AKIRAのレビュー・感想・評価
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映像美とありそうな話
原作を読んでからハマった
初見は世界観や絵柄、音楽などに魅力を感じたもののストーリーがよくわからず、そこまでハマっていなかったのですが最近原作を読んでハマりました。その後改めて映画を観ましたがとてもよかったです。
原作からの変更点はいろいろあるのですが、原作者が監督で脚本に携わっているだけあって全体的な雰囲気やストーリーの根幹は同じです。
映画は2時間にまとめるためキャラクターやエピソードを削っているので原作より鉄雄に焦点が当たっていたのがよかったです。少しずつ鉄雄が変化していく様子や金田への憧れ、劣等感等が映画の方がわかりやすかったです。しかしその分映画では金田とケイの関係があっさりしてしまっていました。
原作は映画より長い分、物語が壮大でキャラクターに深みがあり、個人的には初見の没入感は原作の方がありました。映画を観て世界観には惹かれたけど話がいまいちわからなかったという人は原作を読んでみるといいかもしれません。
とはいえやっぱり映画はAKIRAの世界に色がついて音がついて動きがついたものが観れるという感動があります。映画、原作ともにそれぞれの良さがあり、どちらもとても面白かったです。
現実の東京2020オリンピックは残念ながらバッハやる気満々です
久々に鑑賞
アキラの絵ってこんなものだったのかと少々拍子抜けてしまったが直に慣れてくる
昨今の萌えアニメのように女の子がちっとも可愛くないのがいい
初めて観たのは子供の頃だが当時はチンプンカンプン
それでもなんか知らないけどとにかく凄いという印象は頭の中に焼きついた
原作未読
原作者自ら映画化
原作はこんなもんじゃないと怒り心頭に発するのもいささか滑稽
2020年のオリンピックを予言したと一部の痛い人たちが大騒ぎしているが全くの偶然に過ぎない
全体的に観れば大友克洋の未来予想図は実際とはかなりかけ離れたものだ
それでいい
伝説のジャパニメーション
これを見ずして日本のアニメを語ってはいけない
少々グロい
顔色悪い老け顔の子供3人が印象的
ブクブクと膨れ大きくなる鉄雄の姿は圧巻
カオリ可哀想
あと声優陣のなかではケイの声を担当した小山茉美の印象が強い
ちなみに大学野球のメッカが物置きになると聞き僕も最初は東京五輪開催に反対はしていた
だが今も反対を続けている人たちはいかがなものかと思う
いまから初めて観るものではない
今見るとずいぶん印象が違うのかもしれない
今じゃ自慢できることなのかもしれない。この映画私は劇場で見ている。当時何とも思わなかったし、何かピンとこなかった。コミックには夢中になったのだが、映画では全体に音から受ける印象が良くなかった。
画期的と言われた口の動きと声優のセリフが同調するシステム。かなり違和感があります。現実に、あんな風に口を動かしてしゃべる人間っているんだろうか?音楽は、和のテイストを意識して太鼓の音とか、和声唱和とか使い方がしゃらくさい。少なくとも流行り歌を採用していないので今見ると、ずいぶん印象が違うのかもしれない。映像作家として大友克洋が世界的に評価されるきっかけになったので、きっと、たくさんの人が支持した結果なのだろう。
コミック版が中断した状態で映画が公開されたので、結末がどうなるのか気になった。それ見たさに劇場に運んだと言っても過言ではない。でも、当時がっかりしたのを覚えている。
2018.10.1
サイコーに気持ち悪い(褒め言葉)
DolbyCinemaの再上映にて。
公開から32年たった今でも斬新で度肝を抜かれる。
2回目の鑑賞だけど、最初画質の荒い2Kテレビで観たときと印象が全く違う!やっぱり映画は映画館で観てこそ「映画」だなと再確認。
DolbyCinemaは音響が頭おかしかった。
なんか隣のオヤジ喋ってんな、と思ったらガヤだったし、高音、低音の表現幅が広すぎてビビる。
上映終了後、とある2人組が「いやー音キモイよ!耳栓欲しかった」と話してたくらい。人生に残る映画体験でした。
それで作品は、というと。
もうね、独創性が洪水してますよ。
まず世界観から狂ってるし(いい意味で)、展開がもう訳分からんし(もちろんいい意味で)、どうやったらこんなバケモンみたいな映画を創れるのだろうか。
大友克洋すごいよ!頭の中どうなってるんだろう?
正直、2Kテレビで観たときはこの独創性とヒャッハーテンポについていけず「なんかすごいけど、気持ち悪いアニメだったな」ぐらいしか印象残らなかったけど、2回目は「なんだ!このクソ素晴らしく気持ち悪い映画は!」と強く印象に残った。
うねうねぐちゃぐちゃした作画だけで「AKIRA」という味が出るし、芸能山城組の音楽が凄すぎる!「ラッセーラー」とか「ヒーハー」、「カランカラン」など人の生声を音楽に起用する発想が既に頭おかしいし、それに和太鼓の低音と高音を併せ持った音や民族的なリズムなどを組み込んでくるから唯一無二の音楽となってる。
それが狂い乱れたAKIRAという世界観にピッタリマッチしておりまさに完全無欠の存在!
これは世界に自信を持って誇れる作品だ。
日本映画は現代こそ重苦しい人間ドラマが世界向け作品のジャンルだけど、実は日本独特な風俗の乱れやぐちゃぐちゃとした独創性溢れる作品など、日本人ならではの暑苦しさをメインに描いた映画の方が世界に誇れるジャンルのなのかもしれない。
本作も黒澤明や北野武、宮崎駿、「三大ジャパニメーション」と勝手に括っている『パプリカ』と『ゴーストインザシェル』もそうだし。
もっとこういった映画が増えることを願う。
余談
「かぁーねぇーだァーー!」
「さんをつけろよデコ助野郎!」
ってやり取りが大好きすぎる。
近未来の非現実感×大迫力のIMAX
今年の6月ぐらいかな……?
