「切れない縁」浮雲 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
切れない縁
1943年、日本が進駐していたフランス領インドシナ(仏印)。タイピストのゆき子は、農林省技師富岡と出会い、彼には内地に妻がいたが二人は親密になる。終戦後、ゆき子が東京の富岡を訪ねると、彼は離婚しておらず、失望。別れを決意するも、二人はずるずると。
お互いに別れようとするも、切れない縁。そして、まるでどこかに転落していくような展開。もし切れていたら、別な明るい未来があったかも、そう思わずにはいられませんでした。その微妙な機微を、二人の役者が絶妙に演じていました。
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