赤胴鈴之助 三つ目の鳥人

劇場公開日:

解説

赤胴鈴之助シリーズの第七作。脚色は前作の松村正温に、岡本繁男が加わり、監督は「日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里」の森一生、撮影に「月姫系図」の宮川一夫と新しいスタッフ。主演は梅若正二、林成年、黒川弥太郎、中村玉緒と今までと同様だが、近藤美恵子も加わっている。色彩は大映カラー。

1958年製作/71分/日本
原題または英題:Bird Man With Three Eyes
配給:大映
劇場公開日:1958年3月11日

ストーリー

江戸の町に、三つ目の鳥人が現れ、戌年生れの子供を次々とさらった。赤胴鈴之助が剣術指南をつとめる江戸町奉行土井安房守の若殿鶴千代も、どうやら鳥人に狙われているらしい。彼のたっての頼みで、鈴之助がやむなく、彼を浅草のお化け屋敷へ遊びに連れ行った時、鶴千代は鳥人にさらわれたが、来合せた雷之進の協力で、取り戻した。鈴之助はそのことで出入りを差し取められたが、深夜しのびこんだ鳥人に、若殿がさらわれかけたとき、再び救った。曲者は鈴之助だとされたが、侍女萩乃はその誤解を解こうとした。彼女の母はお化屋敷の主お力、鳥人が落して行った印篭は父のものだった。つめよる萩乃に、お力は何も知らぬと言う。もう一人侍女しのぶはお力のもとへ住みこみ、その動静を探った。物太夫と岳林物がお力の手下になり、鈴之助をつけ狙っていた。鳥人は鈴之助の真空斬りを使って町人たちを苦しめ、その罪を彼になすりつけようとした。鳥人が千両箱を盗み出した時、鈴之助が現われたが、お力の魔法の玉の威力で倒れた。鳥人は彼に千両箱を抱かせて逃げ去った。鈴之助は怪盗として、与力筆頭の主水らの追究を受ける。鶴千代の厄払いにきた祈祷師は鳥人の変装だった。一同を眠らせ、鶴千代を奪って逃げた。鈴之助が救おうとしたが、鳥人の加勢で捕手たちに捕った。彼は病気の安房守の代理の主水のために、江戸中引廻しの上、鈴ケ森で処刑にあいかけた。お化屋敷では、鶴千代の身代金を持参した安房守が一味に取り囲まれた。彼は十余年前盗賊稲妻組を召し捕ったことがあるがその首領の妻がお力であり、子が鳥人の松太郎だったのだ。筋違いの仇討ちだ。萩乃が忍びこみ、お力たちを止めるが、無力だった。鈴之助は虚無僧姿になった千葉周作らに助けられ、お化け屋敷へ駈けつけた。鈴之助、しのぶの助力で鶴千代親子を救い出し、千葉道場の人々と共に、親子を捕えた。萩乃のいさめに松太郎もうなだれる。--鈴之助は再び鶴千代の剣術指南に返り咲いた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0ちょっとどんくさくなった

2020年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

江戸に三つ目の怪人が現れ、子供たちをさらっていた。
お化け屋敷が怪しいのだが、鈴之助は脳天気で敵の罠にはまり続ける。
剣は強いかもしれないが、もう少し賢くならないと・・・。

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