ちょっと前に緊急事態宣言が出たこともあって、人の動きが少ない時に見ました。映画館も当然人数制限していた頃。IMAXシアターだったので、馬鹿みたいに広いのに観客は10人ぐらいしかいない。
例年だったら、まああり得ないような環境下で見たこの作品は、個人的に今年のナンバーワン映画でした。
AKIRAといえば、ヴィレヴァンにある、やったら分厚い漫画という印象しかないような2000年生まれにとって、初めてAKIRAがどういう作品なのか知る機会でした。
AKIRAって、主人公じゃないのか笑
まずそこから入るぐらい無知だった私ですが、すぐにその世界観にのめりこみました。
設定は2020年というのに、とても近未来で個性的で独特な世界だなと思いました。
作品が作られた当時のファッションと希望に満ちた未来が凝縮されたようなその世界に私は生まれたかったものだと、感じずにはいられません。
話のあらすじは他の人がしてると思うので、本当に感想しか書きませんが、音響はIMAXということもあり素晴らしいし、映像は遥か昔描かれたとは思えないほど繊細で鮮やかで、昨今のアニメーションよりけた違いに魅力的に映りました。
セル画はやっぱり良いっすよね。
混沌とした現代にバブル期の余裕をビシビシ感じる機会があるとは。
同年代にこそ見てほしい映画です。
映画は映画の、漫画は漫画良さがありますね。
ドルビー劇場での上映。配信やDVDでは観たし、漫画は何度も読んだ作品。
SF漫画で3つ挙げろと言えば「AKIRA」「攻殻機動隊」「火の鳥」になるかな。ガンダムや松本零士はSFよりも人間ドラマが強く感じます。
冒頭の5分ぐらいのバイクのチェイスシーンが痺れますね。テールランプを線で描く技法や、金田がバイクを横滑りさせながら止まるシーンは、やっぱカッコいい!
鉄パイプを引きづりながら、ってカットは、本家のAKIRAよりも、パクリのブラックレインの方がカッコいい。
やっぱ「破壊と暴力」の作品ですね。モノが壊れるさまを描くことで、美しさと力強さを表現している。エヴァも「破壊の美学」ですよね。まあ、この時代のアニメや漫画の世界でAKIRAの影響力は絶大でしたでしょうから。
映画としてどうか、と言われると。。。正直、SFとしての面白さは漫画を読まなくては分からんし、大友克洋の圧倒的な絵のうまさも、漫画であってのものかな。原作の分量を2時間の映画にぶち込む訳だから、そりゃ限界あります。でも、冒頭の15分ぐらいのカッコよさは必見ですね。最後の崩壊シーンは、やや力尽きた感が否めないな〜、漫画の3巻の終わりの迫力には遠く及びませんね〜。あと、原作漫画とは違い、ドラックの表現が少なくなっていましたね。
劇場で初めて観たので「ドルビーシネマ」でどうの、ってのはよくわかりませんでした。スクリーンの迫力で圧倒されてたので音の方は、、、う〜ん。
もう一枚買わなきゃ
IMAX鑑賞、最高
小さい頃にテレビで見た、鉄雄の体がブクブクになってくキモイシーンと、老いた子供の記憶しかなかったから大人になって映画館でしかもIMAXで観れるなんて生きててよかった。
この頃はまだCGを使うのこともほとんどされてなかったはず(エンドロールにはCG制作についてスタッフが流れてたけど)だろうし、ネオ東京の背景画とかカメラワークはアニメーションで再現されたようにしか見えないし、それがアニメーションで再現されていたならどれだけクールな背景なのかととにかく感動。
バイクのシーンもアニメーションメインで作られてるならあの当時のアニメだったら本当にビックリしたんだろうなと思えるくらい、自然でかっこいいバイクアクション!
ストーリー設定もあの当時は、ああいう特殊能力のある人間を使って世界を破滅させる研究するとか、そういうものの先駆けだったんだろうなぁ…
今観ても感動だったけどリアルタイムで今の歳で観ていたらどんな気持ちだったのか感じてみたかった
日本アニメーションの素晴らしさ
戦争で荒廃した近未来の東京。偶然、軍事機密と接触した為に戦いに巻き込まれる少年の闘いを描く物語。
日本アニメの完成度を世界に知らしめた作品ですね。因みに、原作は未読です。
映像の緻密さ、アクションシーンの「スピード感」と「迫力」、それを支える「作画のレベル」。そして独特の世界観。どれをとっても評価に相応しいものでした。
鉄雄の、金田に対する屈折した感情設定が見事でした。それに対する金田の「鉄雄は俺たちの仲間だ。俺たちが倒すんだ」の言葉も、金田らしくて好感です。
ただ評判程の評価をしていないのは、キャラクターデザインが好みでない、という極めて個人的な趣向。
また、あれだけの破壊があったのに、市民の死体が描かれていないことも気になりました。アニメなので当たり前ですが、少し絵空事にされたように感じます。
最後に、ややエンディングに余韻を残そうとし過ぎているようにも感じました。ケイを特別な存在にしてしまったことも含めて、蛇足を差し込まれた印象が強く、個人的にはマイナスを感じました。
それでも、流石と思える完成度で、何度観ても飽きない名作だと思います。
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