逢いたくて逢いたくて
劇場公開日:1966年6月1日
解説
「大空に乾杯」と同じく白坂依志夫と中野顕彰が共同でシナリオを執筆、「マカオの竜」の江崎実生が監督した青春もの。撮影はコンビの横山実。
1966年製作/89分/日本
配給:日活
劇場公開日:1966年6月1日
ストーリー
白川道子は親友のエリ子と共にW大学に入学し、“イタリア文化研究所”に入った。部は全員で六名という小さなものだったが、道子たちの好きなカンツォーネをやっていた。ところが、万年学生の小橋が授業料に窮して楽器を質入れしていて、部の運営が行きづまっていた。そこで道子は“園まりそっくりショー”に出て賞金を稼ごうとした。道子は園まりにそっくりだったから、見事当選して二万円をせしめた。だがそれも小橋の授業料のため半分消えてしまった。それで今度は、道子たちみんなでアルバイトをすることになった。そんなある日、道子の前に五人組が現われ、園まりのマネージャー谷井のところに連れていった。谷井は、二十万円のお礼をするから園まりの代役をやってくれと道子に願んだ。園まりは喉の病気で声が出なくなったのだ。道子は喜んで、一週間の約束で承知し、さっそく園まりとして活躍を始めた。そして部の方には新しい楽器を贈ってあげた。だがカメラマン梶貫太郎は園まりの挙動に不審を抱いていた。いつもの園まりとどこか違っているのだ。梶は道子につきまとって真相をさぐった。ある日、園まりが苦手な英語を流暢に話したことから、梶は園まりの正体を見破った。だが何故かそれを暴露する気にはなれなかった。そんな梶に道子は恋するようになった。しかし梶にはすでに婚約者恵子がいた。道子は潔ぎよく自分の片想をあきらめ、深夜のしストランで全てを打ち明けた。梶は、平凡な女の子としての幸福をつかんで欲しいと道子に言うのだった。やがて約束の一週間が過ぎ、道子は平凡な女の子にかえって大学へと戻っていった。
スタッフ・キャスト
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白川道子園まり
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梶貫太郎渡哲也
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田波恵子松原智恵子
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園まり園まり
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伊東ゆかり伊東ゆかり
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中尾ミエ中尾ミエ
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竹中和田浩治
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山本木下雅弘
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島内杉山元
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エリ子梶芽衣子
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小橋作造小沢昭一
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谷井高橋昌也
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加藤加藤茶
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いかりやいかりや長介
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デブ高木ブー
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荒井荒井注
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仲本仲本工事
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渡辺部長伊藤寿章
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宮原深山ゆり
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社研の学生糸賀靖雄
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自動車部の学生桂小かん
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詩吟の女子学生加藤ヒロ美
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リーダーの学生ブルーエース
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ドラムの学生ブルーエース
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ローマ屋近江大介
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大学経理課員千代田弘
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君江新井麗子
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ネジリ鉢巻の男榎木兵衛
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記者・A中根実
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記者・B野村隆
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記者・C久遠利三
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鑑識課員岩手征四郎
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刑事青木富夫
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アナウンサー柳瀬志郎
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船内の司会者八代康二
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支配人英原穣二