「【”正しい選択”若きケイシー・アフレックが、名優モーガン・フリーマンと対峙する社会派サスペンスミステリー。後半の展開は重い余韻を残す作品である。】」ゴーン・ベイビー・ゴーン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”正しい選択”若きケイシー・アフレックが、名優モーガン・フリーマンと対峙する社会派サスペンスミステリー。後半の展開は重い余韻を残す作品である。】
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■ボストンの小さな町で4歳の少女アマンダが誘拐される事件が発生する。少女の叔母ビーから捜査の手伝いを依頼された地元出身の若い私立探偵・パトリック(ケイシー・アフレック)とアンジー(ミシェル・モナハン)は、誘拐事件捜査を伝手を伝って行って行くが、徐々に真相に近づくにつれ、信じがたい現実に突き当たる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・デニス・レヘインの原作「愛しき者はすべて去り行く」は読んだ事が有るので、内容はほぼ原作通りだったが、若きケイシー・アフレックの様々な予想外の出来事に驚きつつも、自分の信念を貫く姿が印象的である。
・アマンダのジャンキーな母親ヘリーン(エイミー・ライアン:この作品の駄目母演技でブレイク)の、娘が無事に戻ったのに、変わらない駄目母振りを観るパトリックの表情が切ない。
<マサカノ真犯人が捕まり、パトリックの選択が正しかったのか、彼の元を去ったアンジーの選択が正しかったのか、実に重い余韻を残す作品である。
俳優ベン・アフレックは今作後の監督作「アルゴ」を観ても、盟友マット・デイモンと書いた脚本が優れたる名作中の名作「グッド・ウィル・ハンティング」を観ても、稀有なる資質を持つ方だという事が分かる作品でもある。>
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