アナーキー・インじゃぱんすけ 見られてイク女
劇場公開日:1999年4月23日
解説
誘拐された少年を巡り、運命に翻弄されていく人間たちの姿を描いたクロニクル。監督・脚本は「汚れた女」の瀬々敬久。撮影を「THE FETIST 熱い吐息」の斉藤幸一が担当している。主演は、「エロスのしたたり」の佐野和宏と「新・団地妻 不倫は蜜の味」の佐々木ユメカ、「OLの愛汁」の佐藤幹雄。
1999年製作/68分/日本
配給:新東宝映画
劇場公開日:1999年4月23日
ストーリー
81年、女優になる夢に破れた傷心のミズキは、出来心から見ず知らずの福田と恵子の赤ん坊をさらう。89年、ソープで働きながら、女手ひとつでヨシキを育てていたミズキは、偶然知り合ったコンビニ店員のタツトシと同棲を始める。しかし、隠しておいた新聞記事でヨシキが誘拐した子供だったことが、タツトシにバレてしまった。焦ったミズキは、福田夫婦の様子を見に行ったタツトシを追って車を走らせるが、運転を誤って大樹に激突。帰らぬ人となる。99年、18歳になったヨシキは、自分が誘拐された子だと知ってグレていた。そんな彼は、福田夫婦が養子にとって育てていたマリと狂言誘拐を企てる。荒れる一方のヨシキに手を焼くタツトシ。彼は、犯罪に走るヨシキを食い止めようとするが、ヨシキは自分の人生はミズキとタツトシの嘘で作られたものだと怒りをぶつけ、タツトシに向けて銃を発砲。自らもまた、ミズキが死んだ大樹の下で命を絶つ。とそこへ車に乗ったミズキが現れ、乳児のヨシキを抱き上げた。81年の光景が再び始まった----。