刺青 IREZUMI(1994)
劇場公開日:1994年4月3日
解説
息子を殺した日本人ヤクザを愛してしまった女と、悪徳企業に組を潰され復讐に燃えるその青年ヤクザを描くアクション。「ニューヨークUコップ」などに続く仲村トオル主演の東映Vアメリカ作品。監督のノーベルト・バーバ以下、主演の仲村や共演の石橋凌ら日本人俳優を除いて、アメリカ人スタッフ、キャストにより作られた。
1994年製作/92分/日本
配給:東映
劇場公開日:1994年4月3日
ストーリー
ハロウィンを間近に控え賑わうロスの街。スーパーで起こった日本ヤクザによる襲撃事件に巻き込まれ、ジーナはたった一人の息子・ダリンを失った。精神を患うほどのショックを受けたが、復讐の炎を燃やす彼女は、犯人の胸に描かれていた青い虎の刺青を手掛かりに、刺青師・スミスに会う。“青い虎には対になる赤い虎が存在し、お互いに引き付けあう”という伝説を聞いた彼女はスミスに赤い虎の刺青を入れてもらい、日本人が訪れるクラブでホステスをしながら復讐のチャンスを待つ。やがてヤクザ樋口元治こそ自分が探していた犯人だと直感したジーナは彼を追い詰めるが、逆に殺されそうになったところを彼の弟・聖次に救われた。一方、地元組織のボス・ソームズは報復戦を開始。聖次の目の前で組事務所は爆破され、元治や組員は皆殺しにされてしまう。その夜、悲しみと怒りに満ちた聖次を優しく受け入れ、愛を確認するジーナだったが、目覚めた彼女は聖次の胸に青い虎の刺青を見つめ、ショックを受ける。だが彼女には聖次を撃てなかった。聖次は警察の追及をかわし、たった一人でソームズの会社を襲撃し、ソームズを倒す。だが、ジーナの迷いの果ての復讐の銃弾が遂に聖次の胸を貫いた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ノーベルト・バーバ
- 脚本
- ジョエル・スワッソーン
- 原案
- 一瀬隆重
- 製作総指揮
- 渡邊亮徳
- 一瀬隆重
- W・K・ボーダー
- ジョエル・スワッソーン
- マイケル・レヒ
- 小峰昭弘
- 企画
- 黒澤満
- 撮影
- クリストファー・ウォーリング
- 美術
- アンソニー・スタブレー
- 音楽
- デビッド・C・ウィリアムズ
- 録音
- ジェレミー・ホーナック
- 編集
- キャロリーヌ・ロス
- 助監督
- マイケル・セダー