宇宙貨物船レムナント6
劇場公開日:1996年8月17日
解説
事故で操縦不能になった宇宙貨物船の乗組員たちの決死の脱出劇を描いたサイエンス・アクション。監督はこれが劇映画デビュー作となった万田邦敏。脚本は万田と「私を抱いてそしてキスして」の麻生かさねの共同。撮影はやはりこれが劇場映画デビューとなる小渕好久。また、日本映画界が誇るSF映画の一流スタッフが参加しているのも話題のひとつである。主演は「新・極道記者 逃げ馬伝説」の大和武士と、「喪の仕事」の田村翔子。“J・MOVIE・WARS・3”の1本として製作された。
1996年製作/45分/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:1996年8月17日
ストーリー
AD2046年、宇宙貨物船レムナント6は、物資と乗員10名を乗せて火星から地球へ向かっていた。ところが、その途中で、小惑星が衝突して船体が大きく破損する事故が発生した。この時、船の第一居住区にいた宇野航海士、システムオペレイターの西、火星生まれの少年・祥太、命令違反で身柄を拘束されている自衛官・後藤、そして後藤の護送任務にあたっていた滝沢と井上の6名は、居住区の酸素漏れから逃れつつ被害状況を調べようとするが、コンピューターが故障しており、正確な情報をつかむことができずエレベーター・ホールに立ち往生してしまう。そうこうするうち、事故や勝手な行動によって被害者が出始めた。船は操縦不能のまま軌道を失って暴走を開始、生き残った後藤と西、祥太の3人は、後藤のアイデアで居住区の回転を限界まで上げ、船体から切り放す方法に命を賭けることにする。後藤の活躍でピンチをくぐり抜けた3人は、見事脱出に成功した