「音が素晴らしい」宇宙戦艦ヤマト Basieさんの映画レビュー(感想・評価)
音が素晴らしい
昨日から限定上映されている4K版を見てきました。
50年近く前の作品です。
しかも総集編です。
4Kになったとは言え、映像の鮮明さは現代のアニメに勝ることはありません。
しかし、画面から伝わってくるエネルギーが現代のアニメとは違います。
なんだこりゃ的なシーンが多々ありますが、そんなツッコミも根こそぎ置いてきぼりにするパワーがこのヤマトにはあります。
もしかしたら、この感想にはノスタルジックな嵩増しが入っているかもしれません。
ただ、それを除いたとしても、万人を魅了しない作品になることはないでしょう。
真のエンタメとは、分かりやすいストーリーで、多少の粗があってもそれをどうでもいいと思わせるほどの熱量を持つ作品だと思っています。
宇宙戦艦ヤマトは正にそのジャンルに含まれる作品です。
余談にはなりますが、2199は嫌いではありません。しかし、熱量の差では圧倒的に本家に軍配があがります。
さて、今回は4K上映でしたが、磁器素材でリマスターした音声が素晴らしかったです。
モノラルだからこそのバランスの良さ。
明瞭なセリフ。
初端のヤマトのメインテーマで感動に打ち震えました。
目をつぶって音を聴くだけでも今回の上映は価値があります。
是非、劇場でご自分の耳で確かめてみてください。
コメントする