煩悩の持ち主こと諸星あたるに古川登志夫
「うる星」から父と共に地球侵略にやって来たがあたるに一目惚れし押しかけ女房のような形で諸星家に居候している鬼型宇宙人の娘のラムに平野文
ラムの幼馴染で海王星の王女かつ雪女のお雪に小原乃梨子
ラムの幼馴染で喧嘩っ早い姉御肌の弁天に三田ゆう子
旅の僧でサクラの伯父のチェリーに永井一郎
友引高校の保険医で巫女のサクラに鷲尾真知子
ラムの従弟で鬼族の幼児のテンに杉山佳寿子
面堂財閥の跡取り息子であたるのクラスメートの面堂終太郎に神谷明
あたるの幼馴染かつクラスメートで怪力の持ち主の三宅しのぶに島津冴子
ラム親衛隊のリーダーのメガネ(サトシ)にメガネに千葉繁
ラム親衛隊のリーダーのパーマ(コースケ)に村山明
ラム親衛隊のカクガリ(ヒロユキ)に野村信次
ラム親衛隊のチビ(アキラ)に二又一成
あたるのクラスの担任の♨先生に池水通洋
女なのに男として育てられ「俺は女だ」とよくキレる貧乏な藤波竜之介に田中真弓
娘を娘と認めず息子として育てている竜之介のバカな父親に安西正弘
友引高校の校長に西村知道
ラムの幼馴染でラムに恨みを持つ極端なぶりっ子のランに小宮和枝
ラムの元許嫁のイケメン鬼族だが食いしん坊で牛に変身するレイに玄田哲章
妻の尻に敷かれるしがないサラリーマンのあたるの父に緒方賢一
買い物中に息子から惚れ薬を預かるガミガミな専業主婦のあたるの母に佐久間なつみ
娘と地球侵略にやって来たがあたるに負けたことにより諦めあたるを婿殿と呼ぶようになったラムの父に沢りつお
夫に比べると華奢で17歳の娘がいるには若々しいラムの母に山田礼子
18歳の誕生日に結婚し女王になる予定も豆腐屋で幼馴染のリオが身分の違いからプロポーズしてくれないので惚れ薬を飲ませたいルピカに松井菜桜子
ルピカの幼馴染で宙に浮く自転車に乗って豆腐を売る豆腐屋のリオに古本新之輔
ルピカの城に仕える小柄な近衛の隊長に田の中勇
兵士Bに島田敏
女の子Cにトロリン
『うる星やつら』アニメ放映10周年記念として1991年に製作された劇場版6作目。
突然現れた自称“大宇宙の王女”・ルピカにさらわれ…正確には、美少女のルピカに自らさらわれたあたる。
ルピカはある目的の為にあたるを利用しようとしていた。
ラムはあたるを救出に向かうが…。
ルピカの目的とは、自身の恋成就。想いを寄せる幼馴染みの青年が居て、ある星に隠されている宇宙一の惚れ薬が欲しい。その難関を突破出来るのは、宇宙一の煩悩者だけ。
あたるの煩悩は宇宙レベル!
惚れ薬争奪戦の末、あたるが惚れ薬を飲んでしまい、ルピカを見てしまって…!
ラブにコメディにアクションに、『うる星やつら』らしいドタバタ劇。
お馴染みのキャラも多数登場。ツンデレなルピカのキャラもいい。
ヘンに作家性や独特の世界観出た作風ではなく、王道路線。
『うる星やつら』の一篇としては普通に楽しめる。
が…、
話はいささかこぢんまり。王道ではあるが、これと言って特色に欠ける。
何より、これが記念作で、あの『完結編』の後の映画最後かと思うと…。
面白味も内容も感動も余韻も何もかも、『完結編』には遠く及ばない。
いつもと変わらぬ作風や面々を見るのは嬉しいが、別に映画ではなく、TVSPでも良かったのでは…?
映画はやはり、『完結編』の有終の美であって欲しかった。
これが『うる星やつら』の締め括りと言うより、特別イベント・ムービー。
昨今で言うと『マジンガーZ』や『シティーハンター』のようなおまけのファン感涙ムービーと言った所か。
さて、久々の『うる星やつら』劇場版一気見も本作で終了。
また原作漫画やアニメを見たくなった。
やっぱり、いつだって『うる星やつら』が好きだっちゃ!
うる星やつら いつだってマイ・ダーリン
1991年うる星やつら 完結篇
1988年うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー
1986年うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ
1985年うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
1984年うる星やつら オンリー・ユー
1983年